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熊倉山 [くまくらやま]   2006.3.21(2006.3.25作成)

今回は秩父のマイナー?な山の熊倉山である。

この日のコース>は白久駅8:41~白久コース分岐9:04~地獄谷10:03~高根11:19~熊倉山11:43 ~城山コース分岐13:05~武州日野駅13:55 の約14.4Kmのコースである。

熊倉山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「熊倉山」ルートと時間
白久駅8:41
白久コース分岐9:04
地獄谷10:03
熊倉山11:43
城山コース分岐13:05
武州日野駅13:55

秩父鉄道の白久駅で降りると、林道が工事中のため通行禁止。ほかの登山道に周れと書かれている。こりゃまずいと駅員さんに聞くとどうやら予定の登りコースは良いが帰りの予定コースが通行禁止のようである。 予定の日野コースを使わず、城山コースを使えば大丈夫と分かり一安心である。

駅前から真っ直ぐと舗装された林道を登っていくと正面に熊倉山(と思われる)山が見えている。

熊倉山
丸太橋

25分ほどで舗装された林道から別れ、谷津川にかかる丸太橋を渡るといよいよ山道である。

この山には"熊"という名がついているので念のため熊よけの鈴を鳴らしていくことにする。 しばらく行くと沢からはずれどんどんと登ることになる。

演習林

今回の熊倉山は結構標高差が大きい。大きいだけあって登りもきつく登り応えのある山である。

樹林が切れ、伐採跡に植林されている埼玉県の演習林にでる。檜の幼木は鹿の食害よけのネットにくるまれている。

この演習林を横切るがこの道が結構ざれた道である。尾根を巻くように進んでいくとまた杉林に入る。

営林小屋の跡をすぎ、杉林の中の登りが続く。

ここまで来て始めて登山者と出会った。

営林小屋
杉林
残雪

地獄谷の沢を渡ったあたりから沢筋に残雪が見られ、道も氷結しているところが増えてきた。 雪が凍っているならまだましだが、斜めの氷盤の上を歩くようで結構怖い。

アイゼンまではいらないが時間は大分かかってしまった。

高根

ゆっくりと登っていくとやがて尾根の上に出て、ここが高根である。高根からは次のピークを巻くように進み、熊倉山との鞍部に当る 三門の広場に出る。

三門の広場
山頂

三門の広場からもう一登りで山頂に出る。山頂からの見晴らしは全く利かず、ちょっとがっかりである。

遠景

下りは日野コースの予定を変更して城山コースを下る。このコースも結構下りが急である。頂上近くではやはり氷結しているところもあり、注意しながら降りていく。 単調な下りの中で時々三峰口方面の展望が開ける。

やがて舗装された林道が見え始め、しばらく舗装道に並行した登山道を歩くことになる。

城山の鞍部まで来ると登山道は林道に合流である。

城山登山口

こちらの登山口には「熊出没注意」の看板が出ている。もっと早く言ってくれよと言いたくなるがとにかく熊に出くわさずに済んで何よりである。

ここから駅まで舗装道路を4.5Km歩くことになる。少し歩いたところでなにやら黒い糞が…檜の葉がそのまま出ているところを見ると熊の糞か???

林道
糞
水車

駅までの中間点辺りで寺沢の水車小屋に出会う。

後で知ったのだがこの水車小屋の上に座禅草があるらしい。知っていれば立ち寄ってきたのに… 残念。

間もなく武州日野駅に到着である。


今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高1426.5m
最低標高286m
累計登り1266m
累計下り1282m
歩行距離14.4km
鳥瞰図

赤い線がこの日のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出


SL

最後のオマケは秩父路でちょっと寄り道して出会ったSL(秩父鉄道が休日に運転しているらしい)と、黒谷にある和銅採掘跡の「日本通貨発祥の地」碑である。

日本通貨発祥の地

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