噴火警戒レベル2の草津白根山(本白根山)、早く登っておかないと登れなくなると困るなと思い、状態が安定しているのを確認し
梅雨の季節ではあるが出かけてみた。
この日のコースは ロープウェイ山頂駅10:55~11:55歩道最高点12:20~12:46展望所12:51~13:15鏡池13:25~ロープウェイ山頂駅14:07
の約6.1Kmのコースである。
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本白根山はこのあたりです。
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踏破ルートです。
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「本白根山」ルートと時間
山頂駅 | 10:55 | 最高点 | 11:55-12:20 | 展望所 | 12:46-12:51 | 鏡池 | 13:15-13:25 | 山頂駅 | 14:07 |
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白根山はまだ噴火警戒レベル2ということで湯釜のあたりに行くことができない。このため草津ロープウェイで頂上駅まで行き、
ここからスタートする。もともと 頂上近くまで交通機関があるのだが ロープウェイにも乗ってしまうので登山というより
ハイキングとなった。
ロープウェイの山麓駅の入山規制の看板を見て ロープウェイに乗車、山頂駅からスタートした。
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山頂駅から少し歩き、夏山リフトの横のハイキングコースを登り始める。
緩い登りは笹や灌木の中を通る。梅雨の真っ最中なので晴天は期待できないが 晴れ間が出たり雲がかかったりのまあまあの天気である。
晴れ間の時に振り返ってみれば頂上にアンテナのある横手山が見えている。
樹林の中には 日蔭を好む花がいろいろ咲いていた。
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ツマトリソウ
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ミツバオウレン
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マイヅルソウ
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イワカガミ
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更に登れば 植生保護の木道歩きになる。 木道の脇にもいろいろ咲いている。
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コケモモ
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樹林の中の登りを登って 旧火口(空釜)の外輪を超えると 目の前に旧火口が広がる。
この外輪の砂礫の斜面にはちょうど見頃のコマクサが沢山咲いている。 これだけ綺麗に咲いているコマクサは久しぶりである。
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コマクサ
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コマクサ
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コマクサ
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本白根山では三角点のある三角点峰の頂は火山ガスのため 立ち入り禁止であり、また外輪の最高峰には登山道が無い。このため万座温泉への歩道最高点を一般には山頂としている。
空釜の向こうには 外輪に沿った道と歩道最高点が見えている。
途中の砂礫の斜面のあちこちにコマクサが咲いており、花を見ながら登る。
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ミネヤナギ
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ゴゼンタチバナ
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ハクサンシャクナゲ
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シロバナコマクサ
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歩道最高点への登りの左手に本白根山三角点峰が見えるが のっぺりとした山である。
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最高点の標識そばには陶器の狛犬が置かれ 賽銭も置かれている。
昼食休憩の間も雲が出たり薄れたりの状況で展望は効かず、志賀の笠が岳が特徴的な山容を見せる程度であった。
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空釜の右手にはこれから登る展望所への階段道が見えている。
歩道最高点から少し下る硫黄鉱山跡方面の下りの斜面にコマクサが綺麗に咲いていたので少しおりてみた。
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更に下り、歩道最高点からみた展望所への登りが始まり、だんだんと展望所が近づいてくる。
展望所に到着しても 天気は相変わらずで展望は無い。本白根山の最高峰の下に残雪が見えている。
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展望所から少し歩けば樹林の中の道になる。樹林の中の緩い下りを降りていくと右手に鏡池が見えてくる。
右手に池への下り道があり 鏡池に寄り道する。はい松のトンネルをくぐって進む。
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はい松を抜ければ鏡池のほとりに出る。
鏡池の中には亀甲状の模様が見えるが これは「冬の厳しい気候の中で地下水の働きなどにより大きな石と細かい砂が分離されて自然にできたもの」
だそうである。
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鏡池から再び元の道に戻り、樹林の斜面に渡された木道を進む。しばらく樹林のなかの登り降りが続く。
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バイケイソウ
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樹林の中の道を進むと沢筋に数メートルではあるが雪渓が残っていた。
雪渓も超え進むと前方にロープウェイが見え、間もなく山頂駅に到着しハイキングも終わりである。
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今回のアップダウンと今年の登破の記録である。
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最高標高 | 2150m |
最低標高 | 1973m |
累計登り | 338m |
累計下り | 338m |
歩行距離 | 6.1km |
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南東側の長野原町上空から見た鳥瞰図で、赤線がこの日のルートである。
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した
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