梅雨の最中であったが登っていない山がたくさんあるので苗場山へと出かけた。 今回のコースは かぐらみつまたスキー場の登山口から祓川コースを登り、小赤沢コースを降りる縦走コースで 登山口駐車場11:30~11:54和田小屋12:00~13:15下ノ芝13:20~中ノ芝14:05~14:57神楽ケ峰15:02~雷清水15:24~苗場山頂16:44~16:50苗場山頂ヒュッテ(泊) 6:51~7:37坪場7:43~10:00四合目10:05~10:41三合目駐車場 の約13.9Kmのコースである。 |
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苗場山はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「苗場山」ルートと時間
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1日目
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スタート点の駐車場にある案内板の横の登山口から歩き始める。 この時は上の方には雲がかかっていたが 雨も降っていなかったので なんとか小屋に着くまで降らないでくれと願いながら 登る。 登山道はリフトのそばにあり スキー場の作業道と一緒になったり別れたりしながら進む。 和田小屋跡のあたりでリフトをくぐると間もなく和田小屋に着く。 |
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和田小屋から上を見るとゲレンデが広がっている。ゲレンデにはジャンプ台の跡であろうか 大きな雪の塊が残っている。 ここからは ゲレンデに向かって右側の山道を進む。 ぽつぽつと花も咲いていた。 |
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霞んで回りが良く見えない道を登っていくと「五合半」という標識があった。この山は半合毎に標識があるのだろうか。 間もなく六合目の標識も現れる。このあたりから心配していた 雨が降り始めた。まだ強くはないがカッパは必要であった。 |
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岩のごろついた道を登り、木道でゲレンデを横切っていくと 木道にベンチのある下ノ芝に着く。 回りを見回しても霞んでまるで見えない。足元にはぽつぽつと花が咲いているので花を鑑賞しながら登るしかない。 |
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まだまだ岩のごろついた道と木道が続く。 この山は水の浸透しにくい地質なのか 木道のないところは相当ぬかるんでいる。山の名が 苗場山 ということからもぬかるむ山とは想像はつく。 |
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7合目あたりから 登山道の脇に残雪が見えるようになる。 このあたりはもうスキー場の最上部で回りにはコメツガであろうか 針葉樹が増えてくる。 7合半の標識をみて登る。 |
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相変わらず 木道・ぬかるみ・岩のごろついた道をのぼると、ベンチのある 中ノ芝・上ノ芝を通過する。 このあたりから黄色いスミレ 苗場キスミレが咲いていた。 |
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木道を進み、大きな岩を慎重に下ると「股すり岩」とのこと。確かにお尻はするようにしておりた。 |
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残雪の階段を登っていくと間もなく 最初のピークの神楽ケ峰に着く。 このピークは登山道から3mくらい脇へ登らねばならないが 登ってもやはり見晴ゼロであった。 このあたりではシラネアオイが綺麗であった。 |
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神楽ケ峰からは100m以上下る。この下り坂は富士見坂というらしい。当然この日は富士山は見えなかったが晴れていれば富士山が見えるのだろうか。 |
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ほぼ坂を下りきったところに 雷清水と呼ばれる水場がある。山頂ヒュッテでは水が不自由ということなので ここで水を確保した。 この先少し行った処はお花畑ということであるが この時期はあまり花は咲いていなかった。 お花畑を過ぎると苗場山頂に向かう登りとなる。両側から削りこまれた溝の底のような道を登って行く。 |
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9合目を過ぎると坂はますますきつくなり 階段も増えてくる。 |
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雲尾坂を登り、雪のかぶった木道を登ると 苗場山の頂上台地に出る。 |
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頂上台地に出ると木道は平坦になり、両側に池塘が広がっている。 雨は少し強くなったり小ぶりになったりしているが 時々多少霧が開け広がった湿原がぼんやりと見える。 |
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池塘が広がる木道を少し進むと 石の祠と苗場山の標柱が建っている。伊米神社らしい。さらに少しすすめば 苗場山の山頂標と 三角点がある。 |
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雨も結構降っているし回りもまるで見えないため この日の宿の山頂ヒュッテへと向かう。 頂上から1分も歩けばもう宿である。 前回の甲武信ケ岳と違い この日は広々としたスペースで休むことができた。 |
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2日目
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二日目の朝は霧が出ていたが幸い雨は降っていなかった。 晴れていれば湿原が綺麗に見えるのだろうが 梅雨のこの時期に贅沢は言っていられない。雨が降って無いだけ良しとして小屋を出発する。 小赤沢方面に木道を進むとすぐに祠とレリーフがあるかよく分からず通過。 池塘が広がっているのは確認できるが素晴らしい景色とまではいかない。 |
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しばらく雪の残った頂上台地の木道を歩いたあと 一旦針葉樹林に入るが 少しで再び池塘の広がる坪場と呼ばれる頂上台地のはずれに至る。 坪場を超えると 頂上台地からの急な下りが始まる。鎖がかかっているところもある。 |
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結構急な下りの両側には樹林が広がり 頂上台地とはまた違った景色である。 6合目を通過しどんどんと下る。 |
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6合目の少し下に水場があるが この日はもう下るだけなので小休止しただけで水の補給もせずに急な道を下り続ける。 |
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樹林の中の道を下り、五合目を通過 四合目まで一気に下る。 四合目には水場があるというが 水の補給も必要なかったので場所も確認せず小休止後 再び下る。 |
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ミヤマシキミ |
坂の途中で前方の視界が少し開けたが 残念ながら鳥甲山も見えない。 |
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木の根が股のようになったところをくぐり 最後のぬかるみを過ぎれば 木の間から駐車場に止まる車が見え始める。 |
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3合目の標柱を過ぎ、駐車場の入口の登山口の標柱を過ぎれば今回の登山も無事終了である。 |
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おまけの温泉情報は帰りに立ち寄った信州・秋山郷の 楽養館である。含鉄(Ⅱ)-ナトリウム・カルシウム -塩化物温泉(高張性中性高温泉)ということで日帰り\500である。 村おこしのために開削された温泉ということで 建物も 湯舟も古風なつくりになっている。 |
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GoogleMapで | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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北側の十日町上空から見た鳥瞰図で、赤い線が今回のルートである。 |
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |