台風が接近しつつあったが晴れが続きそうだったので　以前　台風で登れなかった月山に出かけることにした。

そのついでに　出羽三山参りで有名な　羽黒山にも行ってみることにした。

この日のコースは　随神門11:50～五重塔12:09～二ノ坂茶屋12:30～三山神社13:10～山頂バス停13:24 の約2.8Kmの楽なコースである。

平日であったためか　37℃という暑さのためか　観光地である随神門に到着しても　人はまばらであった。

随神門からはまず継子坂を祓川の所まで下って行く。石畳の階段坂なのだか　蹴上げや踏面が段毎に違うためリズム良く下るのが難しい。

継子坂を下り切ると少し広くなり根裂神社、大年神社などいくつかの神社のお社が並ぶ。

これらを過ぎ、祓川にかかる　赤く塗られた神橋を渡る。

随神門から大きな杉の並木が続いているが　神橋を渡って少し行くと樹齢千年といわれる爺杉がある。

爺杉の先には国宝の五重塔が立っている。

爺杉を超えると羽黒山の三つの急坂の一つ　一ノ坂が始まる。相変わらずの階段道である。羽黒山には2446段の階段があるそうであるが、 ほとんど段差のないところもあり　数えるのが難しい。

一ノ坂を過ぎると少し平坦になり　すぐに今度は二ノ坂が始まる。

二ノ坂上から見下ろしてみる。急な坂といっても普通の山道よりははるかに楽なので　観光客もゆっくりと登って来る。

二ノ坂を登り切ったところに二ノ坂茶屋がある。

しばらく緩い石畳の道を進むと　再び急な階段　三ノ坂が始まる。

この石畳の道の脇にはいくつも小さな神社のお社が立っている。それぞれに由緒があるようであるが、埴山姫神社は縁結びの神様らしい。

三ノ坂の最後のあたりには八幡神社がある。観光客が休んでいる。

八幡神社から少し登れば　道は平坦になり、左手に寝食ができる齋館がある。昔はこのような院坊がいくつかあったらしいが今はここだけだそうである。

齋館のあたりまできてようやく　花と出合った。

前方に大きな鳥居が見えてくると　もう登りは終わりである。

鳥居のそばに羽黒山杉並木の碑が立っている。確かにここの杉並木は立派であった。

鳥居をくぐればすぐに左手に三神合祭殿がある。日本最大の茅葺建築だそうである。もともと羽黒山の神社は出羽神社であるが 雪深い月山神社や湯殿山神社にお参りできない人のために　ここに三神合祭してあるそうである。

ここまで自動車道が来ているため　大勢の観光客もいる。

境内を一通り散策した後は　午後から登る予定の月山に向かうべくバス停へと向かった。

午後から翌日に登った月山はこちらを。

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。