梅雨明け前に東北の百名山 鳥海山に向かった。 この日のコースは 湯の台登山口6:35~6:57滝の小屋7:04~8:10河原宿8:20~あざみ坂下10:11~七高山11:48~12:25大物忌神社13:40 ~新山14:15~14:40大物忌神社(泊)6:22~7:42七五三掛7:48~8:33御浜神社8:40~賽の河原9:10~鉾立登山口10:15 の約14.7Kmのコースである。 |
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鳥海山はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「鳥海山」ルートと時間
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1日目
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スタートの湯の台登山口に到着したときには今にも雨が降りそうであったが 合羽を着ることもなくスタートした。 しかし 霧がかかった状態で周囲は良くは見えない。 登山道は石畳が敷かれている。この石畳の渓流沿いの道をしばらく登る。 |
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小さな沢の渡渉を何回かやり、厚板の渡された橋を渡り登ると20分ほどで滝の小屋に着く。 |
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小さな沢の先には雪渓が現れた。大きな雪渓ではないのでアイゼンもつけずに登る。 雪渓の上は笹の中の道になる。もう大きな木はなくなり、道端の花も増えて来た。 |
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渓流から少し離れ、八丁坂が始まる。それほど急ではないがゆっくりと登る。霧がかかった状態でほとんど見えないが それでも時々霧の隙間から登って来た道や 遠く日本海が見えて来る。 |
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坂の途中に祠があった。この道は山頂にある大物忌神社の参道なのだろう。 八丁坂を登ること50分で河原宿に着く。避難小屋がある。 |
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河原宿から少し登ると 大雪渓が始まる。斜度はそれほどでもないが 距離が長いのでここでアイゼンを付ける。 霧がかかっているのでルートの判定がしずらい。雪渓の左側を登って行く。途中で雪渓が一度途切れるがまたすぐ雪渓となり、 結局1時間15分くらいの雪渓歩きとなった。 雪渓を登り切った所で少し霧が晴れ、大きな雪渓の姿を見ることができた。 |
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大雪渓を登り切った所から あざみ坂が始まる。標識は倒れてしまっている。 あざみ坂という名がついているくらいなので鳥海薊が生えているのかと思ったが見つからなかった。 振り返れば大きな雪渓が見える。 |
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結構急なあざみ坂を登っていると 時々さ~と霧が晴れる。日本海まで見える時もあった。 あざみ坂の登りも40分足らずで登り切る。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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あざみ坂は行者岳そばの稜線まで続く。 稜線で一息ついていると 霧が晴れ 岩のごつごつした鳥海山の最高峰 新山が見えた。すごい岩山である。 |
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稜線を少し歩くと 行者岳に至る。どこが頂上かよく分からず、標識の横を通って七高山に向かう。 七高山は外輪山の最高峰である。鳥海山でのご来光を拝む場所でもあるが雷も聞こえはじめたので小屋へ急ぐ。 |
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小屋までは 一旦外輪山から急な岩場を下り、雪渓を通過して少し登り返さないといけない。 雷を気にしながら30分足らずで大物忌神社に到着である。鳥海山では神社が山小屋を運営している。 小屋に着いて雷が収まるのを待っていると 雨も降りだした。雨・雷が落ち着くのを待って新山を目指すことにする。 |
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小屋から目の前の岩に取り付く。 雨の後なので滑らぬよう注意して進む。 霧で良く見えないが 岩峰がいくつも見えどれが目指す頂上なのか良く分からない。 折角登った岩山だが 岩の隙間を下り裏にある新山を目指す。 |
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ようやく到着した新山の頂上は非常に狭い。数人で一杯である。 周囲を見ても岩峰がいくつもそびえたっているようではあるがはっきりとは見えない。 下りは来た道とは違う道を下る。こちらは途中に胎内くぐりという岩の洞窟状の所をくぐり抜ける。その先は七高山からの道と合流し、小屋にもどれた。 |
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この日はここまでで 小屋に宿泊である。 |
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2日目
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二日目の朝はご来光は拝めなかったが、青空が見えて来た。 二日目は大物忌神社小屋からの下りがほとんどの道を鉾立を目指す。途中でいくつも雪渓を横断するがそれほど長くは無いのでアイゼンも使わない。 途中太陽が顔を出し、素晴らしい景色を楽しむ。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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いくつも雪渓を下って行くと、今度は七五三掛への急登になる。上の方には梯子が見えている。 |
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急登を登りきると七五三掛の祠がある。 ここからはなだらかな尾根歩きとなり 鳥海山固有種の鳥海あざみも沢山咲いていた。 日光キスゲと雪渓の調和も綺麗だ。 |
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このあたりではこれから鳥海山を目指す登山者とたくさんすれ違う。 やがて最後の御田ケ原へのゆるい登りが始まる。このあたりも石畳の道になっている。 この登りを登りきると鳥海湖が見えて来る。 |
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鳥海湖からは少しで御浜神社の小屋に着く。ここの小屋も神社がやっているようだ。 御浜神社で小休止後 賽の河原を目指す。 |
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賽の河原では雪渓からとうとうと水が流れ、最後の水場となっている。 賽の河原からは少し雪渓を登るが、前方からは雪渓すべりを楽しみながら下っている人もいる。 再び尾根筋に出ると 雲の切れ目から日本海が見えている。飛島が見える時もあった。 |
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どんどん下って行くと木道となり、その後はコンクリート舗装の階段道になる。 ゴールは間近である。 |
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階段道を下るとやがて駐車場が見え、鉾立の登山口に到着である。 到着して間もなくポツポツと降り始め、すぐに本降りとなった。滑り込みセーフであった。 これで二日間の鳥海山登山は終わりである。 |
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おまけの入浴情報は 国民宿舎 大平山荘である。温泉ではないらしいが 日帰りは利用できる。たしか\420. |
GoogleMapで | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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西側の女鹿駅上空から見た鳥瞰図で、赤い線がこの日のルートである。 |
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |