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鷹取山   2025.10.24(2025.10.26作成)

猛暑も収まってきたので久しぶりに山へ行ってみようかと考えたが、衰えた体力を考えると高い山は無理そうなので、幼稚園の遠足でも登っているようなので三浦半島の鷹取山(139m)へ行くことにした。

天気予報では1週間のうちで一番良さそうな日を選んだのだが短時間小雨がぱらつく曇り空であった。

スタートは京浜急行の追浜駅である。

この日のルートです。
route
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「鷹取山」ルートと時間
追浜駅11:23
鷹取山公園12:09-12:26
磨崖仏12:33
神武寺13:22
東逗子駅13:43
追浜駅

電車に乗っているときは雨が降ることもあったが追浜駅に着いたときには曇り空で一安心。追浜の町はN社の工場封鎖で大変なのだろうと考えながら国道16号の歩道を南に進む。

駅のそばは商店街になっているがシャッターのしまった店も多いのは最近よく見られる光景だ。

商店街

良心寺入口の信号で右に曲がり踏切を渡れば正面に良心寺がある。

良心寺は山門の奥にドーム型の屋根が見える。入口から少しのぞかせていただいて先に向かう。

線路沿いに進むとしばらくして右へ曲がり突き当りに首斬観音がある。物騒な名前の観音であるが説明によると天保年間の飢饉で犯罪者が増え、首を切られた罪人の頭蓋骨が後に出土したのを祀ったらしい。

良心寺
首斬観音
上り道

首斬観音からしばらくは住宅街の平坦な道を進む。しばらくすると道は登りとなる。

登りが一段落したら区画が整理された高台の住宅街を歩く。この住宅街は昭和40年代に高級住宅街として西武不動産が開発したらしい。

住宅街近くの湘南鷹取第一隧道近くから鷹取山山頂近くの磨崖仏へと登る階段があるのだが落石があったとかで通行止めになっている。仕方がないので迂回ルートへ向かう。

住宅街
階段

鷹取小学校の前を通り、鷹取山公園の入り口へと向かう。鷹取山公園の入り口からは緩い舗装道路が山頂広場まで続いている。

山頂広場には東屋があるが、やっぱり幼稚園児(保育園児?)が来ている。ここで昼食。

公園入口
山頂広場

昼食中に小雨が降り始めた。少し様子をみて弱まったころに傘をさして磨崖仏を目指すがすぐに雨は止んでくれた。

山頂広場からすぐに昔の凝灰岩(鷹取石)を切り出した跡が絶壁になって残っている。クライマーの練習の場になっているようでハーケンの跡やロープが見える。

石の絶壁

絶壁の横の道から階段道を上り下りすること数分で縦8m,横4mの磨崖仏に着く。この弥勒菩薩は1960年ころ釈迦如来と組みで作られたそうだが釈迦如来は鷹取小学校建設時に取り壊された。

このあと山頂展望台へと向かう。細い階段の多い道を登っていく。

磨崖仏
展望台

展望台からは360度の展望ではあるがこの日の天気では感動もなく、先ほど脇を通った絶壁に登っている姿が目に入る。(画像を拡大してみてください。)

展望

展望台からは低い山にしては険しい、細い道が始まる。岩山のせいかあちこちに岩が露出し、濡れて滑りやすいので注意して進む。

山道
山道

139mの山なのに予想以上の山道であった。何か所かは鎖の張られたところもある。

鎖場

展望台から30分ほどで神武寺薬師堂に来る。

神武寺薬師堂

神武寺薬師堂は県文化財指定の趣ある建物である。楼門を通り抜け階段を下っていく。

神武寺楼門
神武寺鐘楼

すぐに今度は鐘楼に来る。「鐘をつかないこと」とある。ここからは失敗談。

当初の予定では神武寺から表参道を下って神武寺駅を目指す予定であったが、鐘楼から少しの所で下り道を見つけたのでよく考えもせず下り始めた。しばらく下ったところでGPSで確認するとこれは裏参道と呼ばれる道であった。もどるにはかなり登らねばならないので諦めて東逗子駅に向かうことにした。

神武寺境内をもう少しちゃんと見学し、客殿なども見学すれば表参道を見つけていたかと思うと悔いの残る山行になってしまった。


間違いに気づいて15分ほどで無事東逗子駅に到着し終了である。

東逗子駅

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