1か月前に続き、富士山一周ロングトレイルを12回に分けて歩くツアーの2回目「白糸の滝から猪之頭公園」に参加した。
本来は予定コースよりもう少し歩かないとトレイルの1/12にならないのだがバスの運行時間制限から一部はバスで回ることになっている。歩く距離は約11kmの予定であった。
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この日のルートです。
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「富士山一周トレイル2」ルートと時間
白糸の滝駐車場 | 10:50 | 佐折の分岐 | 11:32 | 山之神 | 12:11 | 休暇村富士 | 13:13-13:50 | 小田貫湿原入口 | 14:32 | 陣馬の滝 | 15:20-15.35 | 陣馬の滝駐車場 | 15:53 |
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この日の出発地点は前回の終着点の白糸の滝の駐車場である。前日の台風の影響もあり残念ながら富士山にはあつい雲がかかり霊峰は見えない。
滝は前回見学したのでこの日は滝には寄らず出発である。駐車場の前の舗装路を左に進み始めるが事前の勉強結果とは異なる方向で違和感があったが 添乗員はあっているとのことで従って歩く。
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巾広の舗装道路から、やがて林の中の林道へと入る。道路わきには独特の半分白い葉をつけたマタタビがちいさな花(つぼみ)をつけていた。街中の舗装道路よりは気持ちは良いが本来のコースからずれているような気がしてならない。
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やがて佐折の分岐に来る。標識に田貫湖の方向も示されているので目的地には到達できそうである。
ここからは東海自然歩道のサブルートのようである。道路は渓流沿いを進む気持ちの良い道ではある。林の中でとても富士山を望める道ではないが、この日の雲ではどっちみち見えないのでかまわない。
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道はゆるい登り坂になっている。このあたり草花はほとんど咲いていないがウツギなどは見かける。
道はやがて開けた所に出てT字路を右に進む。左に山之神を見ながらさらに進むが田貫湖にはまだまだのようである。
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ゆるい下りとなった道はやがて幅広の綺麗な舗装路に合流する。トレイルコースの本来の道である。
舗装路をさらに進むと天使の森のオートキャンプ場に来る。見ていると土曜日のせいか車が何台も入っていく。
さらに田貫湖目指して進む。
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オートキャンプ場から進むこと20分ほどでようやく田貫湖のほとりの休暇村富士に到着した。トレイルコースのコースタイムより1時間くらいの遠回りであった。
ここで昼食休憩である。
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昼食後湖畔沿いの道を進んでいくと、今年出来たという富岳テラスの前を通る。見えるはずの富士山には残念ながら厚い雲がかかっている。さらに進んでみれば対岸のキャンプ場の上は雲もまばらなのに残念である。
この湖畔の道はサイクリングする人や歩いている人など結構な人とすれ違う。
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湖畔の道からやがて離れ 再び樹林の中の道を20分ほど進むと 小田貫湿原の入り口に来る。ここで脇に入ると湿原の木道歩きとなる。
小さな湿原ではあるが池塘もいくつかある。入り口の案内版やHPではいろいろな花が咲いているようにかかれているが今回はほとんど花は咲いていなかった。出口そばにオオマムシグサが咲いていたくらいである。
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小田貫湿原をでて間もなく 猪之頭の洗い越しにくる。川と道路が平面交差しているようなものである。前日の雨の影響で水量はやや多く飛び石の上まで水がかかっていたが無事渡り切る。
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杉林の中の道をさらに進むとやがて人家が現れる。猪之頭の集落に入ると大きな朴の木に花が咲いていた。
道標に従って陣馬の滝を目指す。最後は遊歩道を進めば滝の正面に出る。この滝は源頼朝が陣を張ったことでこの名が付いたそうである。
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陣馬の滝は落差5mほどの比較的小さな滝であるが 観光客は結構いるようだ。陣馬の滝からは湧水の流れに沿って遠照寺へと向かう。
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遠照寺には頼朝が見つけたという太鼓石が祭られている。このような石は溶岩が木を巻くように固まったあと木が消失してできるらしい。
遠照寺から近くの駐車場まで行けばこの日のウォーキングは終了である。遠回りをしたこともありここまでで13Kmとなった。
この後はバスで世界遺産構成資産の人穴富士講遺跡を見学に向かう。
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人穴富士講遺跡は鳥居をくぐって階段を登る。階段を登り切った所に人穴浅間神社がある。道の両側には富士講の碑が並んでいる。神社の奥にも富士講の碑が立ち並ぶ。また神社の右手には富士講の開祖である長谷川角行が修行したという洞穴入り口があるが洞穴内を見学することはできない。
ここまでで 今回のトレイルも終了である。
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今回は富士山には雲がかかったままで見えなかったのが残念である。次回は少し山道っぽくなるらしい猪之頭公園から割石峠までの予定である。
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