東京電力が尾瀬の近くでの植林ボランティアを募集していたので応募した。このボランティアは植林後東京電力の人が尾瀬を案内してくれ、 東電小屋に泊まれるものであったので植林と同時に尾瀬のハイキングも楽しんでみることにした。 朝 早く自宅を出発し上毛高原駅に集合すると チャーターされた小型バスで尾瀬の入山口「鳩待峠」手前の植林地まで連れていってくれる。 戸倉から少し鳩待峠方面に入った西栗沢沿いの場所である。 まずは植林の話から。 |
植林はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
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この植林は山地の保水力を高め、水害防止・飲料水確保などに役立てようと 唐松を伐採し替わりにぶなの苗を植林しようというもの。 まずは予め区切られた植林予定地内の枝かす、石ころ、笹などを取り除く作業である。 |
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20分ほど地ならしをした後、60cm角くらいの表土をはがし、その中に30cmΦ位の穴を掘る。石ころが在ったり太い根が在ったりで結構大変である。 穴に苗をいれ土をかけ、苗を揺すって土をなじませた後 足で良く根を固める。最期に乾燥防止のため最初にはがした表土をかける。 この作業は二人で組んで行うが ごらんのとおり参加者は結構年配の方が多い。 |
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植た苗には下草刈りの時に間違えて切ってしまわないようにピンクのテープを付けて終りである。 1時間半位の間に一人あたり10本の苗を植えた。 |
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これが 私の植えた苗木の1部です。200年後にはきっと大木になるのでしょうがチョット見届けるわけにはいかないようで・・・ |
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1日目
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それではいよいよ尾瀬ハイキングの1日目です。植林が終わった後バスで鳩待峠に移動し、ハイキングスタートである。 ここから まずは山の鼻を目指す。歩き始めのころは空はどんよりとし、今にも雨が降りそうな天気である。 |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「尾瀬」ルートと時間
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鳩待峠までバスできて山の鼻までの間の小湿原に咲く水芭蕉を見ようという多くの団体客とすれ違う。私は初めて野生の水芭蕉の花を見たが、 ここの小湿原の水芭蕉もとても綺麗である。 |
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山の鼻で小休止の後、尾瀬沼の木道を通って東電小屋を目指す。 |
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至仏山 |
木道を歩き始めるとどんどんと天気は良くなり、前には燧ケ岳(ひうちがたけ)、後ろには至仏山(しぶつさん)がくっきりと見える。 季節的にチョット早いためか山の鼻からこちら側にはほとんど人がいない。 |
燧ケ岳 |
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尾瀬が原三叉からヨッピ吊り橋のほうに向かう。この途中にはいくつもの池塘(ちとう)と呼ばれる水溜まりがある。いくつもの池塘が隣り合っているが不思議とその水面の高さがバラバラである。 |
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やがてヨッピ川にかかるヨッピ吊り橋に出る。ここから先は熊が出ると脅かされる。 |
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尾瀬が原は植物が育つには栄養分が少ないそうで、養分をもたらす川沿いに木が育っている。(拠水林という) 水芭蕉も小さな流れ沿いに流れをなぞったように花を咲かせている所が沢山ある。 |
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やがて リョウキンカが咲き乱れる向こうに東電小屋が見える。 1日目はここまでで9km弱のコースであった。 |
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二日目はこちらからどうぞ。 |