梅雨真っ盛りではあったが 三度目の尾瀬として 今まで歩いたことのないアヤメ平を通り、至仏山に登って来た。 今回のコースは 鳩待峠11:13~13:32横田代13:35~13:07中原山~13:17アヤメ平13:24~13:44富士見田代13:53~14:32長沢頭 ~15:38竜宮15:43~16:20牛首分岐16:24~16:55尾瀬ロッジ(泊)6:51~8:23中間点~10:04至仏山10:28~11:14小至仏山~11:41オヤマ沢田代~13:07鳩待峠 の二日で約20.8Kmのコースである。 |
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至仏山はこのあたりです。
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踏破ルートです。
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「至仏山」ルートと時間
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1日目
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今回のスタート点の鳩待峠についた時は薄日もさすような天気であった。このまま梅雨の中休み状態ならよいのだがと願いながら 休憩所の裏手にある アヤメ平への登山口から登山開始である。 |
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登山道へ入ると始めは混合林のなかの緩い登りである。大きなブナもある。昔尾瀬で植林したブナは大きくなったかな~など考えながらゆっくり登っていく。 やがて木道が現れ 木道歩きになるが 両側にいろいろな花も咲いている。 |
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樹林の中の道を進むが スタート時点の薄日はどこかへ行ってしまい霧が出てきた。アヤメ平の見晴らしも望薄になってきた。 雨具はまだ必要ないがザックカバーをつけて木道を進む。 |
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最初の湿原の横田代に着いた頃はすっかり霧に覆われてしまった。晴れていれば燧ケ岳や至仏山が見えるのあろうが残念である。 |
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もうたくさんの綿毛をつけているだろうと思っていたワタスゲは少なかったが それでもところどころに固まった所を木道て抜ける。 湿地帯を抜け少し登った所が中原山の山頂である。 |
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中原山を越えると再び湿地帯に入る。木道の脇に大きな池塘や小さな池塘が見られるがやはり霧で・・・・ |
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昭和の初期に登山者に踏み荒らされ、その後回復作業が続けられたアヤメ平も霧に包まれていた。 条件の良い時は富士山も見えるようだがこの日は近くの山も見えない。 アヤメ平を過ぎて少し先の富士見田代の入り口手前で左の竜宮方面の道に入っていく。 |
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竜宮方面の道は濡れていかにも滑りそうな木道である。樹林の中をだらだらと下っていく。 |
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富士見田代から竜宮への道に入ると道路わきの花が全くなくなってしまったので 花を楽しむことなくひたすら下る。 下り30分足らずで「土場」というところに来る。まだまだ下りが続く。 |
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更に下り15分ほどで「長沢頭」である。ここからの下りは相当急なものである。 樹林の中のつづら折りの下りをどんどん下っていく。 |
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時には岩の転がった下り道であったり、時には木道であったりという急な下りを下っているとブナの大木に落書きがある。登山者として恥ずかしい。 |
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だいぶ下ると右手から沢の音が聞こえてくる。やがて沢沿いの下りを少しの間進む。 |
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ズダヤクシュ |
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下り勾配がゆるくなったあたりが「長沢」である。すぐに数10cm幅の木の橋があるが滑り落ちないよう慎重にわたる。 |
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緩くなった下りを進むとまた大きなブナに落書きがある。 富士見田代から下り始めて100分ほどで尾瀬ヶ原に出てきた。このころには霧も晴れてきていた。 湿原になり 木道脇には再び多くの花を見ることができるようになった。 |
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尾瀬ヶ原でもワタスゲは多くなかったが それでも群落を作って咲いているところもある。 後を振り返れば燧ケ岳が見えるようになったが中腹から上は雲の中である。 |
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前方には湿原の中の流れの脇に咲いたアヤメの向こうに至仏山が見えるが こちらも中腹から上は雲がかかっている。 尾瀬ヶ原に出て50分ほどで牛首の分岐にでる。さらに直進して山の鼻を目指す。 |
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少し遅くなったが 5時前にこの日の宿の尾瀬ロッジに到着した。 |
尾瀬ロッジ夕食 |
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2日目
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朝起きてみれば 梅雨の最中にしては素晴らしい天気である。木道を歩いて少し尾瀬ヶ原に出てみれば 至仏山も朝日を背にした燧ケ岳も良く見えている。 |
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群馬県 山の鼻からの展望 2019.7.11 |
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朝食を済ませて、少し湿原を歩いて山の鼻の登山口に向かう。木道には至仏山を目指す結構な数の登山者がいる。 |
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登山口からは樹林の中の登りになる。 連日の雨の影響だろうが 登山道に水が流れ込み枝沢のようになったところもある。階段部分にも水が溜まっている。 |
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森林限界を超えれば燧ケ岳が見え始める。 さらに登れば燧ケ岳の手前の尾瀬ヶ原には 泊まっていた尾瀬ロッジも見えている。 登るにつれ燧ケ岳の右手に日光方面の山々も見えてくる。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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滑ることで有名な至仏山の蛇紋岩が現れると やがて中間点の標識がある。 この日は蛇紋岩は濡れていなかったので注意して登れば比較的楽に登れたが 鎖のかかった大岩もある。 |
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鎖が現れても この日の状態は鎖に頼らずとものぼれたのは幸いだ。 岩のごろついた道を進めば頂上も近づいてきた。 |
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緩くなった最後の登りを登り切れば至仏山の山頂である。 雲も多いが この時期にしては上出来の展望である。平ケ岳、会津駒ケ岳、日光白根山などが見えている。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
群馬県 至仏山山頂からの展望 2019.7.11 |
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山頂で昼食を取り 十分展望を楽しんだ後は小至仏山へと向かう。小至仏山までのルートが至仏山頂からよく見えている。 |
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小さな蛇紋岩の転がった緩いアップダウンを進めば小至仏山に到着する。 先ほどまでいた至仏山の他近隣の燧ケ岳、笠ヶ岳などもまだよく見えているが雲は増えてきたようだ。 小至仏山頂から少し下った木道にはまだ残雪が残っていたが大したことはなく通過する。 |
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木道を進むと右手前方に笠ヶ岳がみえるようになり、間もなく樹林帯に入る。 樹林の道を進めば笠ヶ岳への分岐にくる。 |
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笠ヶ岳への分岐の先にオヤマ沢田代があるが 前日の湿原に比べると小さな湿原である。 湿原から再び樹林に入っていく。 |
オオシラビソ |
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樹林の中の木道をどんどんと下っていく。 樹林の隙間から 燧ケ岳や日光連山が見える。そろそろ見おさめであろう。 |
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だいぶ下ったが霧が濃くなってきた。樹林の中を下っていくと 大きな木のところでは霧が露になるのであろうか雨のようにパラパラと落ちてくる。 緩い樹林の下りから抜け出たところで鳩待峠に出た。ここで今回の登山も終了である。多少雨が降ったがこの時期の山と花を十分堪能できた。 |
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おまけの温泉情報は片品村にある 花咲の湯である。アルカリ性単純温泉ということで日帰り\650である。 |
GoogleMapで | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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南東側の男体山上空から見た鳥瞰図で、赤線が今回のルートである。 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地図情報)、数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地名情報)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平30情使、第1638号)」 |
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距離は歩数計・カシミールから、登りはカシミールで算出した |