前日の木曽駒ケ岳に引き続き2日目は宝剣岳に向かった。

この日のコースは宝剣山荘5:30～宝剣岳5:50～極楽平6:50～濁沢大峰手前7:42～9:22檜尾岳9:45～11:10熊沢岳11:40～12:50東川岳13:05～木曽殿山荘13:30 の約9.3Kmのコースである。

薄明るくなったなか小屋を出発する。しばらく歩いて振り返ると宝剣山荘が朝焼けで赤くなっていた。

前日の雲の多い天気に比べると絶好の天気である。登りの途中では御嶽山も良く見える。

宝剣岳は岩山である。あちこちにロープや鎖でサポートされた岩登りがある。はや立ちで体が目覚めていないので慎重に前進する。

登り始めて20分ほどで山頂である。山頂は狭く数人で満員である。岩の上に立つと東側はすばらしい展望である。

頂上が狭いので展望を楽しむのもそこそこに下る。下りも危ない岩場が多く慎重に下る。途中では昨日の千畳敷のロープウェイ駅も見える。

島田娘の手前では次の日に登る空木岳が良く見える。下る予定の池山尾根がすごく長く見える。

道端には秋の花や実も見えるが思ったより少なかった。期待はずれではある。

島田娘から這い松の尾根を歩くこと2時間半で檜尾岳に到着である。明日の空木岳が一段と近くに大きな山様を見せている。

日が少し高くなったせいか、見晴らしはさらに良くなり360度の展望であった。下の方は雲海で見えないが高い山々が雲海のあちこちから頭を出していた。

南アルプスの山々の同定を楽しんだあとは、この日の行程の後半戦で、熊沢岳へと向かう。この尾根伝いの道も山頂から良く見えていた。

熊沢岳の山頂標は字が薄れほとんど読み取れなかった。

腹ごしらえがすんだところで東川岳へと向かう。

東川岳からこの日の宿　木曽殿山荘まではほとんど下り道である。昼を過ぎてガスが出始め展望は利かなくなっている。３０分ほどで下の方に山荘が見えてきた。

山荘に着くと目の前は翌日登る空木岳の第１ピークである。空木岳も結構な岩山のようである。

この日はこれで終わりである。