10月の秋晴れを期待して 長野県の日本三百名山 南木曽岳を計画したのだが 台風の影響もあり 雨模様の中の登山となってしまった。
この日のコースは 蘭(あららぎ)の登山口11:34~12:17登下山道分岐~13:40カブト岩~13:52南木曽岳13:58~14:08避難小屋14:20 ~14:39摩利支天分岐~15:55登下山道分岐~16:25登山口 の約7.8Kmの周回コースである。
蘭の登山口から 林道を少し進むと 右側に登山道入口がある。
林道をそのまま進んでも良いが ここから入るのが近い様なので近道へと進む。
樹林の中に入ると自然探勝路ということで多くの木に名札がぶら下がっている。
東屋を過ぎると 再び先ほどの林道と合流する。林道もその先で二手に分かれるが左手に進む。
砂防工事中の沢沿いに少し進むと 砂防ダムがみえてくる。 この砂防ダムの表面は木曽檜であろうか板張りになっている。
砂防ダムの手前の橋を渡ると本格的な登山道が始まる。
15分ほど登ると 登り下りの分岐がある。この山の登山道は時計回りの一方通行になっている。
金明水という水場を越えて緩い登りを登って行く。
この登山道良く整備されあちこちに木道や梯子がかけられている。
新しいものは 滑ることは少ないので良いのだが 少し古くなった梯子や木道は良く滑る。注意して登って行く。
やがて登山道は木曽五木(檜・あすなろ・さわら・高野槇・ねずこ)の一つの高野槇の巨木の林に入る。
巨木を見上げながら階段道を進む。
梯子も掛かった急な登り道を進むと 登山道脇に名残の秋の花が咲いている。
やがて カブト岩 の説明板のところに来るが 岩があるはずの方向は靄で全く見えない。
一段と急になる登りを10数分登ると 南木曽岳の山頂である。
この山頂 見晴は全く効かないが 立派な山頂標がある。
山頂から少し進めば右手の大きな石の上に「南木曽嶽山大神」が祭られている。
さらに進めば 笹原に避難小屋がある。
避難小屋からすぐの高見は見晴が良いそうだが この日の天気では何も見えない。
山頂付近は平坦な登山道となっている。
右手に摩利支天への分岐があるが、見晴も効かないし、雨模様で滑りそうなので摩利支天には寄らず下る。
途中笹の茂った藪を進み、鎖もかかった長い滑りやすい梯子を下る。
下り専用道も登り同様急斜面である。
滑る斜面を慎重に下れば 登下山道の分岐まで来た。
更に30分ほどで 無事に蘭の登山口まで戻ってきた。/p>
このコース良く整備されているのだが 雨の時には かえって滑りやすくて大変かもしれない。
このコース5時間程度で標高差700mであるが 急斜面の多い山であった。
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。
南側の恵那山トンネル上空から見た鳥瞰図で、赤線が今回のルートである。
距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した