六甲山では毎年11月に「全山縦走大会」と言うのが開かれ、須磨浦公園から有馬温泉までの50数キロを一日で歩く大会があるそうだ。 最近は参加者も多く抽選になっているらしいがこのコースちょっと興味があった。 そこで今回この縦走路の主要部分を二日がかりで歩いてみることにした。 |
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1日目
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天気が良いという予報に合わせ東京から出かけて行った。 全山縦走路の最初の須磨浦公園付近は住宅街を歩くようなのでスキップし、初日は鵯越駅から歩くことにした。初日のコースは少し短めではあったが 鵯越駅11:02~12:12菊水山12:24~鍋蓋山13:27~再度公園13:50~善助茶屋跡14:19~諏訪山公園下15:18 の約12.5Kmのコースである。 |
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菊水山はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「太刀岡山」ルートと時間
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鵯越駅に降りると日曜日ではあったがハイカーは私の他一人であった。東京の奥多摩等と違って電車は10分おき位に到着するので ハイカーもばらばらと到着するのであろう。 早速「全山縦走路」の案内に従って駅の横の小道を入っていく。始めの内は全く登山という感じではなく里山を歩く感じである。犬の散歩をさせている人も多い。 |
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ヤブツバキ |
アオキ |
ほぼ平坦な雑木の中の道で藪椿の花やアオキの赤い実を見ながら進むと舗装された道路に合流する。 |
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舗装道路を少し歩くとポンプ場の脇を通り再び小道に入って行く。しばらくすると再び舗装された烏原貯水池方面からの道に合流する。この道に出るとハイカーの数がぐんと増える。 どうやら阪急電鉄がハイキング会を催しているようである。 |
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多くのハイカーと舗装道路を歩いて行くと山麓バイパスの陸橋の下を通る。地図で見ると六甲山塊の至るところに自動車道路が走りめぐらされており、山中で自動車道に出くわすのは珍しくない。 |
ヒメオドリコソウ |
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下水処理場のあたりで再び舗装道路を離れ、菊水駅跡の横を通り、神戸電鉄線のトンネルの脇を通り抜けていくと左手に大きなダムが見えてくる。 石井ダム方面への分岐には阪急の係員がダムの方へと誘導していたが、全山縦走路へと道を分け進む。 |
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左手に石井ダムを見ながら橋を渡って縦走路へと進むとようやく山道らしくなってきた。 ハイカーの数もだいぶ減ったがそれでも同じ道を登る人は多い。年のせいか抜くより抜かれる方が多いようである。 |
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タチツボスミレ |
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全山縦走路は間もなく急な階段道となる。地図で見ると菊水山頂目指して一直線に登っているようである。急な階段道は疲れるので余りすきではないが登るしかない。 |
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階段道をしばらく登ると右手にゴルフ場が見えてくる。ゴルフ場の向こうには神戸の海も見えてきた。海が見える景色はなかなかいいものだ。 |
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階段道もそろそろ終わりであろうと思われる頃海側の展望が開けすばらしい景色が見えてきた。 ← 左右に動かせます → |
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ひと登りで山頂に到着である。 山頂には大きなアンテナ塔があり、アンテナの下が展望台になっている。山頂も広く丁度昼時でもあったため多くの人が休んでいた。 |
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昼食後 今度は鍋蓋山を目指して全山縦走路を下って行く。 しばらく下ると左手に鈴蘭台の大住宅街が見えてくる。「今登山をしているんだっけ?」とちょっと疑問がわくような景色である。 |
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砂防ダムに水がたまってできた小さなダム湖のほとりを落ちないように気をつけて下って行くと、車の音が聞こえ始め やがて天王吊橋へと至る。吊り橋の下は有馬街道でひっきりなしに車が走っている。 |
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天王吊橋から普通の登山道を登っていくと30分ほどで鍋蓋山の山頂に到着する。 大分霞んではいるが神戸の港方面が見えている。 |
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鍋蓋山をすぎるとあとは緩やかな下りが多くなる。途中で再度公園への道案内があったので修法ケ池のある再度公園に 立ち寄ってみることにする。5分ほどで公園に到着する。公園の一角に「六甲山植林発祥の地」の碑が建っていた。 ふたたび全山縦走路に戻り 少し登っていくと大竜寺に到着である。 |
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全山縦走路を歩くのはこの日はここまでとし、大師道を諏訪山へ下ることにする。 大師道に入るとすぐに善助茶屋跡の碑(毎日登山発祥の地)がある。ちょっと見学後沢沿いの大師道を下っていく。 |
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大師道もやがて沢から離れ諏訪山へと回りこんでゆく。 諏訪神社の鳥居をくぐり、諏訪山公園 金星台を覗いてみる。一段高い所に海軍営の碑が建っていた。 最後の一休みをして下る。 |
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諏訪山を下りきると諏訪神社の参道の入り口に出て この日のハイキングもここまでである。 |
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翌日の六甲山はこちらからどうぞ。 今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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南南東側の堺市上空から見た鳥瞰図で、黄色の線がこの日の、赤い線が翌日のルートである。 |
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |