今回は 2011年に強風雨で登れなかった 奥穂高岳、前穂高岳のリベンジ登山に出かけた。 今回のコースは 上高地13:00~14:00明神14:03~14:50徳沢14:55~15:45横尾(泊)6:22~7:31本谷橋7:41 ~9:43涸沢小屋10:11~12:36穂高岳山荘13:19~13:31涸沢岳14:00~14:12穂高岳山荘(泊)5:00~5:50奥穂高岳6:07~8:14紀美子平8:38 ~9:05前穂高岳9:39~10:11紀美子平10:52~13:15岳沢小屋13:30~15:22上高地 の3日間で約26.2Kmのコースである。 |
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奥穂高岳はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「奥穂高岳」ルートと時間
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1日目
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上高地のバスターミナルから歩き始め 河童橋まで来たが 穂高の山頂方面には雲がかかっていたが、この日は横尾までなので 翌日以降の天気に期待して遊歩道を歩く。 |
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1カ月前にも歩いた梓川沿いの道を 明神槍など見ながら歩けば 明神館に 1時間ほどで着く。 道端の花は前回よりは少ないが 秋の花などがまだ咲いている。 |
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明神館からまた緩い登り降りのある遊歩道を 50分ほどで徳沢のキャンプ場が現れ、徳沢園に着く。 |
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パノラマコースの登山口となる 梓川にかかる新村橋を過ぎ 徳沢園から また50分ほどで横尾山荘に到着する。 この日はここに宿泊である。 |
横尾山荘夕食 |
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2日目
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横尾山荘朝食 |
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2日目の朝 外へ出てみれば 絶好の天気で 横尾大橋左手に見える前穂高の山頂が朝日で輝いていた。 横尾山荘で朝食を済ませて 横尾大橋を渡り まずは穂高岳山荘を目指す。 |
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横尾大橋をわたると しばらくは涸れ沢沿いの道を歩く。このあたり普段は地下を流れているのか 地図でも川が点線になっている。 やがて左に光輝いた屏風岩が見えてくるが 登っている人はいないようであった。 岩小屋跡を通り 緩い登りを進む。 |
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少し傾斜がきつくなった登山道を進むと 道端の岩に猿が座っていた。回りにも何匹かいる。 横尾近くでは涸れていた左手の沢は相当の水量で流れている。やがて この沢を渡る本谷橋を渡り休憩する。 |
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本谷橋を渡った後は登りが一段ときつく、本格的登山道となる。 右手には 先月登った 南岳が見えている。槍ヶ岳・氷河公園は尾根の影で見えない。 ← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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横尾谷を屏風岩の回りを迂回するように登るにつれ ようやく奥穂高岳方面が見えるようになって来る。 良く晴れているが 前回の事もあるので 翌日の天気が気になる。 樹林が薄くなり、岩がごろついて来ると 間もなく 涸沢小屋と涸沢ヒュッテの分岐に来る。 |
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分岐から間もなくで カールの淵にある涸沢小屋が見えてくる。 小屋で休憩しながら 周囲の景色を楽しむ。涸沢カール・奥穂高岳・吊尾根など良く見えている。 |
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涸沢小屋から上はガレ場が多く、落石の心配もあるのでヘルメットをつけて登る。 登るにつれ 屏風の頭が邪魔して見えなかった常念岳も見えるようになる。 |
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イワギキョウ |
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更に登れば 前穂高・奥穂高も迫って来る。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シラタマノキ |
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ガレた登りの途中から振り返ってみると 涸沢カールの底には涸沢ヒュッテが見え、その上前方には常念岳が見えている。 |
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ザイテングラートも上の方になると 大きな岩を乗り越え、梯子を登って進む。 |
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大きな岩のある岩稜を越えると 最後は穂高岳山荘目指して登る。 横尾から6時間強でようやく 涸沢岳と奥穂高岳の鞍部にある穂高岳山荘に到着である。 |
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穂高岳山荘で昼食休憩後に涸沢岳を目指す。 すぐに涸沢岳の山頂に到着する。180度の展望はあるが 雲海が広がっていて遠くの山はあまり見えない。 翌日登る予定の隣の奥穂高岳へのルートがはっきりと見えている。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
涸沢岳山頂での展望を楽しんだあと 穂高岳山荘まで下れば この日の行動は終わりである。 夕食後は翌日の好天を願って早めに就寝する。 |
穂高岳山荘夕食 |
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3日目
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翌朝起きてみれば風が強く 霧が流れているが雨は降っていないので 日が登れば霧も晴れることを期待して ヘッドランプをつけて奥穂高岳を目指してスタートする。 前日涸沢岳から見たルートを始めは鎖・梯子を伝って登り、50分ほどで奥穂高岳の山頂に到着である。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
奥穂高岳山頂での展望を楽しんだ後は 吊尾根を注意しながら 前穂高岳目指して進む。 ウェストンが登ったという南陵の最上部 南陵の頭を過ぎ 紀美子平へと向かう。 これから歩く吊尾根・前穂高岳が良く見える。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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吊尾根は岩場の下りが結構多い。下りで止まらなくなると大変なことになるので慎重に下る。 下から見上げればやはり相当なものだ。 |
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吊尾根のルートは 尾根の南西側に取られているが、尾根の頂近くを歩くときには 南東側に薄く富士山が見えている。 距離もあるため 素晴らしいとまでは言えないが・・ 奥穂高岳山頂から2時間ほどで 前穂高岳への分岐の紀美子平に到着する。 紀美子平からは 西~南西側の山々 奥穂高岳・西穂高岳・焼岳などが良く見える。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
紀美子平に荷物を置いて 前穂高岳へ向かう。 前穂高岳も岩の登山道で落石に注意しながら登る。 30分弱で山頂に到着し ここでも展望が楽しめた。 山頂から北尾根方向を見れば三峰だろうか 二人で登っているのが見える。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
再び紀美子平へ戻り、焼岳を見ながら 岳沢方面へと下る。吊尾根は終わったとはいえまだまだ岩稜が続く。 |
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梯子を使って岩山を乗り越え、鎖で下る を繰り返す。 道幅も狭く 鎖も多いため登りと下りの待ち合わせも多くなる。 |
オヤマリンドウ |
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岩場の通過が終わると 下の方に岳沢小屋が見えてくる。 幕営地を過ぎると 岳沢小屋に到着する。 岳沢小屋で小休止後はかなり緩くなった樹林の中を下る。 |
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この下り道はガレた沢沿いが多い。 上を見上げてみれば 奥穂高岳の方は雲が広がってきたようだ。 ガレた沢を横断し再び樹林の中へと入って行く。 |
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樹林の中の道をひたすら下れば 岳沢小屋から2時間弱で岳沢の登山口に着く。 |
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登山口からは先月も歩いた梓川沿いの遊歩道歩きである。 河童橋まで来て 奥穂方面を見てみれば雲がかかっている。何とか晴れている間に登れて一安心。 これで今回の穂高登山は終わりである。 |
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おまけの温泉情報は帰りに立ち寄った 竜島温泉にある「せせらぎの湯」である。アルカリ性単純温泉ということで日帰り\500である。 |
GoogleMapで | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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西北西側の平湯温泉上空から見た鳥瞰図で、赤線が今回のルートである。 |
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |