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立山(二日目) [たてやま]   2006.8.1(2006.8.6作成)
前日の記録はこちらです。

梅雨明けを期待して出かけた、立山・剱岳登山のクライマックスの二日目、朝3時に起きだしたが無常にも小雨が降っている。

日が出れば雨もやむかも知れないと期待して剱岳をめざした。真っ暗な上至るところで雪渓を越えねばならず苦労する。

真っ暗な中剣山荘まで来た。この小屋はなだれで押し流されてしまい、建て直し中だそうだ。

まだ雨は弱くなったり、強くなったりである。もう少し進んで見ることにし、一服剱まできた。もう日の出の時間を過ぎたが雨はやむ気配はないし、風も出ている。 この条件ではカニの横ばい・縦ばいの岩場通過は危険と言うことで残念ながら剱岳登山は諦めることにした。

立山(一服剱)はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「立山(一服剱)」ルートと時間
一服剱4:57
剣山荘4:30
剱沢小屋3:306:21-7:10
剱御前小屋7:52-8:00
ロッジ立山連峰15:109:21-11:32
地獄谷14:20
室堂
天狗平12:50-13:27

一服剱からは下山予定コースを雷鳥平へと下り、その後の散策を含めて この日のコースは剱沢小屋3:30~剣山荘4:30~一服剱4:57~6:21剱沢小屋7:10 ~7:52剱御前小屋8:00~9:21ロッジ立山連峰11:32~地獄谷~12:50天狗平 立山高原ホテル13:27~室堂~ロッジ立山連峰15:10 の約15.8Kmのコースとなった。

剱岳登山は諦め重い足取りで剱御前小屋へと向かう。せめて周りの花を楽しんで歩くことにする。

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
エゾシオガマ
エゾシオガマ
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
タカネシオガマ
タカネシオガマ
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
オオツガザクラ
オオツガザクラ

剱御前小屋から長い雪渓を下り 1時間位で雷鳥沢が雪解け水をとうとうと流しているのに出会う。

雷鳥沢
雷鳥沢
ロッジ立山連峰

雷鳥沢からキャンプ場を通って少し登るとこの日の宿 ロッジ立山連峰である。

朝の9時半にその日の泊まり宿についたのは初めてである。

ロッジ立山連峰には温泉があるが 1日温泉に浸かっているわけにもいかないので 早めの昼食を済ませて散歩に出る事にした。

地獄谷を通って天狗平まで行くことにする。

当然のことながら硫化水素の匂いがする。なるべく吸い込まないよう足早に歩く。

地獄谷から湧き出す湯を送るパイプが何本も走っている。

地獄谷
地獄谷
コイワカガミ
コイワカガミ
イワイチョウ
イワイチョウ

地獄谷を過ぎるとまた雪渓である。雪渓脇の花を見ながらのハイクである。

天狗平のホテルでお茶をして、帰りは木道を歩いてみる。木道脇にもいろいろ花が咲いている。

木道

室堂まで戻ると、ミクリガ池、立山連峰が綺麗に見える。午後になって天気がよくなってきて剱岳に登れなかった悔しさがましてくる。 ず~~と天気が悪ければまだ諦めがつくのに・・・

ミクリガ池
立山連峰

室堂からは花を見ながら、ミドリガ池、血の池、リンドウ池を廻ってロッジへ戻った。

あとは温泉で汗を流すだけ。

ハルリンドウ
ハルリンドウ
ウサギギク
ウサギギク
クルマユリ
クルマユリ
ハハコグサ
ハハコグサ

今回は宿の温泉。宿泊したロッジ立山連峰に立山地獄谷温泉の湯が引かれているが、温泉が主目的の 宿でないせいか成分とか効能とかは大々的には表示されていない。目に付いたのは「雨の日は湯温が下がります」とあった。 単純硫黄泉、弱酸性らしい。日帰り入浴は500円だったと思う。

target="_blank"> map GoogleMapで

二日目のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高2754m
最低標高2261m
累計登り906m
累計下り1150m
歩行距離15.8km
鳥瞰図

赤い線が初日のルート、緑線が二日目のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出


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