良く晴れた連休の真ん中の雨の日に天使山塊の毛無山に登った。毛無山は余り交通の便が良くないので今回はツアーに申し込んだため、雨の中を出かける羽目になってしまった。

この日のコースは麓集落10:00～不動の滝(見晴台)10:35～5合目11:25～12:48山頂13:00～５合目14:00～麓集落15:10 の約7.3Kmのピストンコースである。

新宿を出るときには曇りであった天気も、朝霧高原を過ぎ、麓集落の駐車場に着いたときにはぽつぽつと雨が降り始めた。最初から雨具装備での登山になってしまった。 最初は林道を歩くが　木苺がたくさん花をつけている。7月になればたくさん実をつけるだろうなと思いながら進むとすぐに登山道へと入っていく。

最初は杉の林の中を登っていく。初めは聞こえていた沢の音も直ぐに聞こえなくなり、「一合目」の札が現れる。

杉の林もまもなく終わり、落葉樹林へとなる。つつじが花をつけている。遠くに山桜が咲いているのも見えるが天気がいまいちなので黙々と歩く。

二合目を過ぎてまもなく右手遠方に不動の滝が見えてくる。落差は結構あるが細い滝である。それでもしっかりと滝壺もある。

この毛無山は地図を見ると登山道が等高線にほぼ直角になっている。つまりただひたすら登る登山道である。2000mに届かない山ではあるが結構登りがきつい山である。

律儀に一合も掛けること無く標識が建っているので休憩を見図るのは楽である。

七合目近くになると水ならであろうか落葉樹林となり、登りも少し楽になる。

途中に富士山展望台とかアルプス展望台とかあるが、当然の事ながら何も見えない。晴れていれば良く見えるのであろう。残念！！

登り始めて３時間弱で山頂には到着したが　風が吹き抜け昼食もままならない。悪いことに気温も下がり霙になってきた。当初は北東の大見岳まで行く予定であったが、天候が良くないので急いでおにぎりを食べ早々に下山開始である。

途中右手を見ると雲が降りてきて墨絵になりそうな景色である。下りは２時間で林道の「登山口」まで下ってきた。

駐車場近くの神社の脇に「麓金山　金鉱石破砕機」なるものが遺構として残っている。このあたり昔は金が取れたようで、 下部温泉側には女郎小屋跡などもあることを見ると相当繁栄していたのであろう。

今回は天気が悪く　ただ登るだけになってしまった。次回は良い天気であることを期待したい。

この日のアップダウンと今年の登破の記録である。