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白神岳 [しらがみだけ]   2017.6.5(2017.6.8作成)

前日の岩木山から移動し 世界自然遺産に指定された白神山地の白神岳をめざした。

明け方まで相当強い雨が降っていたが 歩き始める頃は何とか止んでおり、空を気にしながらの登山開始であった。

今回のコースは 登山口6:24~7:11二股分岐7:16~7:56最後の水場8:01~8:31蟶山分岐~10:05大峰分岐10:09~10:26白神岳10:56 ~11:09大峰分岐~12:20蟶山分岐~12:46最後の水場12:51~13:24二股分岐13:29~登山口14:07 の約13.5Kmのピストンコースである。

白神岳はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「白神岳」ルートと時間
登山口6:2414:07
二股分岐7;11-7:1613:24-13:29
最後の水場5:56-8:0112:46-12:51
蟶山分岐8:3112:20
大峰分岐10:05-10:0911:09
白神岳10:26-10:56
駐車場

白神岳駐車場がこの日のスタートである。駐車場そばのトイレ横の細い道を登り林道をショートカットした後林道を少し登れば登山口がある。

ここから山道が始まる。

登山口
階段
ブナ大木

最初はなだらかな混成林を進むと前方に木製の階段が見え、少し傾斜も急となる。

今にも雨が降りそうな中進むとブナの大木が登山道右に生えている。

相変わらずのだらだら坂を上ると 道路脇にポツポツと花が咲いている。

フタリシズカ
フタリシズカ
マイヅルソウ
マイヅルソウ
ツクバネソウ
ツクバネソウ
クルマバソウ
クルマバソウ

相変わらずの緩い登りを進むと50分ほどで二股分岐に至る。

右手の二股コースは以前利用された登山道だそうで 渡渉があったり登りが急なため蟶山(まてやま)コースが作られた後はあまり利用されないらしい。

ここからは左手の比較的易しいといわれる蟶山コースを進む。

緩い登り
二股分岐
登り

木の根が露出した登り道、緩急が繰り返される道を進むと 今朝までの雨で登山道を過って水が流れ出ている。

注意しながら更に進む。

渡渉
最後の水場
最後の水場

二股分岐から40分ほどで最後の水場に至る。

この日の水場は 今朝までの雨の影響で水量は豊富だが あまり飲みたくはない水質のようである。

ここから蟶山の分岐までは急登が続く。

ユキザサ
ユキザサ
オドリコソウ
オドリコソウ

登山道脇に咲く花を見て登る。

この登山道は 他の山に比べ同じ種類の花がまとまって咲いているようである。

岩道

岩のごろついた急な登りを頑張ること30分で蟶山の分岐に来る。

蟶山に向かう人は少ないのか踏みあとは薄い。蟶山に向かわず右の大峰分岐方面に向かう。

蟶山の分岐を過ぎるとしばらくはブナ林の中の平坦な道を進む。天気がよければもっと気持ちが良いのであろうが 雨が降っていないだけましとあきらめて進む。

平坦路
チゴユリ
チゴユリ
ツバメオモト
ツバメオモト
エンレイソウ
エンレイソウ
ムラサキヤシオ
ムラサキヤシオ
残雪

暫く平坦路を進む。残雪でぬかるんだ道を進むとやがてブナ林を抜け 稜線手前の急登が始まる。

空を見上げれば ところどころで雲が切れ薄い青空も見えている。

稜線直下
大峰分岐

急登を登り切ると左の大峰岳からの登山道と合流する大峰分岐に到着である。

ここから右に進み白神岳山頂を目指す。

オオバキスミレ
オオバイスミレ
ウスバサイシン
ウスバサイシン
シラネアオイ
シラネアオイ
ミツバオウレン
ミツバオウレン
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ
ミネヤナギ
ミネヤナギ

白神岳へと続く尾根を歩くと最高点を越え 少し下った先の登り返しが見えている。鞍部には雪が残っている。

この尾根の左手が世界自然遺産に指定された核心部らしい。

登り返し

残雪を越えて進めば 間もなく避難小屋の前を通過し 白神岳の山頂に達する。

山頂からはブナの原生林を見たかったのだがまるっきり見えない。残念!

避難小屋
山頂
ブナ林

天気もあまり良くないので 早めの昼食を済ませ 来た道を引き返す。

大峰分岐から急な下りを下り 気持ち良いブナ林を進む。

蟶山分岐まで来ると再び急な下りとなる。

蟶山分岐
最後の水場

急な下りを下り切れば最後の水場である。

ここからは傾斜は少し緩くなるが 沢をよぎるところもあるので注意して下ればやがて二股分岐である。

二股分岐

ブナの大木までくれば残りはわずかである。

ブナ大木
コウライテンナンショウ
コウライテンナンショウ
タニウツギ
タニウツギ

下り始めて3時間ほどで 記帳所のある登山口に到着し、さらに少し下って駐車場まで来て この日の登山も終了である。

記帳所

おまけの温泉情報は帰りに立ち寄った 不老ふ死温泉である。含鉄-ナトリウム-マグネシウム-塩化物強塩泉ということで日帰り¥600である。

この温泉海辺に露天風呂があり、露天風呂から日本海に沈む夕日が見れると人気らしいが 入るのも面倒ということで露天まではいかなかった。

不老ふ死温泉 露天風呂 map GoogleMapで

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高1235m
最低標高188m
累計登り1131m
累計下り1131m
歩行距離13.5km
鳥瞰図

南南西側の岩舘駅上空から見た鳥瞰図で、赤線が今回のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


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