遅かった梅雨明け後 最初の週末に北アルプスで穂高の名の付く山で唯一3000mに届かない西穂高岳に出かけた。 今回のコースは ロープウェイの西穂高口駅14:34~15:56西穂山荘(泊)4:30~4:47丸山4:54~5:48独標6:02~6:24ピラミッドピーク6:32~7:26西穂高岳7:45 ~8:39ピラミッドピーク8:53~9:17独標9:25~丸山10:08~10:26西穂山荘10:40~西穂高口駅11:41 で二日がかりの約8.6Kmのコースである。 |
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西穂高岳はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「西穂高岳」ルートと時間
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1日目
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梅雨明けでも雲の多い日であったが西穂高ロープウェイの白樺平駅に到着する直前までは雨は降っていなかった。しかし ロープウェイに乗る頃にはかなりの雨となってしまった。 ロープウェイの西穂高口駅からは雨の中を歩き始める。 しばらく歩くと前方の樹の間から 今日の目的地の西穂山荘が見えていた。 |
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小雨の降る中進むと 昨年登った笠ヶ岳も見えていた。 小屋までは 緩い登り降りのある道のため 雨でぬかるんでいるところも多い。木道が作られているところもある。 |
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樹林の中の登山道を進むと やがて前方に 西穂高山荘が見えてくる。 |
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ハクサンフウロ |
ヤマハハコ |
山荘近くに咲く花を見ながら最後の登りを登る頃には 雨もやみ、小屋の方からは 宿泊者の歓談する声が聞こえてくる。 |
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小屋に着いてみると 多くの登山者が雨上がりの小屋前に出てきている。寝床のスペースが気になる。 小屋の前からは 霞沢岳から 六百山のあたりが良く見えている。 |
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今シーズン最高の混雑だそうで 寝床のスペースは畳2枚に3人強であった。 夕食時には 山荘のご主人が天気の解説をされていた。晴れという予想だったので期待して早めに寝る。 |
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2日目
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二日目は 薄曇りの中 夜明け前に山荘を出発する。といっても ぼんやり明るいのでヘッドランプもチョット使っただけである。 大きな岩のある道を少し登れば 登り始めた雲海の上に焼岳や 霞沢岳が突き出ている。 |
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← 左右に動かせます → | ||||||||||||||||||||||||||
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日の出の太陽は見えなかったが 穂高の峰々の雲の朝焼けが綺麗である。 15分チョットで丸山に到着する。 |
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丸山から1時間ほどの独標少し手前からの雲海に浮かぶ名峰の展望が素晴らしかった。 ← 左右に動かせます → |
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展望を楽しんだあと 独標へと向かう。笠ヶ岳、抜戸岳、黒部五郎岳などが良く見える。 |
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独標少し手前までは 比較的楽な登山であるが 独標を過ぎると 岩場の連続となる。 次はpeak10を目指す。 |
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イワオウギ |
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小さな岩山を登ると 岩に10の文字が。 一旦登った岩山を慎重に下り 次のピークのピラミッドピークへと向かう。 |
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ヨツバシオガマ |
この山は百名山に入っていないためか、完全整備とはいかず 梯子も無く鎖も比較的少ないので慎重に岩場を登る。 ピラミッドピークまでくると 西穂高岳の山頂も近くなる。 |
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西穂高ピラミッドピーク展望(2016.7.31) |
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ミヤマダイコンソウ |
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足掛かりの少ない場所では 岩に張り付き四つん這いになって登る。 登山者も多いため すれ違いにも気を遣う。 それでも 出発から3時間で山頂に到着する。このころには 雲海も薄くなり 素晴らしい展望である。 |
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← 左右に動かせます → | ||||||||||||||||||||||||||
目を凝らすと甲斐駒ケ岳の左に 富士山も見えている。 十分に展望を楽しんだ後は来た道を引き返すが 岩場の下りがまた大変である。少し休んでいるうちに登りの人も増えており 交換が大変である。 前方には 山荘や ロープウェイの駅など 登って来たルートがほぼ全て見えている。 |
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ピラミッドピークを目指して 岩場を慎重に下って行く。 下りの方が 岩の足掛が見難いので登って来た時を思い出し探しながら下る。 登って来る人も多く 結構時間がかかってピラミッドピークへ到着する。 |
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ピラミッドピークからは独標へと向かう。ピークの左には上高地が見えている。 岩の隙間にイワギキョウが花をたくさんつけていた。 |
イワギキョウ |
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岩場を何とか無事におり独標に着く。独標から少し下れば 石のごろついた道を下るが 緊張も少し緩む。(気をつけねば) |
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丸山を通過すれば 20分ほどで 山荘が見えてきた。 |
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小屋で少し休んでからは ロープウェイの西穂高口駅へと向かう。 オオシラビソの樹林の中を1時間も歩けば 西穂高口駅に到着で ここで登山は終了である。 ロープウェイで下り 白樺平駅に着くころ 雨が降り始めた。登山が終わった後で良かった!! |
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おまけの温泉情報は帰りに立ち寄った ひらゆの森である。含硫黄-ナトリウム・ カルシウム・マグネシウム・炭酸水素塩・塩化物泉ということで日帰り\500である。 |
GoogleMapで |
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今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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南側の白骨温泉上空から見た鳥瞰図で、赤線が今回のルートである。 |
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |