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船形山 [ふながたやま]   2015.6.14(2015.6.20作成)

北アルプスの未だ登っていない百名山を登るにはまだ季節的に早いので 東北の二百名山船形山に出かけた。

関東では梅雨に入っているが 東北地方はまだということなので 好天を期待して出かけた。

この日のコースは 柳沢小屋先の林道終点05:17~06:05粟畑06:10~仙台カゴ下06:28~08:58船形山山頂09:15~升沢小屋分岐09:39~ 10:28蛇が岳10:37~瓶石沢11:18~11:57三光の宮12:03~鳴清水12:43~13:13旗坂平13:18~旗坂キャンプ場13:43 の約14.5Kmのコースである。

船形山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「船形山」ルートと時間
林道終点5:17
粟畑6:05-6:10
仙台カゴ下6:28
船形山8:58-9:15
升沢小屋分岐9:39
蛇が岳10:28-10:37
瓶石沢11:18
三光の宮11:57-12:03
鳴清水12:43
旗坂平13:13-13:18
旗坂キャンプ場13:43
林道終点

柳沢小屋の前の林道終点に着いた時は少し曇っていたが まあまあの登山日和であった。

林道終点から雑木林の登山道に入ると緩い登りを登りすぐに 気持ちの良いブナ林となる。大きな木も若い木もある。

道端にはもういろいろな花が咲き始めていた。

ブナ林
ツバメオモト
ツバメオモト
ニリンソウ
ニリンソウ
ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
粟畑

緩い登りを50分も登ると尾根の鞍部の粟畑に着く。この先も緩い登りが続く。

緩い登り
仙台カゴ

粟畑から少しで 仙台カゴ下を通過する。仙台カゴを捲いてしばらく進むと左手の樹の隙間から三角にとがった仙台カゴが見える。

更に進むと今度は船形の山が見えて来たので 船形山かと思ったが どうやら最上カゴのようだ。

最上カゴ

気持ちの良いブナ林の中だらだらと下って行くと仙交小屋跡分岐に至る。

「分岐」と書かれているが 分岐する道は見当たらない。すでに廃道になっているのだろうか。

ブナ林
仙交小屋跡分岐
仙交小屋跡分岐から少し進むと 今までの緩い登りや下りとはガラッと変わり本格的な登りが始まる。
登り
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
船形山
マイズルソウ
マイズルソウ

本格的な登りを30分も登っただろうか、登りが一段落する。右手にはようやく船形山が見えてきた。

急登

一段落した登りもすぐに再びロープのかかった急な登りとなる。最後の登りは相当なものであった。

急登を登り切れば前方に頂上小屋が見えてくる。

船形山頂上小屋
コケモモ
コケモモ
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
イワキンバイ
イワキンバイ
山頂

山頂近くの花を楽しみながら進めばすぐに 船形山山頂である。山頂標の文字は薄くなり良く見えない。

山頂からは近くの山は見えるが少し先はもやってしまって良く見えない。残念ながら蔵王なども見えなかった。

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マルバシモツケ
マルバシモツケ
サラサドウダン
サラサドウダン
ミヤマハンショウヅル
ミヤマハンショウヅル
ツマトリソウ
ツマトリソウ
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ
泉が岳

船形山から蛇が岳へと下って行く。少し下ると翌日登る予定の泉が岳が見えている。(写真正面の奥の山)

更に進むと蛇が岳も見えるが 山頂はのっぺりしてどこが山頂か判別しにくい。(写真正面の山、その右は後白髪山)

蛇が岳
エンレイソウ
エンレイソウ
船形山

途中で振り返れば 船形山が良く見える。山頂小屋も見える。

ほどなく蛇が岳山頂に来るが 標識が無ければ山頂と気づかず通り過ぎてしまいそうである。

蛇が岳山頂
分岐

蛇が岳山頂の少し先で泉が岳方面への縦走路とわかれ瓶石方面へと下る。

木道が現れ 右に小さな池がある。

池塘
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
シラネアオイ
シラネアオイ
シロバナイワカガミ
シロバナイワカガミ
雪渓

下りが少し急になると 大きな雪渓が現れた。雪は柔らかく アイゼンの必要はないが 注意して下る。

下り切ると 升沢小屋からの道と合流する。瓶石沢である。

瓶石沢

瓶石沢で雪渓からの小さな沢を渡り、三光宮目指して進む。

渡渉
タムシバ
タムシバ
三光の宮分岐

30分ほど進むと三光の宮分岐に来る。ここで旗坂方面の升沢コースを進むとすぐに 右に三光の宮への登り道がある。

5分もかからずに三光の宮に来る。特に由緒書きなどは無いが 三光は太陽・月・星ということらしい。

三光の宮
三光の宮展望

小さなピークにある三光の宮からは 先ほどまで登っていた 船形山やそこからの下りルートが良く見えていた。

小さなピークを下り再び升沢コースを下って行く。

イワカガミ
イワカガミ
番号札

この升沢コースには途中番号札がついているが何番まであるのかわからないので残り距離の目安にはならない。

新緑の下りをどんどん下って行く。

下り道

緩い下りを下り、鳴清水、旗坂平を通過し 旗坂キャンプ場目指して進む。

鳴清水
旗坂平
緩い下り
レンゲツツジ
レンゲツツジ

下り続けていると 前方下に駐車場が見えてきて、林道へ下りればここが旗坂の登山口である。

無事 旗坂の登山口に辿りつき この日の登山も終了である。

旗坂登山口

おまけの温泉情報は この日宿泊したやまぼうしである。カルシウム・ナトリウム-塩化物泉・等張性中性高温泉ということで あるが日帰りは無い。日帰り利用なら翌日の泉が岳登山後利用したスパ泉が岳になる。

やまぼうし map GoogleMapで

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高1500.2m
最低標高561m
累計登り756m
累計下り1252m
歩行距離14.5km
鳥瞰図

南側の作並温泉上空から見た鳥瞰図で、赤線がこの日のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


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