11月に続き、富士山一周ロングトレイルを12回に分けて歩くツアーの7回目「旧外川家から忍野八海」に参加した。
今回は晴れてはいるがバスから見えた富士山の片側には雲がかかり、富士山の眺望には不安のある天気であった。
渋滞もなく前回の終了地点の金鳥居そばの御師旧外川家横の駐車場に到着し、この日のトレイルはここから出発である。
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この日のルートです。
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「富士山一周トレイル7」ルートと時間
御師旧外川家 | 09:50 | 北口本宮浅間神社 | 10:21-10:45 | 道の駅富士吉田 | 11:20-12:15 | 忍野八海 | 13:45-14:40 |
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御師旧外川家は耐震工事中ということで一般公開はされていなかった。御師というのは富士講で訪れる人のための宿泊施設であり、下級神職でもあったようだが、金鳥居から北口本宮への道には多くの御師を名乗る家がある。
旧外川家の前の道を北口本宮方向に緩い坂道を進むが富士山の左半分は雲がかかっていた。
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富士吉田の火祭りで大松明が奉納される御師町の表通り沿いの御師の表札を見ながら進むと気になる提灯を見つけた。「大鴈丸」というもの。
表通りから国道を左折し進めば北口本宮浅間神社前に来る。大きな鳥居の先に長い参道が見えている。
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鳥居をくぐったあと長い参道を進むと拝殿がある。
境内には夫婦檜、太郎杉などの巨木も多数ある。重要文化財の東宮、西宮なども20分ほどかけて見学し、浅間茶屋横から退出した。
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浅間神社から少し北に進み、福地用水路沿いへの道へと右折して進む。この用水路は桂川の水を引いているらしいが相当な水量がすごい勢いで流れている。
水路沿いの富士山が見える道を進むと水路は暗渠となり右手に新屋山神社がある。
その後再び水路が現れる。左手には三つ峠山も見える。
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用水路沿いの道を三つ峠山などを左に見ながら進むと間もなく国道138号にでる。すこし国道を歩いたあと右に入っていく。
相変わらず雲が半分かかった富士山を見ながら団地の中の登り坂を進む。
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浅間神社から1時間半ほど歩き、登り坂が終わるころに富士山の山頂にあったドーム型をした富士山レーダードーム館が見えてきた。このドーム館横に道の駅富士吉田がある。
ここで昼食休憩を取る。
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昼食後国道138号との交差点までくるとドーム館のドームがほぼ富士山頂と重なって見える。昔のドームが山頂にある富士山の写真のようにならないか写真に撮ってみるがさすがにドームが大きすぎた。
交差点から少し県道を歩きふじさんミュージアム内の遊歩道を進むと正面に鐘山の滝が見える。この滝落差10mほどの桂川の滝であるが遠望するだけで寄り道を終え、国道に戻り忍野を目指す。
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国道138号の忍野入り口交差点を左折し忍野方面に向かい、桂川の鐘山橋の手前で東海自然歩道へと入っていく。
ここからは樹林の中の道である。
自然歩道を30分ほど歩くと舗装道路と交差する。そのまま直進していく。
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やがて忍野八海の近くに至る。
この忍野八海は富士講信者の霊場になっており、各池には霊場の碑もたっている。1番霊場の出口池は少し離れた所にあるため今回は訪問せず次回のお楽しみである。
最初は2番霊場のお釜池である。この池は八海の中では一番小さいようである。
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お釜池の次は道順で4番霊場の銚子池である。この池はお銚子の形から名付けられたというがあまりお銚子の形に見えない。池には沢山の小魚が泳いでいた。
銚子池の次は6番霊場の濁池を見る。この池は川の途中のようであまり水も湧き出ていないらしい。
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銚子池・濁池のそばに底抜池があるがここは有料の資料館の中にあるので後回しにして、5番霊場の涌池を見る。この池は湧水量の多い大きな池で大きな鯉も泳いでいる。
このあたり忍野八海の中心地ですごい人である。
涌池の次は7番霊場の鏡池である。富士山が水面に映るというがこの時間は残念ながら逆光なのと、富士山にも半分雲がかかっていたので期待の景色にはなっていなかった。
続いて菖蒲池へ向かう。
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8番霊場の菖蒲池では鴨が泳いでいたが菖蒲が枯れているこの時期ではちょっと見劣りする印象の池であった。
忍野八海で今回最後に訪れるのは3番霊場の底抜池である。この底抜池は榛の木林資料館の中にあるので入場料を払って見に行った。敷地の一番奥の樹林の手前にある。一番自然な感じの池であった。
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底抜池のあと鏡池近くから名残の富士山を見て近くの駐車場へと向かう。
それにしても忍野八海の人出はすごかった。7割以上が海外からの観光客だそうである。
今回の最後はトレイルウォーキングというより観光旅行のようになってしまったが帰りの渋滞もほとんどなく帰れたのは良かった。
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