2月の中旬に御岳方面へ出かけて見ようと計画していた。前日は雪が降るかもしれないとの予報で、もしかしたら行けないかな と心配していた。 しかし 前日は雪も雨も降らず、当日も晴天の絶好のハイキング日和となった。新宿からホリデー快速に乗り、電車が御岳駅に近づく頃あちこちに残雪がある。 東京ではほとんど雪も消えているのにと思いながら、御岳駅で下車。シーズン中なら何十人というハイカーが降りるこの駅もこの日はせいぜい10人くらいのハイカーしか居ない。 バス、ケーブルを乗り継いでまずは御岳神社を目指す。

ケーブルを降りると回りには結構雪がある、さすがに参道は綺麗に除雪されており、ぶらぶらと神社に向かう。多くの宿坊などの間を通り山門の階段まできたら、 階段の一部が凍っており怖かった。本殿まであがり、お参りをしたあと一旦もどり、日の出山への道に入った。

日の出山への道に入り少し人家から離れると雪道である。こんなに雪が残っているとは思はなかった。ひょっとしたら諦めて帰らないといけないかな と思いながらも歩いてみると雪は深くなく、返ってさくさくと気持ちが良い。すべらないよう注意しながら行くことにした。

程なく日の出山の頂上に着いた。この日は風も無くベンチには太陽がそそぎ、360度の景色は大変気持ちが良い。 御岳山の方を見ると先程お参りした本殿がはっきり見える。西の方角にはわずかに富士山の頂上が山の向こうに見えている。 北の方には上越の山であろうか真っ白な山が小さく見えている。

頂上に来る人の中にはアイゼンを付けた本格冬山装備の人もいる。

お弁当を食べて一休み後、金比羅尾根を目指し歩き始める。後は小さな登りの他はほとんど下りであるが、 下りの方が滑ってしまう。尾根の雪道は本当に気持ちが良い。

それにしても下から上がって来る人は一人も居ない。シーズンオフとは言え人気の無いコースなのかなと思い、 事故を起こしては大変と慎重に歩く。

下るにつれ雪も少なくなり一安心である。金比羅尾根をかなり歩くと金比羅公園に出る。ここの展望台から五日市の市街を見て ようやく無事降りたという気がする。

今回のコースは下り主体の割に楽なコースでは有ったが12Kmくらいは歩いたようである。