拡大画像
× クリック
燧ケ岳 >[ひうちがたけ]   2003.8.2(2003.8.9作成)

前日の至仏山に引続き 燧ケ岳を目指した。

前日泊まった元湯山荘が出発点で 元湯山荘6:30~見晴新道合流点9:10~9:40柴安嵓9:50~10:10俎嵓10:20~熊沢田代11:35(昼食)12:00~御池13:40 の距離8km~9kmの コースとなった。

燧ケ岳はこのあたりです。
map
クリックすると拡大画面に
踏破ルートです。
route
クリックすると拡大面に
「燧ケ岳」ルートと時間
元湯山荘6:30
見晴新道合流点9:10
柴安嵓9:40-9:50
俎嵓10:10-10:20
熊沢田代11:35-12:00
御池13:40
ボランティア

小屋を出ようとしたら 尾瀬のゴミ拾いボランティアを募集しているとのこと。歩きながら小さなゴミを拾い持ち帰って欲しいとのこと。 参加することにし、ワッペンとゴミ袋をもらう。袋が一杯にならないことを期待して出発。

沢

前日の夕食時に温泉小屋道は水没することが多いので天気の悪い日の下りには使わないでくれと注意された。

この日の登り道がこの温泉小屋道なのでご主人に相談したら晴れているし登りなので大丈夫でしょうとのことで予定通り登り始める。

登ってすぐに沢だか登山道だか分からない道になる。岩の天辺の苔がはげた石を頼りに道を間違えないように進む。 ペイントマークもほとんど無く確かに雨の下りだと大変そうである。

沢

前日の至仏山と違い深い樹林体の湿気の多い道である。花も咲いていないので黙々と道を間違えないように登る。

なめくじ

目の前に10cmはあろうかと言うナメクジが現れる。まあ害はないからいいか。

尾瀬ヶ原

見晴らしの利かない道も段々と登りがきつくなる。やがて遠くから人の声が聞こえてきて、視界も開け尾瀬ヶ原・至仏山が見えてくる。 すぐに見晴新道との合流点に出た。40人の団体さんが休んでいた。

見晴新道合流

このあたりからようやくはい松帯になりいろいろな花も咲いている。

団体さんに巻き込まれ なかなか進めないのでゆっくり花を見ながら進む。

こけもも
こけももの実
シャクナゲ
シャクナゲ
おとぎり草
おとぎり草
柴安嵓山頂

標準コースタイムより大分時間がかかってようやく柴安嵓山頂(燧ケ岳山頂)についた。

燧ケ岳の最高峰は柴安嵓(しばやすくら)であるが三角点があるのは隣の俎嵓(まないたくら)である。行列を作って俎嵓に向かう。

柴安嵓山頂
柴安嵓

ここも標準コースタイムより大分時間がかかって俎嵓についた。

先ほどの柴安嵓もすぐ前に見える。山頂はさらに多くの人がおり、写真を撮っていると次々と撮影を依頼され きりが無い。

俎嵓
尾瀬沼

後は下るだけなのでゆっくり休む。

南の方向に尾瀬沼が良く見える。尾瀬沼のほとりのビジターセンタの望遠鏡できっとこちらを見ている人がいるだろうが、 さすがに肉眼では確認のしようも無い。

いよいよ下り始めてまもなく、下から登ってくる人たちがいたので登り優先で道を譲ったらこれが大変。次から次の数珠つなぎで切れ目が無い。 途中で割り込んで下らせてもらう。

この下り道は岩こそ少ないがぬかるみ道で歩きにくい。滑らないよう注意して降りると途中にまだ雪渓が残っている。

雪渓
ちんぐるま
ちんぐるま
わたすげ
わたすげ
さわらん
さわらん
立山りんどう
立山りんどう

やがて下りも一段落で熊沢田代に伸びる木道に入る。

この辺りもいろいろな花が咲いている。

休憩ベンチがあったので池塘をみながら昼食にした。

熊沢田代
こばぎぼうし
こばぎぼうし
もみじからまつ
もみじからまつ
みずばしょう
水芭蕉の実

知らない花も結構あったが花を見ている方に大分教えていただいた。

池塘

熊沢田代から少し行ったところに小さな池塘がある。池塘の周辺が赤くなるほどもうせん苔が生えている。

もうせんごけ
もうせんごけ

木道とぬかるみを歩くこと1時間ほどで御池までたどり着いた。

バスの時間まで1時間半もあったので 靴を洗ったりアイスクリームを食べたりして待っていた。

前日の至仏山を見る。


最後に今回のルートのアップダウン。

断面図
最高標高2356m
最低標高1419m
累計登り997m
累計下り910m
歩行距離8~9km

鴈野さんちのHomePage TOPへ
ご感想などは鴈野 敏生 まで。