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皇居・日比谷公園 [こうきょ・ひびやこうえん]   2018.12.3(2018.12.4作成)
トレッキングは少し急なところや険しいところでは苦しくなることもあるので もう少し歳をとっても続けられるようにと トレッキングに加えウォーキングも始めることにした。
目次のページにも書いたが どうせ歩くなら 山を巡ろうかと 「江戸東京百名山を行く」という本を参考にしてみた。
この本の最初の江戸東京百名山は皇居大内山である。著者の手島さんは東御苑を大内山とされているようであるが たまたま 皇居乾通りの 一般公開があったので 皇居の紅葉山から始めることにした。
ということでこの日のスタートは日比谷駅からで、坂下門、紅葉山下、西桔橋、天守台、富士見櫓、本丸広場、汐見坂、大手門、 東京駅前、三笠山、つつじ山、ミッドタウン、銀座プレイス、有楽町駅のコースである。 この日のルートです。
route
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「皇居・日比谷公園」ルートと時間
日比谷駅9:30
坂下門
もみじ山下
西桔橋
天守台
富士見櫓
本丸広場
汐見坂
大手門
東京駅前
三笠山
つつじ山
ミッドタウン
銀座プレイス
有楽町13:00
江戸城址
日比谷駅のB6出口を出て 坂下門方面に向かうとすぐに江戸城址の説明板がある。
説明を読んでから皇居前広場の「乾通り通り抜け」の入場口目指して進む。初日には開門前に数百人が待っていたそうであるが この日は平日で早い時間帯であったのでそれほど人出は多くないようである。
特別史跡 江戸城跡

 江戸城は長禄元年(一四五七)に太田道灌によって創築されたが、天正十八年(一五九〇)に北条氏が滅亡し、徳川家康が居城をここに定めた。
 以来、家康、秀忠、家光の三代にわたって西の丸、北の丸の増設や外郭の整備が行われ江戸城の総構が完成した。
 明治維新後江戸城は皇居となり、昭和二四年に西の丸下及び現在の皇居を取りまくお濠の地域が「国民公園皇居外苑」として一般に開放され、昭和四四年からは北の丸の地域が加えられ広く国民に親しまれている。
 この江戸城跡は、三百年近くにわたる将軍の居所として、また政治の中心としての史的価値が極めて大きく、その規模はわが国随一のものであることから、昭和三八年五月三十日に文化財保護法による「特別史跡」に指定された。

環境省皇居外苑管理事務所
伏見櫓
正面に伏見櫓と左手に二重橋鉄橋を見て 皇居前広場に着くと多くのパイロンで行列の仕切りが作られていたが そこには全く並ばず すんなりと手荷物検査とボディーチェックへと進めた。簡単な検査を終えて坂下門に進む。
空の行列エリア
坂下門を通り抜けると 間もなく左に宮内庁の建物がみえてくる。

坂下門

宮内庁前

蓮池参集所
局門
宮内庁から乾通りの一方通行を乾門方向に進むとすぐに蓮池参集所があり、その先の局門脇の黄葉がきれいだった。
紅葉の綺麗な時期に乾通りの開放をしているようであるが 残念ながら綺麗な紅葉はぽつぽつとある程度である。
局門の先には門長屋がある。その先の左手に下道灌濠があるが その右手が紅葉山であろうか。
門長屋
下道灌濠
そろそろ紅葉山のあたりだろうと 近くにいた宮内庁の職員に聞いてみたら 「紅葉山はこの奥ですが 一般には公開していません」 というつれない返事であった。
仕方なく閉まった門の奥の紅葉山を見る。多くの紅葉が植わった山だそうだ。
この先で乾門へ抜ける道と西桔橋(にしはねばし)に抜ける道が分かれるが 東御苑に行くために西桔橋を渡り東御苑に向かう。
橋の上から振り返れば乾とおりが良く見える。
紅葉山麓
西桔橋
天守台
平面図
緩い上り坂登って東御苑に入ると 左手に天守台がある。天守台への緩い登りの途中に昔の建造物が平面図で説明されているが この東御苑ほぼ全域に建物が有ったようで その巨大さにビックリである。

天守台から

天守台には三等三角点「本丸」が有るはずであるが良く有る四角柱は見当たらない。都会の三角点は蓋をされて保護されている事が多い ので そのつもりで見ると石垣の上に蓋状のものがある。多分これが三角点で有ろうが近づけないのでこれ以上の確認はできなかった。
三角点
城壁
天守台をおり 石積みを見ると石の巨大さに驚く。各地でみた城壁の石と大きさが違うようだ。徳川の力だろうか。
天守台からは西側の蓮池堀沿いを進む。石室そばの紅葉がきれいである。皇居内より綺麗に思えた。
石室前紅葉
石室
富士見多聞前
石室を覗き その先へと進む。富士見多聞の前の紅葉も綺麗である。
富士見多聞は建物に入って見学できるようなので立ち寄って見る。
富士見多聞展望
中から皇居の方を見ると先ほど歩いた乾通りが見えているが 富士山は見えない。
説明パネルによると富士山は森の陰らしい。紅葉山の表示も有ったのでもう一度覗き直して次ぎに進む。
富士見多聞説明
西側の小道をさらに南へ進むと 「松の廊下跡」をすぎ その先に「富士見櫓」が有る。櫓には入れないので 富士山も見れない。
松の廊下跡
富士見櫓

本丸広場

富士見櫓から少し戻り、柑橘が植えられた広場を通り抜けると本丸の売店がある。この前あたりが本丸広場である。
売店のそばで子福桜が咲いていた。
子福桜
コブクザクラ
汐見坂
城壁の間を通り、汐見坂の緩い坂を下って行く。白鳥濠の横の道を大手門に向かい 大手門から東御苑を退出した。
大手門
東御苑のあとは日比谷公園に向かうがその前に 駅前広場の工事も終わってから見ていないのでちょっと東京駅をのぞきに行くことにした。
東京駅を見たあと 日比谷通りに戻ってみると並木の銀杏の黄葉がきれいであった。
東京駅前
銀杏の黄葉
日比谷公園
日比谷公園入り口の案内図で三笠山とつつじ山の位置を確認し、まず三笠山に向かう。
テニスコートの先まで行くと三笠山の登山口がある。といっても10段程度の階段道があるだけであるが。
三笠山登山口

三笠山山頂から

三笠山の頂上は8畳くらいの広さであろうか。山名表示もなく やはり高山の登山とは大違いである。
三笠山はもともと三つの頂があったらしいがテニスコート工事で一つなくなったらしい。残ったもう一つの頂には 自由の鐘がある。
自由の鐘
自由の鐘から松本楼の横を通りつつじ山へと向かう。
つつじ山の登山口は三笠山よりもっと緩く低いが景色は三笠山よりきれいに思えた。
つつじ山登山口

つつじ山山頂から

雲形池と噴水
つつじ山を下り、雲形池の周りを回ってみることにした。つつじ山の反対側に回ると、紅葉、黄葉と噴水がとてもきれいで  多くの人が写真を撮っている。
この後は帝国ホテル前の公園出口へと向かう。
ミッドタウン
日比谷公園を出るとこの日の予定の「山」はない。あまり都心に出ないし 銀座に用もあったので銀座に向かう。
日比谷のミッドタウンの横、泰明小学校の横を通り 銀座4丁目に来ると 世の中騒がしているNissanのショールームのある 銀座プレースがある。他にも新しいビルはあるだろうが この日はここまでにして 有楽町駅に向かう。
駅に着けば7.8Kmのウォーキングも終了である。
銀座プレース

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