江戸東京百名山などの低山めぐりウォーキング。自宅に比較的近い江戸東京百名山を巡ろうかと調べていたら 亀甲山などは古墳で、
国分寺崖線と呼ばれる多摩川沿いの崖には古墳が多数あることが分かった。そこで江戸東京百名山、東京まちなか超低山と合わせて古墳をたどってみた。
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この日のスタートは池上線の雪谷大塚駅から大井町線の上野毛駅までの約9kmのコースである。
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この日のルートです。
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「三菱山・多摩川富士・大塚山」ルートと時間
雪谷大塚駅 | 13:00頃 | 鵜木大塚古墳 | | 桜坂 | | 三菱山 | | 多摩川富士 | | 亀甲山(亀甲山古墳) | | 宝來山古墳 | | 上沼部△ | | 狐塚古墳 | | 御岳山(御岳山古墳) | | 不動の滝 | | 大塚山(野毛大塚古墳) | | 野毛△ | | 上野毛稲荷古墳 | | 稲荷丸古墳 | | 上野毛駅 | 16:00頃 |
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この日のスタートは雪谷大塚駅である。雪谷大塚駅から駅前の中原街道を丸子橋方面へと向かう。
最初は 国分寺崖線から少し外れるが 鵜木大塚古墳である。この古墳 円墳で高さ6m 直径27mだそうである。
古墳の南側に稲荷神社があり頂上まで登れるが 6mの高さはなさそうなので原型とは異なっているのかもしれない。
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鵜木大塚古墳から中原街道に戻り、田園調布警察署そばから中原街道の旧道に入り 桜坂方面に向かう。桜坂あたりは昔の中原街道の姿を保っている場所である。
桜坂の下で右に曲がり 三菱山へと向かう。
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桜坂下から少しで江戸東京百名山の三菱山付近に来る。三菱山と言っても小高い場所があるわけではなく その昔三菱関連施設が多数あったことが言われではなかろうか。
左(上)の写真の右の建物あたりには昔三菱病院があったが今は三菱系自動車会社の寮の空き家(廃墟?)になっている。
付近のビルのほとんどは今でも三菱系自動車会社の社宅などになっている。
一番高そうな場所に行ってから次の多摩川富士に向かう。
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江戸東京百名山の多摩川富士は崖線の斜面を登山道に見立てた浅間神社である。富士塚のような人工の山ではないが
斜面の登り階段の途中に白糸の滝などが作られている。
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頂上部に浅間神社の社があるが 七五三も近いため晴れ着姿の子供も多い。
神社の脇に見晴らし台があるが 午後ということもありかすんで富士山は見えなかった。
多摩川富士を下山し 次は多摩川台公園にある 亀甲山に向かう。
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江戸東京百名山の亀甲山は前方後円墳の古墳 亀甲山古墳である。
後円部の直径が66m、高さが11mだそうであるが 残念ながら登ることは出来ず 全体像を眺めるだけである。
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亀甲山のある多摩川台公園を西の方に向かうと次次と小さな古墳が1号墳から7号墳まであるようである。
さらにその先には宝來山古墳がある。この宝來山は山頂近くまで登ることができる。この古墳も前方後円墳で全長97mに及ぶこの付近最大のものだそうだ。
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宝來山からは宝來公園の脇を通り 玉川浄水場にある 一等三角点「上沼部」に向かう。国土地理院地図の三角点マークの位置は浄水場の中のようで
フェンス越しに探してみたが残念ながら見つけられず、このあたりの標高は40.8mなのかと地図で確認して次に向かう。
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次の狐塚古墳に向かう前に 最近山の道具(ズボンや手袋など)をワークマンプラスでそろえる人が増えているという話を聞くので
尾山台のワークマンプラスを覗いてみる。
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一般人で込んでいたワークマンの後は 狐塚古墳に向かう。この古墳も斜面の上部にある。それほど大きくないが頂上を極めて次の
東京まちなか超低山で紹介されている御岳山に向かう。
御岳山古墳はホタテ貝形の古墳で全長57m 高さ7mだそうだが入口には 立ち入り禁止の札があったため眺めるだけである。
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御岳山の後は目黒通りを横断し向かい側の等々力不動に入る。ここも七五三の人が多い。
お参り後 本殿の左から等々力渓谷へと降りていく。下り切った所が不動の滝である。細い滝であるが 崖の途中から二筋流れ落ちている。
ここまで大分歩いてきたので茶屋で一休みする。
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茶店で一服後 次の大塚山向かうことにする。
崖下の等々力渓谷から 崖上の大塚山に向かう道はすごい階段である、20~30mは登るのではないだろうか。トレーニングのつもりで登っていく。
階段を登り切って数分歩けば 大塚山に到着する。東京まちなか超低山で紹介されている大塚山はホタテ貝形の野毛大塚古墳である。
平らな場所に高さ11m、墳丘長82mという山となっており 相当な大きさである。
何本かの登山道?がある。頂上からの展望も開けている。
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大塚山展望
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この大塚山周囲は昔 東急のゴルフ場があった場所のようで グラウンドなどもあるが 柵で囲われた広大な空き地もある。
次の目的地はこの野毛公園内にある三角点「野毛」である。グラウンド脇にある高さ1m程の丘の上にあった。
三角点「野毛」の後は 第三京浜国道をくぐり、上野毛稲荷古墳に向かう。
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上野毛稲荷古墳も崖線の上部にあった。ただ道路に面した入口は狭く分かりにくい。
この古墳は前方後円墳で前長20数m、高さ3mということだが 柵で閉ざされ近づけない。ここも眺めて次に進む。
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最後に訪れたのは上野毛の五島美術館。ここの庭園にある 稲荷丸古墳である。
古墳は斜面の上部の茶室のそばにあるが 目立った高さもなく碑を見る。
折角なので庭園を1周してみるが 入口で渡された案内図には高低差が35mあるので帰りに登ってこれるか自分の足と相談して散策してください と書かれている。
広い庭園を散策後は大井町線の上野毛駅に向かい この日のウォーキングも終了である。
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