拡大画像
× クリック
赤石岳 [あかいしだけ]   2013.8.25-26(2013.8.31作成)

前半の悪沢岳はこちらからどうぞ

今回の南アルプス後半は 赤石岳である。

後半のコースは 荒川小屋11:31~大聖寺平12:28~13:46小赤石岳13:48~14:20赤石岳14:30~富士見平16:43~17:28赤石小屋(泊)6:02~8:15林道カーブ8:20~9:35椹島ロッジ の約18.7Kmのコースである。

赤石岳はこのあたりです。
map
クリックすると拡大画面に
踏破ルートです。
route
クリックすると拡大画面に
「赤石岳」ルートと時間
荒川小屋11:31
大聖寺平12:28
小赤石岳13:46-13:48
赤石岳14:20-14:30
富士見平16:43
赤石小屋17:28(泊)6:02
林道カーブ8:15-8:20
椹島ロッジ9:35
後半1日目

荒川小屋で多少元気を取り戻し、再び 雨の中を赤石岳目指して出発した。

初めのうちは樹林の中を歩くが 森林限界を超えると小さな岩の多い登り道となる。このころから風が強くなり吹き付ける雨が痛く感じられる。

すれ違った大学生らしい グループに声をかけても顔が引きつっており返事も帰って来ない。

大聖寺平で稜線に出たころ少し風が弱くなったのは助かった。

小赤石岳も長居はせずに赤石岳に向かう。

小赤石岳

ガイドブックには赤石小屋への分岐で荷物を置いて赤石岳を往復すると良いと書いてあるが雨も相当降っているのでそのまま赤石岳に向かう。

20分ほどで赤石岳の山頂に着くが 当然見晴は得られない。

とにかくピークは極めたというだけになってしまったのは残念である。

赤石岳
赤石岳
富士見平

赤石岳からは赤石小屋目指しての下りであるが 降り続く雨で道が沢状態である。ついに靴もびしょびしょになってしまった。

雨のなか花も咲いているのだが全く見る余裕がない。

岩のごろついた坂を下り富士見平に来る頃少し雨は弱くなった。

赤石岳から少し時間がかかってしまったが3時間ほどでようやく赤石小屋についた。この日は小屋でおいしい夕食を食べて終わり。

赤石小屋
後半2日目

後半の二日目朝は雨も止み、赤石小屋の前からは聖岳や赤石岳が良く見えている。

一日ずれてくれればよかったのにと思うがしようがない。

← 左右に動かせます →
悪沢岳

この日は椹島まで下るだけなので時間に余裕もあったので小屋から15秒という展望台に登ってみた。

悪沢岳も見えたが 近すぎるせいかほれぼれするような山容ではない。

再び小屋へ戻ってみると真正面の赤石岳の下の方に虹がかかって綺麗であった。

赤石岳

いいいよ最後の下りである。小屋の近くでは結構花が咲いている。

カニコウモリ
カニコウモリ
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
セリバシオガマ
セリバシオガマ
ホソバトリカブト
ホソバトリカブト
キタザワブシ
キタザワブシ

大蔵尾根の下りも樹林の中の下りとなり、小ピークを過ぎるとかなり急な道となる。

大蔵尾根下り

急な下りを下り切ると歩荷返しの矢印標識がある。この急坂が歩荷返しの坂ということか。

歩荷返しの坂をすぎると樹林の中のだらだら坂が続く。

歩荷返し
下り
鉄梯子

だらだらした坂から少し傾斜の大きくなった斜面を廿楽折に下っていくと 林道へ下る鉄梯子が見えてきた。

鉄梯子を降りてしまえばあとわずかである。

鉄梯子

林道から再び樹林の中のショートカット道を下れば椹島ロッジに到着し、今回の雨の南アルプス登山も終わりである。

この日は天気も良いため椹島を基地にあちこちの山小屋への荷揚げヘリコプターが頻繁に往復していた。

椹島

おまけの温泉情報は帰りに立ち寄った 赤石温泉白樺荘である。単純硫黄泉ということであるがアルカリ性が結構強そうである。日帰り\500である。

白樺荘 map GoogleMapで

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
後半初日後半2日目後半合計全合計
最高標高3120.1m3120.1m3120.1m3141m
最低標高2537m1116m1116m1116m
累計登り656m24m679m2986m
累計下り725m1446m2171m2986m
歩行距離10.0km8.7km18.7km39.8km
鳥瞰図

南側の口坂本温泉上空から見た鳥瞰図で、左の赤い線がこの日のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


鴈野さんちのHomePage TOPへ
ご感想などは鴈野 敏生 まで。