午後には晴れるという天気予報を信じて 西上州の烏帽子岳・天狗岩に向かった。 家を出た時には小雨が降っていたが、登山口に着いた時にはすっかり晴れ、絶好の登山日和となった。 この日のコースは シボツ沢登山口10:20~マル11:52~12:10烏帽子岳12:30~シラケ山14:00~14:25天狗岩14:28~15:10天狗岩登山口 の約5.2Kmのコースである。 |
||||||||||||||
烏帽子岳はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「烏帽子岳」ルートと時間
|
||||||||||||
|
大仁田ダムから数百メートルにあるシボツ沢(烏帽子岳)登山口からは気持ちの良い新緑の中の道である。 |
ムラサキケマン |
||||||||||||
登山道の右側はシボツ沢で、しばらくこの沢に沿って登って行く。沢音を楽しみながら登って行くと、太い倒木が結構多い。この倒木をまたいだりくぐったりしながら進む。 目的の山はそれほど高い山ではないが 登りはかなり急である。 |
|
|
||||||||||||
|
|
大きな岩の壁の横を回りこみ、急な登りを進むと 時々谷に残雪が残っている。 さすがにもうシャーベット状ですべることもなく登って行ける。 |
||||||||||||
|
沢沿いの登りのため回りの木々で見通しも悪かったがやがて前方に空が見え稜線に出た。 稜線に出ると 一登りでマルに着く。地図にもないピークで標識も手書きの小さいのがあるだけである。 |
|
||||||||||||
|
マルまで急な登りを登ってきたのに ここからは急降下である。もったいないがどんどんと下って行く。途中三つ葉躑躅が綺麗であった。 木の間からは烏帽子岳の小さなピークが見えている。 |
|
||||||||||||
トウゴクミツバツツジ |
鞍部まで下り切ると今度は烏帽子岳への登りであるが この登りはロープなどもあるが短く すぐに祠のある烏帽子岳の山頂に到着である。 山頂からは360度の展望であるが 春霞の時期なので遠くは良く見えない。 |
|
||||||||||||
← 左右に動かせます → | ||||||||||||||
|
山頂で昼食後、再びマル方面に急坂を下って行く。距離は短いが 岩やロープの道を慎重に下り、奥の二股からの登りと合流し、 すぐにマルへの登りを分け、巻き道でシラケ山方面に向かう。 マルからの下りと合流した後は岩稜歩きとなる。 |
|
||||||||||||
|
痩せた尾根を進むと 岩稜を越えずに天狗岩方面に向かう横道を分け、ひたすら尾根伝いに進む。 |
|
||||||||||||
|
岩稜を登って行くとアズマシャクナゲがちょうど咲き始めていた。 |
アズマシャクナゲ |
||||||||||||
尾根の途中で振り返ると 先ほど登った烏帽子岳のピークがポッコリあるのが見える。 アカヤシオはもう終わりでわずかに残っている程度であった。 |
|
アカヤシオ |
||||||||||||
|
|
尾根を進めば前方に次の岩峰が見える。尾根道の途中にも岩がありよけたり乗り越えたりで前に進む。 |
||||||||||||
|
|
尾根の途中から左手前方には 昨年登った 鹿岳とその後には妙義山が見えている。 前方にはこれから登るシラケ山と その左には天狗岩も見えている。 |
||||||||||||
|
シラケ山に連なる岩稜をみながら小さなアップダウンが続く。 |
ヒカゲツツジ |
||||||||||||
シラケ山の山頂は遠くから見たほど広くはなく 三角点がポツンとあるだけである。 ピークを越えてさらに下りぎみの岩稜を進む。 |
|
|
||||||||||||
|
下りの樹間に天狗岩展望台にかかる橋が見えている。 橋を渡って展望してみる。天狗岩を見る展望台かと一瞬思ったが 天狗岩そばにある展望台である。 橋を戻ればすぐに天狗岩の頂上で祠がある。 |
|
||||||||||||
|
ミツバツチグリ |
天狗岩を制覇すれば あとは登山口まで下るだけである。 ここからは岩稜帯への道を分け、ニリンソウの群生地を下って行く。今までほとんど草花はなかったがようやくちらほらと草花を見るようになった。 |
||||||||||||
今までの岩稜帯から樹林の中の下り道となる。 |
|
ミヤマハコベ |
||||||||||||
ニリンソウ |
樹林の中の道を下るとちらほらとニリンソウが咲いている。時期が悪いのかもしれないがとても”群生”とは言えない。 |
ヒイラギソウ |
||||||||||||
|
群生地を過ぎ、壊れかけた避難小屋?で岩稜コースと合流し、さらに樹林の中を下って行くとやがて 林道にある天狗岩登山口である。 これでこの日の登山も終わりである。 |
|||||||||||||
|
||||||||||||||
おまけの温泉情報は やまびこ荘である。含鉄・二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉ということで 日帰り\600である。 |
GoogleMapで | |||||||||||||
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
南側の甲武信ケ岳上空から見た鳥瞰図で、赤い線がこの日のルートである。
|
||||||||||||||
距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |