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月山 [がっさん]   2015.7.13-14(2015.7.19作成)

以前 台風で登れなかった月山に台風が来る前に登ろうと出かけた。

午前中に羽黒山を散策したあと バスで8合目までやってきて登山スタートである。

今回のコースは 8合目15:08~16:33仏生池小屋(泊)5:00~月山6:18~牛首7:05~金姥7:25~8:07装束場8:15~湯殿山神社9:05 の約10.6Kmのコースである。

月山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「月山」ルートと時間
8合目15:08
仏生池小屋16:33(泊) 5:00
月山6:18
牛首7:05
金姥7:25
装束場8:07-8:15
湯殿山神社9:05
1日目
八合目

8合目の展望台から見ると朝日連峰が良く見えるが 月山山頂は手前の山が邪魔して山頂がちょっと見えるだけである。

散策路に大勢の観光客が登って行ったので少し待って 登山口へと向かう。

今回はスタートが遅いので参詣所には寄らず最短の散策路から山頂を目指した。花の山だけに多くの花が咲いている。

登山口
ヤマハハコ
ヤマハハコ
キンコウカ
キンコウカ
コメツツジ
コメツツジ

花が両側に咲いている木道を進むと前方に池塘が見えてくる。

木道
池塘
分岐

池塘の先で参詣所の方に行く散策路と月山山頂への分岐に来るので ここで右手の登山道に入って行く。

山頂目指す修験者や参拝者が多いためだろうか石畳の道になっている。

石畳の道
チングルマ
チングルマ(綿毛)
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
ウサギギク
ウサギギク
ナンブタカネアザミ
ナンブタカネアザミ
登り道

石畳になったり岩のごろついた道になったりの登り道を進む。

振り返ってみれば鳥海山が良く見えている。

鳥海山
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
ハクサンフウロ
ハクサンフウロ
マルバシモツケ
マルバシモツケ
シロバナハナニガナ
シロバナハナニガナ

道の両側の花を楽しみながら 最初の小ピーク 一の岳方面へと登って行く。

振り返ってみれば周囲の山もかなり見えている。

一の岳
イワカガミ
イワカガミ
ナナカマド
ナナカマド
← 左右に動かせます →
雪渓

小さな雪渓が現れた。数mなので難なく通過。

ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
たたみ石
たたみ石

たたみ石というところまで来た。この標柱 字が薄れて良く見えない。

石畳の小さな広場ができている。これが名前の由来??

ハクサンシャジン
ハクサンシャジン
ミヤマリンドウ
ミヤマリンドウ
コバイケイ
コバイケイ
チングルマ
チングルマ
仏生池小屋

8合目から1時間25分くらいで 仏生池小屋が見えてきた。小屋の近くでは既に到着した登山者が散策していた。

小屋の前には仏生池があり かえるが鳴いている。

仏生池
夕食
夕食

この日は仏生池小屋に宿泊である。

平日であったためか 参拝者10人、登山者5人ほどの宿泊であった。

朝食
朝食
2日目
日の出
岩道

翌朝 起きてみたらすでに太陽は登り始めていた。

二日目も天気はよさそうであるが風が強い。

朝食を食べ 出発。岩のごろついた道を少し登って 小屋を振り返ってみる。

← 左右に動かせます →
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ
ネバリノギラン
ネバリノギラン
ウラジロヨウラク
ウラジロヨウラク
ミヤマカラマツ
ミヤマカラマツ
行者返し

岩の道を登って行くと 「行者返し」の標柱が立っている。修行の足りない行者はここで羽黒山に帰されたそうである。

標柱の少し上に社がある。

行者返し
緩い登り

行者返しを過ぎると登りは緩くなり、山頂が見えてくる。

山頂方面
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
ミネヤナギ
ミネヤナギ
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
木道

石畳の道が木道になると ミネウスユキソウが沢山咲いている。

更に頂上に近づくと石畳の道は残雪に覆われている。残雪の端を歩いていく。

残雪
ミツバノバイカオウレン
ミツバノバイカオウレン
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
ヒナザクラ
ヒナザクラ

残雪の端を歩いていると 月山神社が見えてくるが ロープが張られている。どちらに行けばよいのか少し迷うが とにかく坂を登ってみると 三角点があった。

月山の最高点には 神社の本宮が立っているので 少し離れた場所に三角点はある。

再び残雪のところまで下り 本宮を目指す。

三角点
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
ベニバナイチゴ
ベニバナイチゴ
シナノキンバイ
シナノキンバイ
本宮

月山の最高点には 月山神社の本宮が鎮座している。この入口から中はご神域のため撮影禁止である。

本宮からは湯殿山方面へと向かう。本宮のすぐ先に頂上小屋がある。中で朝食を食べている人を見ながら通過。

頂上小屋
山頂方面

頂上小屋から100m位進むと周囲が開けた分岐点に来る。ここで山頂方面を見れば最高点に本宮が鎮座しているのが良く分かる。

湯殿山方面を見れば朝日連峰方面が良く見えている。

朝日連峰
← 左右に動かせます →
イワオトギリ
イワオトギリ
エゾシオガマ
エゾシオガマ
下山ルート

山頂付近では相当強い風が吹いていたが、湯殿山方面に下り始めると 多少は風がさえぎられるようになった。

前方を見れば 尾根伝いの下山ルートが見えている。

← 左右に動かせます →
石畳道

湯殿山への道も緩い坂の部分には石畳が敷き詰められている。

山頂からの下りでは あちこちに残雪が見える。

イワイチョウ
イワイチョウ
牛首

石畳みの道を更に下ると 月山リフト方面への分岐点となる牛首に来る。

このあたりまで来ると何人かの登って来る登山者と会う。

石畳の道は何度か残雪に覆われるが いずれも苦労なく通過できる。

残雪
アカモノ
アカモノ
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
タテヤマウツボグサ
タテヤマウツボグサ

姥ケ岳への分岐点 金姥からは右の湯殿山への道を進む。

少し下ると湯殿山方面が見えてくる。

更に下ると左右からの沢の合流点で渡渉する。沢を渡った途端に目の前を蛇が逃げて行った。

湯殿山方面
渡渉
ミズバショウ
ミズバショウ

このあたり湿地になっているようで雪が解けた後にかなり大きくなったミズバショウがまだ咲いていた。

少し緩くなった下りを下って行くと前方に小屋が見えてくる。装束場である。

装束場
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
ヨツバヒヨドリ
ヨツバヒヨドリ

装束場を過ぎると この下山ルートでは一番の難所といわれる月光坂である。

まずは 金月光で梯子の連続である。長い梯子が3か所と短いものがいくつか続く。

梯子1
1番目の梯子を上から見る。
梯子1
1番目の梯子を下から見る。
梯子2
2番目の梯子を下から見る。
梯子3
3番目の梯子を下から見る。
神社遠望

金月光を無事通過して下ると 湯殿山神社の建物が小さく見えている。

更に下って行くと登山道に左から水が流れ込んでくる。

オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ

こんどは水月光の始まりである。岩が滑りやすいので注意して下る。

水月光
リュウキンカ
リュウキンカ
オニシモツケ
オニシモツケ

水月光を下ると この小沢は右手の沢と合流する。合流した先には砂防ダムがある。ここで左の沢を渡渉し、砂防ダムの左岸を超えて下って行く。

砂防ダム
シシウド
シシウド

砂防ダムを超えると右側の沢(仙人沢)は深く切れ込んでいる。滝状に流れおちているようだ。

前方には 湯殿山神社と思われる建物が小さく見えている。何やらブルーシートも見えている。工事でもしているのか?

仙人沢
含満の滝

更に下って沢の上流の方を見ると含満の滝が見える。滝にはしめ縄がかけられている。

すぐに 湯殿山神社の神域となり しつこく「神域につき撮影禁止」と書かれている。

神社の上を迂回して参道入口方向に向かうが この参道にはブルーシートの壁が作られている。よほど要請を無視して撮影する人がいるのだろう。

神社の裏を少し登ったあと 下りとなり 参道入口に達する。参道入口には牛神という牛の像が鎮座していた。

今回はここから参拝バスで下ることにしたので ここで登山終了である。

参道

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
1日目2日目通算
最高標高1737m1980m1980m
最低標高1391m1059m1059m
累計登り352m247m599m
累計下り6m930m936m
歩行距離3.1km7.5km10.6km
鳥瞰図

西側の府屋駅上空から見た鳥瞰図で、赤線の仏生池小屋左側が1日目、右側が2日目のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


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