covid-19のまん延ですっかり登山もウォーキングも遠ざかっていたが、富士山一周ロングトレイルを12回に分けて歩くツアーがあったので乗っかることにした。
1回目は静岡県富士宮市の富士山本宮浅間神社から白糸の滝までのおよそ14kmのコースである。
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この日のルートです。
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「富士山一周トレイル1」ルートと時間
本宮浅間神社 | 13:00 | 富士講の碑 | 12:50 | コンビニ | 13:28 | (バス移動) | | 大石寺 | 13:50 | 千居遺跡 | 14:32 | 狩宿の下馬サクラ | 14:51 | 白糸の滝 | 15:53 |
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この日の出発地点の富士山本宮浅間神社に着いたのは 途中道路の混雑もありお昼近くになってしまった。途中でお弁当を食べる良い場所もないため神社内の広場ベンチで弁当を食べたが、真正面に富士山が見える絶好の場所であった。
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昼食後に世界遺産の構成資産になっている富士山本宮浅間神社の本殿に参拝し、境内にあるこちらも構成資産になっている湧玉池に立ち寄った。池の底一面から水が湧き出しているのが見えている。
境内を一巡りしたあとトレイリングのスタートである。
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静岡県の制定したトレイルコースはこのあたりは県道414号線の歩道歩きである。
歩き始めから15分ほどで「琴平山秋葉神社社地」の石柱がある。道路の反対側に神社があるようだが立ち寄らずに先へと進む。
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歩道にあった消火栓の図柄は当然のように富士山が描かれている。
さらに県道をあるいていくと反対側に富士講の碑がみえる。この碑は富士講の人々が万野風穴への道しるべとして建てたらしいが、道路の反対側からは良く見えなかった。
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この日のコースの前半は県道歩きであまり面白くないが、好天に恵まれ途中で見える富士山はとてもきれいであった。
東京から見える富士山は最高峰の剣が峰の頂は目立たないが、富士宮側からみると剣が峰がとがって見える。しかも今回のように富士山を回って歩くとこの剣が峰の頂が左の方からだんだんと右側に移動していく姿が面白い。
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県道を北山のコンビニにまで来たところで前半を終了し、大石寺までバスで移動する。この区間は歩道が整備されていない区間のうえ、ドライバーの働き方改革(2024年問題)でバスの帰り時間が制限され、歩く距離を削って来る時の渋滞時間を稼ぐ必要があったらしい。
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バスで大石寺まで移動してみるとここでも富士山がきれいに見えている。
大石寺は日蓮正宗総本山ということであるが、浅間神社と違い観光客はほとんどおらず静かであった。総門をくぐって直進すると広大な境内となるが、境内は無断で立ち入れないため外周の道路を進む。
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大石寺の境内を出て、周回道路に出ると前半とは異なり舗装はされているが木立のある静かな道路歩きとなる。
さらに進んでいくと左手の大石寺境内に五重塔が見えてくる。境内にあるため近づいては見えないので道路から眺め、また木立の中の周回道路を歩いていく。
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木立の中の周回道路をすすむが、途中の木立の切れ目からは富士山が見えている。
さらに進んでいくと塀の向こうに大石寺の本部の屋根のようなものが見えたところで右に曲がり、トレイルの雰囲気のある少し細くなった道へと入っていく。
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細くなった道を15分ほど進むとフェンスで囲われた千居遺跡に来る。縄文時代の竪穴住居の集落跡らしいが、道路からみただけでは草原にしか見えない。案内板をチラとみてまた進む。
このあたりでも富士山がきれいに見えている。浅間神社では山頂部の左側部分に見えていた剣が峰も、このあたりでは中央部から少し右に見えるようになっている。
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道を10数分進むと県道75号線に合流し、その少し先を左に入ったところに日本最古の山桜と言われる狩宿の下馬桜がある。源頼朝が狩りをしたときに馬を降りてつないだ桜とかいわれているらしい。この季節では花も咲いておらず老体が目につき迫力はない。
この桜の木の奥に戦国時代の武将井出氏の館がある。現在あるのは江戸時代に再建されたもののようである。
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狩宿の下馬桜からは同じような道を白糸の滝目指して歩く。
3時を過ぎても雲が出ることもなく富士山が良く見えている。
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白糸の滝の駐車場そばまでくればこの日のトレイルはほぼ終わりで、あとは滝見物になる。
まずは音止の滝である。滝のすぐ横に大きな碑があるがお店の敷地内のようで滝も良く見えない。すこし下ったところに滝の展望台がありそこから立派な滝と富士山のコラボが楽しめた。
音止の滝を見たあとは白糸の滝へと向かう。
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音止の滝から階段で下ったところで、横に幾筋にも広がった白糸の滝を見る。白糸の滝も世界遺産の構成資産になっているが、個人的には音止の滝の方がいいかなという印象であった。
滝見物も終わり、最後に名残の富士山をみてから帰路に着いた。
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1回目の今回のコースは県道歩きが多く、ウォーキングとしては少し物足りなかったが、道中ず~っと富士山が堪能できたのは良かった。次回は白糸の滝がスタートである。
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