九州の山ならまだ雪になることはあるまいと思い、屋久島の宮之浦岳に行ってきた。屋久島は雨が多いことで有名だが10月~11月は安定した天気ということで期待はしたのだが・・・ この日のコースは淀川登山口6:20~淀川小屋7:15~花之江河9:04~投石平10:00 ~11:40宮之浦岳山頂11:50~花之江河14:28~16:04淀川小屋16:15~淀川登山口17:05 の約17.5Kmのピストンコースである。 期待に反し午前中は小雨、午後は本降りとなりスローペースの登山となってしまった。 |
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宮之浦岳はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「宮之浦岳」ルートと時間
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前日まではずっと雨が降っていなかったそうであるが、当日起きるとどんよりと曇り、登山口に到着したころから小雨が降り出した。 東京より日の出の遅いまだ暗い登山道をカッパを着て、ヘッドランプを付けて歩きはじめる。すぐに世界自然遺産の指定地域の看板があり、ここからは落ち葉1枚動かしてもいけないとか。 |
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それほど急では無い樹林の中を登り降りしていくと1時間ほどで淀川(ヨドゴウ)小屋に着く。小雨が降るし、周りは木は茂っているはで既に夜は明けているのだろうが かなり暗くて景色の確認も難しい。 |
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屋久島というと大きな杉がたくさん生えているのかと勝手に思い込んでいたが、屋久杉(樹齢1000年以上の杉)はこの辺には少ないようである。しかし、もみの木などの結構な大木もある。 |
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樹林の中の道を登ったり降りたりと標高と距離を稼いでいくと小花之江河という高層湿地に出る。周りは薄っすらと紅葉しているがもやの中である。 |
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木道が整備されている湿地帯を通りぬけまた登っていく。 |
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ひと登りするとまた湿地帯が現れる。こちらは花之江河である。小さな祠が木道の脇にあった。 |
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この登山道にはほぼ500mおきに距離標がたっており、残りどれだけか確認しながら登れる。道標によると宮之浦岳まで片道8kmである。相当歩く必要がある。 |
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天気は一向によくならず、周りの視界も全く利かない。栗の渋皮煮みたいな岩のある、栗生岳も岩の真横にきて初めてわかるような状態である。 |
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それでも確実に標高を稼ぎ山頂に到着である。山頂はそれほど広くないが数人先着していた。周りは当然見えないし、風も結構出てきたので早々に下山し始めた。 |
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下り初めてしばらくで雨がやんだので急いで昼食を食べ、よく見えなかった周りの大木などを見ながら再び下り始める。 |
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一面の紅葉とはとても言えないが少し色づいた木を見ながら降りるころ、再び雨が降り始めた。花之江河につくころには本降りの様相である。 |
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雨はますます激しくなり、登山道は濁流と化し、歩く場所を探しながら進む状況である。写真を撮っても水滴でぼやけてしまった。 |
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淀川の水量も大幅に増え来たときと同じ川かと疑ってしまうほどである。淀川登山口に到着したときには相当暗くなっていたが何とかライト無しでたどりつけた。 迎車タクシーの運転手さんの話しによれば 大雨洪水警報が出ているとのこと。無事帰れてよかった! |
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翌日の縄文杉はこちら。 |
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この日のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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赤い線がこの日のルートである。 |
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距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出 |