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蛭が岳 ・丹沢山・塔の岳 [ひるがたけ・たんざわさん・とうのたけ]   2015.3.1-2(2015.3.4作成)

まだまだ冬山シーズンだが 雪の少なさそうな丹沢に向かった。以前から蛭が岳に登りたかったが 暑くなると山ヒルが出そうなので この時期に行こうと決め出かけた。

今回のコースは 大倉8:44~9:40雑事場9:45~10:15一本松10:20~11:04堀山の家11:12~12:10花立山荘12:40~塔の岳13:21~14:48丹沢山(泊)6:55 ~不動の峰7:43~9:05蛭が岳9:19~10:59姫次11:30~八丁坂の頭11:52~登山口13:24~東野13:51 の2日間約20.2Kmのコースである。

蛭が岳はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「蛭が岳」ルートと時間
大倉8:44
雑事場9:40-9:45
一本松10:15-10:20
堀山の家11:04-11:12
花立山荘12:10-12:40
塔の岳13:21
丹沢山14:48(泊)6:55
不動の峰7:43
蛭が岳9:05-9:19
姫次10:59-11:30
八丁坂の頭11:52
登山口13:24
東野13:51
1日目
大倉

大倉のバス停を出発した時にはまだ雨は降っていなかったが「国定公園」の標識あたりではポツポツと雨が降り始めた。

塔の岳までは以前に登ったので翌日の好天を期待して登る。

登り窯?の横を登って行く。

窯
大倉尾根分岐

水無寮の方へ通じる舗装道路から外れ、大倉尾根への道を登る。

展望台への道を左に分け杉林を登る。

先ほど別れた展望台への道と再び合流した所が 雑事場で ここからしばらく緩い登りとなる。

雑事場
雑事場
岩道

緩やかな登りから岩のごろついた登り道へとなり、しばらくすると再び緩やかとなり一本松に到着する。

登山道わきには松の高木があった。

一本松
鹿

比較的緩い杉林の道を登っていると右手に鹿がお出ましである。

毎度のことであるが 全く逃げる気がない様である。

更に登って行くと駒止茶屋に到着する。

駒止茶屋

長い登り道に 木道が現れた。

緩くなったり少し急になったり 木道になったりの道を進むと堀山の家に着く。

木道
堀山の家
階段道

今度は梯子状の階段道となった。

歩き始めて間もなく降り出した雨も このあたりまで登って来ると みぞれとなり 雪へと変わって来た。

雪道
階段道

寒さのためか 足がつってしまい 苦労しながら雪の階段道を登って行く。

塔の岳手前の最後の急登を登り切ると 尊仏山荘が見えてきた。

雪道

塔の岳から先はしばらくは雪の積もった笹原を歩く。

丹沢山近くなるとまたきつい登りとなり 痛む足にはっぱをかけて登り切ると この日の宿のみやま山荘に着いた。

雪の笹原
みやま山荘

みやま山荘についてしばらくすると 再び雨となりかなり降っていた。雪のままなら相当な積雪になったであろう。

この日のみやま山荘の夕食は鉄板焼きであった。

夕食
2日目
街の灯

二日目、朝暗いうちに外を見れば大山の向こうに厚木・伊勢原の灯が綺麗に見えていた。天気はよさそうだ。

朝食

出発準備を整え外へ出てみれば富士山が綺麗に見えている。朝日を受けて少し赤味を帯びているようだ。

丹沢山からの富士山
丹沢山山頂
蛭が岳
雪の稜線

丹沢山から蛭が岳に向かうとすぐに下りとなる。前方に蛭が岳が望める気持ちの良い雪の稜線歩きである。

前日は天気・体調とも良くなかったがこの日は最高である。

振り返ってみれば丹沢山・塔の岳も良く見えている。

丹沢山・塔の岳
東屋

不動の峰の東屋あたりでは 左手の相模湾がきらきら光っている。

雪の登り道には キツネの足跡が点々と続いている。

キツネの足跡

適度なアップダウンのある稜線を歩いていると 蛭が岳がだんだんと近づいてくる。

蛭が岳
← 左右に動かせます →

鬼ケ岩の上からは富士山の他 蛭が岳・檜洞丸など丹沢の山々が良く見え、目を凝らすと富士山と蛭が岳の間には南アルプスも見えている。

← 左右に動かせます →
鬼ケ岩
鬼ケ岩は雪が無ければどうということのない岩場だが氷雪がついているので注意しながら降りる。
左手の相模湾にはうっすらと伊豆大島も見えていた。
伊豆大島

鬼ケ岩からだらだらとした登りを登り切れば 丹沢山塊の最高峰 蛭が岳に到着する。

蛭が岳からの展望は 富士山を中心に左には箱根や伊豆大島から丹沢山まで、右には南アルプスの山々から雲取山あたりまでが 良く見えていた。

蛭が岳山頂
蛭が岳からの富士山
← 左右に動かせます →
馬酔木

蛭が岳の展望を楽しんだあとは姫次を目指す。蛭が岳から急な下りを降りると 馬酔木の林を抜けて姫次へ向かう。

大分下がったところで富士山を見れば 手前に檜洞丸が重なっている。

檜洞丸と富士山
稜線歩き
しばらくはアップダウンの少ない雪の稜線歩きが続く。
地蔵平を過ぎる。
地蔵平
原小屋平

稜線歩きも昔 原小屋という山小屋のあった原小屋平を過ぎれば 久しぶりの長い登りが始まる。

この登りを登り切れば姫次に到着する。

姫次からの展望は樹木が邪魔してあまりよくはなかった。

姫次
← 左右に動かせます →
八丁坂の頭

姫次で昼食後 東野へと向かう。ここからはほとんどが下りである。

緩い下り20分ほどで八丁坂の頭の分岐になる。ここで少し登って尾根を越え東野へと下る。

高度が下がるにつれ雪が少なくなるが 日蔭では解けた雪が凍っているため 爪を立てて滑らないように下って行く。

氷道
松林

雪もなくなると 珍しく松林の中を通過する。

更に下って行くと前方に舗装道路が見え、東野の登山口に降り立つ。

登山口
林道

舗装された林道を25分ほど歩けば 東野に到着し今回の登山は終了である。


今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
一日目二日目通算
最高標高1567.1m1672.7m1672.7m
最低標高289m460m289m
累計登り1635m389m2024m
累計下り316m1533m1849m
歩行距離8.8km11.4km20.2km
鳥瞰図

東側の厚木IC上空から見た鳥瞰図で、赤線がこの日のルートである。

登破の記録

距離は歩数計・カシミールから、登りはカシミールで算出した


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