2月に続き、富士山一周ロングトレイルを12回に分けて歩くツアーの10回目「樹空の森～十里木」に参加した。

今回は晴れの日が続き空気も乾燥していたため、雪の積もった富士山を見ながらウォーキング楽しめそうであった。

高速道路の足柄SAからも富士山がきれいに見えていた。前回のように朝だけ富士山が見えているというようなことが無いことを願ってスタート点に到着。

樹空の森ビジターセンター前を出発、前の道路を下っていくと、樹空の森のローラースライダーの後に富士山がはっきりと見えている。

直ぐに県道157号に出る。静岡県の制定したトレイルコースでは県道を横切って板妻へ向かうことになっているが、今回のツアーでは県道157号を左折して印野支所に向かう。印野支所の交差点を右折後静岡県制定ルートに合流し板妻を目指す。

北板妻からの県道155号では振り返ればいつでも富士山がみえていた。

板妻の交差点で県道155号を右折し、国道469号に出る。少し歩くと板妻浅間神社がある。

この神社富士山本宮浅間（せんげん）神社の分宮らしいがどういう訳か浅間（あさま）神社という。鳥居の奥はかなり深そうであるが先があるため鳥居で拝んで先に進む。

浅間神社から少し歩くと国道沿いのお宅にトピアリがあった。帆掛け船や船に足をかけるような人、左手には面白く刈り込まれた蛸など、写真に写っていないものなど含めしばし鑑賞させていただいた。

さらに国道469号を西南に進むと自衛隊の演習場の中を通ることになるが、演習場内の国道を徒歩で通過することは禁じられているとかで、御殿場市のセブンイレブン御殿場板妻西店から裾野市のファミリーマート裾野須山店まではバスで移動した。

その後は再び国道469号沿いを歩き、須山浅間神社に向かうため田向入口バス停近くで右に入る。

国道を離れると自動車の往来もほとんどなくなり、富士山をみながらのんびりと歩く。

コンビニから25分ほどで赤い橋が見えてくる。この橋のそばに世界遺産構成資産の須山浅間神社がある。

橋を渡った先からは鳥居が正面に見えるがまずは神社に参拝する。

須山浅間神社で昼食をとり、ここから始まる富士山の須山登山道に沿って歩く。

集落をぬけ国道に出る手前に祖霊社がある。なんの説明もないが戦没者や一般人を祀ったものなのか・・・

その後も須山登山道の表示を頼りに登山道を歩く。

このロングトレイルのなかでも一番山道らしい杉林の中を登っていく。

しばらく進むと登山道脇にみつまたの群生地があった。木はまだ小さく、花はまだつぼみの状態であったが花の時期には綺麗なのではないだろうか。

みつまた群生地から少しのぼると舗装道路と交差する。

舗装路を越えふたたび山中の登山道を登って行く。

山中の登山道歩きも1時間ほどで廃業した忠ちゃん牧場に出る。

目の前の茅の草原の先に見事な富士山が見えている。朝とは見る方向が違うのか、この日の暖かさで雪が融けたのか、朝見た富士山より白さが減っているようだ。

しばらく休憩後一旦国道へ出てすぐに右折する。この道ビクトリーロードと名付けられているようだが東京オリンピックの自転車ロードレースで使われた道路だそうだ。

道路右手は自衛隊の演習場で遮るものがない素晴らしい富士山を眺めながら少し進むと左手に閉館中の裾野市の富士山資料館が見え、そこで左に曲がり別荘地に入る。ロードレースもここで曲がっていたらし。

別荘地内でロードレースコースからそれ左に曲がる。

別荘地内でもたまに富士山が見えるが　ひたすらこの日のゴール目指して歩く。途中からは下り一方の道となる。

別荘地内の道路を下りきると国道に出る。この交差点右手の角にこの日のゴールの頼朝の井戸がある。頼朝が富士の巻狩りの時に口にした湧水があった場所とか。

この日は天気に恵まれ　久しぶりに山道も歩け楽しめた。このコース最後の須山浅間神社からゴールまではトイレも店などもないのでそれなりの準備が必要かもしれない。