今回は 栃木県の新花の百名山であり修験の山の石裂山に出かけた。少し雲は多いが晴れの天気という予報であった。
コースは 加蘇山神社社務所10:04~10:15加蘇山神社10:20~10:52月山分岐~12:46東剣の峰~12:59西剣の峰
~13:15石裂山13:21~13:36月山13:42~14:43月山分岐~15:00加蘇山神社~15:09加蘇山神社社務所 の約5.9Kmのコースである。
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石裂山はこのあたりです。
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踏破ルートです。
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「石裂山」ルートと時間
加蘇山神社社務所 | 10:04 | 15:09 | 加蘇山神社 | 10:15-10:20 | 15:00 | 月山分岐 | 10:52 | 14:43 | 東剣の峰 | 12:46 | | 西剣の峰 | 12:59 | | 石裂山 | 13:15-13:21 | | 月山 | 13:36-13:42 | ↑ |
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今回は加蘇山神社の社務所がスタートである。ここから舗装道路をしばらく歩く。
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10分ほど歩くと加蘇山神社に着く。右手にかなり長い階段道が見え、その先に社が見えるが今回は登らず、左側の登山道へと進む。
加蘇山神社からは沢沿いの道で何度か石橋を渡りながら緩い登りを進む。途中右手に小さな清滝という滝がある。
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さらに沢沿いの道を登っていくと 今度は竜が滝というこれまた小さな滝があり、そこには 休憩舎がある。
日曜日で天気も良いことで多くの登山者が休んでいた。休憩舎の左側の道を登ってゆく。
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休憩舎から少し登ると月山に向かう道との分岐にくる。石裂山の登山コースはここから時計回りに石裂山、月山と周回できる。
分岐からまた少し登れば栃木県の名木100選に選ばれている 加蘇山の千本桂がある。
この木は根本部分から多数の幹が立ち上がっており 1000本にも見えるということのようだ。
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ハルトラノオオ
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月山への分岐からは登りも少し急になってくるがまだまだである。
木の根の露出した登りを25分ほど進むと 東屋のある中ノ宮に到着である。
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中ノ宮からは鎖場が始まる。目の前の急斜面に長い鎖がみえるが 順番待ちの人で混雑しておりしばらく順番待ちである。
鎖を登り切ってもまだ狭くてかなりな急登が続く。
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15分ほどで奥の宮へのはしごの下に着く。奥の宮は石裂岩と呼ばれる岩の割れ目のような洞窟の中にある。
はしごを登り 洞窟にある祠で安全祈願し 下りは急斜面を慎重に下っていく。
ここで 滑落したのか 怪我をされた方がいた。心を引き締めて先へと進む。
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少し先は進み振り返ってみれば 奥の宮へのはしごや岩の裂け目など全体がよく見える。
日曜日で登山者も多く この先も道は狭く 急な登り・はしごなども多いため結構順番待ちを強いられる。
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木の根の多い急な登りや アルミ製のはしごを登り、稜線目指して登り続ける。
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遠くにちらほらと咲くアカヤシオをみながら いくつもはしごや階段を登って稜線近くまで来た斜面に カタクリが咲いていた。
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カタクリ
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稜線に登りついたところで 歩き始めてほぼ2時間。昼食を取る。
このあと束の間の平坦な稜線歩きとなるが すぐに急なアップダウンが始まる。
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稜線にでてから ようやく登山道そばでもアカヤシオを見ることができるようになった。
アカヤシオはまさに見ごろの時期である。
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アカヤシオ
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アカヤシオを楽しみながら15分ほどで小さなピークの東剣の峰にくる。ここからは急な下りのはしごがある。
振り返ってみると相当な急角度のはしごであることがわかる。
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結構な急登をのぼりかえしたところが 次の小ピークの西剣ノ峰で すぐ前を右手の展望台に行くと高原山が見えている。
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西剣ノ峰の正面にはおおきな岩峰が見えている。石裂山であろう。
先ほどの奥の宮でのけが人救助のためか防災ヘリのホバリングの音が大きい。
気を散らさないよう慎重にはしごを下り 岩の多いつづら折れの登りを登っていく。
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急な登りを登り切ったところからわずかに稜線を左に進めば石裂山山頂に到着である。
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石裂山山頂の見晴らしはあまり良くないが それでも北から北西方向は開けており、
この日の雲や靄の多いなかでも男体山と右手の女峰山は見えていた。
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先ほど西剣の峰から登ってきた稜線を月山分岐まで戻り、左手の道を月山目指して進む。
15分ほどで月山の山頂に到着する。
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月山山頂には月山神社の祠がある写真が案内書などに掲載されているが 今は朽ち果て崩れ落ちた状態である。
鳥居もいつくずれるか分からないような状態なのでくぐるのはやめた。
月山からはほぼ下る一方ではあるが急下りである。
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急な下り道の右手の岸壁の下に小さな祠がある。この山では岩山が信仰の対象なのだろう。
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ミツバツチグリ
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タチツボスミレ
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周回路の月山側も良く整備され はしごや階段が作られている。
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月山の山頂から1時間ほどの下りで 石裂山と月山の分岐まできた。
さらにくだれば竜が滝の休憩舎であるが この時間には利用者ゼロであった。
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ムラサキケマン
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カキドオシ
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やまぶき
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休憩舎から沢沿いの道を下ってくると加蘇山神社まで来た。まだけが人の救助が終わっていないのか 消防車両が待機している。
ここから舗装道路を下り 民家のミツマタが目に付くようになれば間もなくゴールの神社社務所である。
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ミツマタ
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今回のアップダウンと今年の登破の記録である。
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最高標高 | 890m |
最低標高 | 303m |
累計登り | 688m |
累計下り | 688m |
歩行距離 | 5.9km |
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東側の宇都宮サービスエリア上空から見た鳥瞰図で、赤線が今回のルートである。
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距離は歩数計・カシミールから、登りはカシミールで算出した
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地図情報)、
数値地図(国土基本情報)電子国土基本図(地名情報)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平30情使、第1638号)」
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