東京の超低山ウォーキングの3回目も「江戸東京百名山を行く」という本を参考に神田川沿いの崖線沿いの公園や戸山公園の箱根山を歩いてみた。
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この日のスタートは地下鉄有楽町線の江戸川橋駅からで山手線の新宿駅までの約7kmのコースである。
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この日のルートです。
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「神田川沿い公園と箱根山」ルートと時間
江戸川公園 | 14:00 | 椿山荘椿山 | | もみじ山下 | | 肥後細川庭園 | | 大隈庭園 | | 甘泉園 | | 穴八幡 | | 箱根山 | | 新宿 | 16:30 |
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東京メトロの江戸川橋駅の出口を出ると すぐに江戸川公園の大きな石の標識がある。
ここからお花見シーズンの提灯飾りのぶら下がった 神田川沿いの公園を歩く。
10日早ければ ちょうど桜の見ごろで人通りも多かったであろうが 既に桜も葉が出始めていた。
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神田川の橋から見ると 桜の木が川の上まで張り出している。桜の時期に船から見る桜もよさそうだが 神田川のお花見クルーズは
下流から水道橋あたりまでで ここまでは来ないようである。
更に遊歩道を進み 右手にある冠木門をくぐり椿山荘の庭園を散策させてもらう。椿山荘は 黒田豊前守の下屋敷を山縣有朋が購入し邸宅を建て
自生する椿から「椿山荘」と名付けたそうである。
門をくぐればすぐに椿の花が咲いており、紅葉の赤い新芽も綺麗である。
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椿山荘の最高部である 椿山目指して左手の緩い登り道を進むと 左に白玉稲荷神社がある。この坂の登り口には椎のご神木もあった。
さらに登っていくと 椿山の山頂部に三重塔が建っている。神田川沿いのところが標高9m程で 山頂部は28mなので20m近い登りであった。
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三重塔を一回りし滝の裏を回って椿山荘の建物を通り抜け 再び庭園に出ると 新緑と赤い橋がきれいであった。
椿山荘を後にし 再度神田川に沿って上流方向に200mほど進むと 肥後細川庭園がある。幕末に細川家の下屋敷のあったところで
池の周囲に散策路などのある気持ち良い公園である。
ここでも最高部の永青文庫近くまで20m近く登ってみる。公園の景色にみとれ写真を撮り忘れてしまったのはやはり歳のせいか・・・
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細川庭園のすぐそばにある駒塚橋で神田川を渡り 次の大隈庭園に向かう。
新目白通りを横切り、リーガロイヤルホテルを通り抜け 大隈庭園に入る。この庭園はいままでの二つの庭園と異なり芝生を中心とした
平面的な庭園である。
大隈講堂を見ながら庭園を一回りして次の甘泉園に向かう。
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新目白通りを西に600mほど行ったところに甘泉園の入り口がある。ここも丘陵地の斜面と池を配した気持ち良い庭園になっている。
庭内を一回りして 最高部にある高田富士と思われる場所を目指すが フェンスに囲われ 標識もないので良く分からない。
あきらめて南側の水稲荷神社への出口から出る。
出口を出ると堀部安兵衛の碑があった。東側の階段を下り、次の穴八幡宮へ向かう。 |
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早稲田通りを南東に200mほど歩くと穴八幡宮入口の看板があったので右へ入っていく。穴八幡宮の裏口?から神社に入る。
このあたりの高台は阿弥陀山と呼ばれているそうだが いきなり山頂にでた気分である。
本殿を拝んだあと 朱塗りの門をくぐり 階段を下れば昔みなれた正面の入口である。
早稲田大学文学部の前を通り 次の戸山公園の箱根山に向かう。
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戸山公園に入り 箱根山方面に向かうが 道がくねくね曲がっており 方向感覚がくるってくる気がする。
案内板を何度も確認しながらようやく登山道にたどりつき登りはじめると右手に階段道の付いた箱根山が見えてくる。
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さらに進むと山の中腹に箱根山の石碑があり、陸軍戸山學校跡であることが分かる。
最後の階段を登れば箱根山の山頂である。山頂部は割に広く 生意気に標高を示す石柱が埋まっている。標高44.6mだそうである。
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箱根山山頂展望
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箱根山山頂の周囲は散り始めた桜の木が多く 良い展望とは言えないが 都心で高さを実感できる山である。
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前半の素晴らしい庭園巡りで時間を使いすぎてしまったため 箱根山以降の寄り道は省略して 新宿まで歩くことにする。
ところが 箱根山からの新宿方向がよく分からなくなってしまう。山道より迷ってしまう。ともあれ明治通りに出て南下する。
右手に花園神社を見れば間もなく 終着の新宿駅である。
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