前日の宮之浦岳はこちら。 |
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屋久島の宮之浦岳に来たのでせっかくなので縄文杉も見ることにし、登山の翌日縄文杉を目指した。 縄文杉を見ると行っても簡単ではない。往復20km以上歩くしかないのである。 この日のコースは荒川登山口6:00~6:55事業所跡7:04~8:37大株歩道入口8:53~ウィルソン株9:25 ~10:20大王杉10:40~11:10縄文杉11:30~大王杉12:00~13:10大株歩道入口13:22~事業所跡14:58~荒川登山口15:46 の約22.6Kmのピストンコースである。 |
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縄文杉はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「縄文杉」ルートと時間
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前日の宮之浦岳は雨で散々であったが、この日も朝から小雨である。荒川登山口を出発するころはまだ真っ暗であった。まずしばらくは屋久杉を切り出すのに使っていたトロッコ道を歩く。 歩いてすぐに橋を渡る。下ではすごい水の音がしているが真っ暗で流れは見えない。 |
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1時間弱トロッコの不ぞろいな間隔の枕木の上を歩くと小杉谷橋を渡る。この橋を渡ったあたりは昔屋久杉を切り出した前線基地?で集落に事業所や小中学校があったところである。 今では屋久杉の屋根材を使った休憩所ができている。 |
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もうこの時期 花にはほとんどお目にかからないが マムシ草が独特の形の実を付けていた。 この休憩所からのトロッコ道は登山道として整備され、枕木の上に板が打ち付けられており、少しすべるがずっと歩きやすくなる。 |
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屋久島には野生の鹿と猿が住んでいるそうであるが、早速鹿がお出ましである。どこの鹿もそうだが人間が近づいても全く逃げる様子が無い。 |
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古い屋久杉の木の途中に新しい杉が芽生えるといつしか木は合体してしまうらしく二代杉となる。 さらにその上に新しい杉が芽生えて合体したのがこの三代杉である。 |
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またまた鹿のお出ましである。 |
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さらにトロッコ道を歩いていると猿の鳴き声が聞こえてくる。登山者を威嚇しているようである。 なき声が後ろに行ったところで振り返って見ると猿が数匹こちらをにらんでいる。目が合うと怖い目に会いそうなのでそうそうに立ち去ることにする。 |
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何本も屋久杉を見ながら歩いて行くとまた大きな屋久杉が現れた。昔はトロッコ道の反対側にも大きな屋久杉の古株があり、 両方あわせて仁王杉と呼ばれていたらしいが、片割れが台風で倒れてしまった後は名前も無くなってしまったらしい。 |
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トロッコ道を歩き初めて2時間半ほどで大株歩道の入り口に来る。ここでトロッコ道と分かれて本格的な登山道に入る。 このころにはうまい具合に雨も上がり快適な登山となってきた。 |
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大株歩道の始めの急登を登ると翁杉が現れる。いかにも翁であまり元気な杉とは言えない。 元気が無いので翁杉と言うわけではなくこの近くから翁岳が見えるのでこう呼ぶようである。 |
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山道に入って30分ほどでウィルソン株に出る。江戸時代の大きな屋久杉の切り株跡で、中心は12畳敷きもあろうかという空洞になっており、祠がある。上を見ると周りの小杉(といっても樹齢300年くらいらしい)が見える。 |
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また鹿である。 |
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さらに登っていくと大王杉、夫婦杉と屋久杉が出てくる。このあたりから世界自然遺産の保護地域になる。 |
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最後の下りを下った後、登るとプラットフォームができていて、プラットフォームの向こうに縄文杉が見えてくる。 プラットフォームからみるとさすがに貫禄ある大木である。表面はごつごつして決してきれいな肌?とはいえないが樹勢も良いようである。 どうも屋久島で1番の古木は縄文杉でなく他にあるらしいが、そちらはとても見に入れるところではないのでこの縄文杉が最年長ということにして公開しているらしい。 |
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しばらーく縄文杉を見たあと同じ道を引き返す。途中の木の間から前日昇った宮之浦岳の頂上が見えている。双耳峰である。 |
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2本の屋久杉の枝が絡まってつながってしまった夫婦杉を過ぎ、水場で水の飲んだりしながら下っていく。 |
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トロッコ道をさらに下っていく。小杉谷の事業所で一休み。 |
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朝は暗くてよく見えなかったが帰りは手すりも無い橋から下を見るとごうごうと音をたてて水が流れているのがよく見え、少し怖くなる。 いくつか橋を怖い思いをして渡って荒川登山口を目指す。 |
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何とか橋からも落ちずに荒川登山口に戻ってきた。 |
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前日の宮之浦岳はこちら。 |
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この日のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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黄色い線がこの日のルートである。 |
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距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出 |