10連休の後の週末に以前に登ったことのある雲取山に出かけた。前回は日帰りのピストン登山であったが今回は以前から歩いてみたかった三峰からの縦走のコースである。 今回のコースは 三峰神社駐車場10:34~11:23二股桧11:41~12:35霧藻ヶ峰休憩所12:47~14:10前白岩山14:15~14:58白岩山15:03~16:25雲取山荘(泊) 5:49~6:28雲取山6:42~7:05小雲取山~7:34奥多摩小屋~8:29七ツ石山8:41~8:59七ツ石小屋9:12~11:07登山口11:10~11:40鴨沢 の二日で約20.5Kmのコースである。 |
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雲取山はこのあたりです。
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踏破ルートです。
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「雲取山」ルートと時間
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1日目
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三峰神社の駐車場に着くと 観光客が結構多かったが登山者はそれほど多くはないようである。駐車場から階段を上り三峰神社方向に向かうが 途中から登山道へ入る。 |
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登山道へ入るとアズマシャクナゲが咲いているが どうやら自然に育ったものではなく植えられてもののようである。 山道の下草はほとんど生えていないが コウライテンナンショウがにょきにょきと生えている。 |
アズマシャクナゲ |
コウライテンナンショウ |
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このあたりは三峰神社奥宮のある妙法ヶ岳への参道になっているので鳥居が現れる。 鳥居のところには手動カウンターが並んでおり 行き先毎のカウンターをクリックして登るようになっている。 鳥居をくぐり 新緑のなか 緩い登り坂を登っていく。 |
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少し登れば 妙法ヶ岳への分岐に来る。妙法ヶ岳へ向かう左手の登山道には鳥居があるが ここでは右手の道を進む。 道は相変わらず新緑の緩い登りである。 |
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ミツバツチグリ |
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あまり花の咲いていない道でもちらほらと咲く花を見ながら進めば二股桧に着く。 二股に分かれる場所でもないようだが とにかく休憩する。 |
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タチツボスミレ |
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二股桧から桧林を登って進むと 妙法ヶ岳の奥宮からの道と合流する。 |
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桧林を進むと炭焼平に来る。ここには 石積みの炭焼き窯の跡が残っている。 相変わらず登りは緩い。 |
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緩い登りの前方に数段の木段が見えればすぐに地蔵峠である。峠という名がついているが見た目あまり峠のような地形ではない。 地蔵峠を越えても相変わらずの緩い登りである。 |
アセビ |
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緩い登りもだいぶ登ったため標高も高くなってきた。右手には両神山などの山々が見えている。 登りにも階段道も現れるようになる。 |
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秩父宮記念碑を過ぎ階段を登ると霧藻ヶ峰の標識がある休憩所に到着する。霧藻ヶ峰のピークは少し前に通過したはずであるがなぜかここに霧藻ヶ峰の標識がある。 |
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霧藻ヶ峰休憩所からは三峰神社の駐車場が見え その上方に両神山が見えている。靄がもう少し少なければ素晴らしい景色だろう。 この登山道 埼玉県が雲取山までの距離を表示していて ペースをとるのに役立つ。 |
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緩い登り下りを進むと お清平に来る。ガイドブックによれば この先はかなり急な登りがはじまるようである。 |
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登りはだんだんと急になり 岩も目立つようになると 鎖がかかった所も現れる。しっかりと造られた木の階段を登っていく。 |
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岩が露出したり 木の根が露出した急な登りが増えてくる。このあたりからがこのコースの踏ん張りどころである。 |
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岩の露出した急な登りを登っていくと 前白岩の肩に出る。まだまだ前白岩、白岩と越えていかねばならない。 |
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急になったり少し緩くなったりと変化のある登りを続けると前白岩山に到着する。ここで今日の工程のほぼ半分であろうか。 まだまだ先は長い。 |
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前白岩山からは一旦下る。下りきった所あたりに白岩小屋の廃墟が残っている。このあたりの山小屋では閉鎖されたものが多いように思う。 下った後は登り返しが始まる。 |
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前白岩山からの下りのあとは登りが始まる。三峰神社から7kmまで来た。 |
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前白岩山から下って登り返すことほぼ1時間で白岩山に到着する。ここは 縦走路から10m位外れたところに山頂があるが見晴らしは効かない。 白岩山を越えればまもなく芋ノ木ドッケである。地図の位置と少し違うような気もするが ピークを捲くようにして進む。 |
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芋ノ木ドッケの標識から右手のピークをまく道を進む。ここからは 折角登って来た道をどんどんと下っていく。下りの階段道もある。次の登りが少し心配になる。 |
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緩い下り道が続くが 樹林の間から雲取山が見えてきた。 平坦になったり少し下ったりを繰り返しながらも 下りが続く。このあたり立ち枯れた木や倒木が多い。 |
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やや登りはじめたころ 右手に鹿がいた。休憩所の御主人が「鹿に声をかけると寄ってくるが餌はやらないように」 と言っていたが 声をかけても寄ってこない。 |
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バイカオウレン |
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緩い登りとなった両側に笹の茂った道をすすむと 右手に雲取ヒュッテの廃屋が見えてきた。この山小屋も封鎖されて久しいようだ。 このあたりから登りが急になるが間もなくテント場が見えてくる。 |
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テント場の前を通過すれば この日の宿 雲取山荘に到着である。満員ではないようだが多くの登山者で前庭はにぎわっていた。 |
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2日目
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二日目の朝は少し雲もあるようだが4時43分頃に日の出を見ることができた。 朝食を食べて出発準備をする。 |
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山荘からはまず木のデッキを登る。登ったあたりに田部記念碑がある。 記念碑をすぎれば 結構急な登りが始まる。 |
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急な登りを20分ほど登ると初代の小屋番の鎌仙人(富田治三郎)のレリーフがあるが 登山道から眺めるだけで山頂に向かう。 |
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さらに登れば間もなく雲取山の山頂である。多くの人でにぎわっている。 山頂からは富士山や南アルプスが見えているが靄ではっきりとは見えないのが残念であった。 |
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← 左右に動かせます → | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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山頂には明治時代の原三角点が残っている。この原三角点は日本に三か所しか残っているのが確認されていない。 残りは米山と白髪岩である。 三角点のあるところは 東京都と埼玉県の境であり、山頂から少し下がった山梨県との県境近くに「山梨百名山」の標柱が立っている。 |
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左手の避難小屋は改装工事中のようであるが ここも良い展望である。 ← 左右に動かせます → | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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避難小屋からは防火帯のような巾の広い尾根道をゆっくりと下っていく。右手には富士山や南アルプスが薄っすらと見え続けている。 登山道の両側の唐松は芽吹きはじめである。 |
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気持ちの良い尾根道を下っていく。南アルプスもまだうっすら見えている。 |
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尾根道から左手の笹の道に入ると小雲取山の山頂であるが 小さな標識があるだけである。 再び登山道にもどると 富田新道と鴨沢方面の分岐に来る。ここからは鴨沢方面に下っていく。 |
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分岐からは急な下りが始まるが、下りの真正面に富士山が見えている。 |
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鴨沢への下り道にも距離を示す標識があったが このあと全く目に留まらなかった。埼玉県の距離標ほど役に立っていないようである。 下りのあとに登り返せば頂上部でも正面に富士山が見えている。 |
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下ったり登ったりをし、雲取山へのまき道の分岐を過ぎれば間もなく奥多摩小屋がある。この小屋 今年3月で閉鎖されている。 |
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再びアップダウンの少ない尾根道を歩くと 丸太をHの字に埋め込まれたヘリポート脇を通過する。 |
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更に尾根道を進んでいくと 巷では格好の被写体となっているらしいダンシングツリーを通過する。 この先唐松の林に入っていく。 |
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緩やかな下り道を進むと前方に分かれ道がみえてくる。ブナ平である。右の道が鴨沢への道であるが 左の七ツ石山へ寄り道する。 |
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ブナ平から登ること10数分で七ツ石山の山頂である。ここからの展望も良いが相変わらずの靄というか霞というか遠い山ははっきりしない。 雲取山とここまでの尾根がよく見えている。 |
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東京都 七ツ石山 山頂からの展望 2019.5.12 |
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七ツ石からは樹林帯の下り道となるため 見納めの薄っすらとした富士山に分かれを告げ下り始める。 大きな岩を過ぎれば 七ツ石神社がある。 |
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七ツ石山のあたりいろいろな道があり分かりにくいが縦走路から鴨沢への分岐で右に降りていくと七ツ石小屋がある。 |
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七ツ石小屋から急な坂を下っていくと 今度はブナ坂からの道と合流し、さらに下っていく。 |
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下り坂右手の斜面に2本の山桜が花を残していた。 下りはつづら折りにどんどんと続く。 |
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つづらの下りが終わると傾斜は緩くなるが 長い長い下りが続く。ミズナラの樹林帯に入ると新緑がきれいである。 新緑の次は杉林である。 |
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ヒトリシズカ |
右側の斜面にたくさんのヒトリシズカが咲いていた。ヒトリシズカを眺めながら杉林の中をくだっていると左下に林道が見えてくる。 |
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林道が見えてもなかなか林道に降りず並行して下っていくが やがて見えていた林道に合流する。この登山口には結構目立つ看板が出ている。 途中藤の花を見上げながらこの林道を下っていく。 |
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林道を少し下ると町営の駐車場があるが その横の近道と書かれた山道を進む。 15分くらい山道を下っていくと舗装道路に合流し間もなく鴨沢のバス停に到着し今回の登山は無事終了である。 |
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おまけの温泉情報は道の駅丹波山にある のめこい湯である。単純硫黄温泉ということで日帰り\900である。 道の駅から歩いて吊り橋を渡った対岸にある。 |
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GoogleMapで |
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今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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西側の金峰山上空から見た鳥瞰図で、赤線が今回のルートである。 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地図情報)、数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地名情報)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平30情使、第1638号)」 |
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距離は歩数計・カシミールから、登りはカシミールで算出した |