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棒ノ折山(棒ノ嶺) [ぼうのおれやま]   2011.12.11(2011.12.13作成)

12月に入って もう高い山は止めようと 天気の好さそうな日を狙って 奥武蔵の棒ノ折山(棒ノ嶺ともいう)に行ってきた。

今回のコースは さわらびの湯バス停9:05~白谷橋登山口9:25~岩茸石10:32~11:07棒ノ折山11:22~1岩茸石11:45~湯基入登山口12:13~名栗川橋バス停12:40 の約9.6Kmのコースである。

棒ノ折山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「棒ノ折山」ルートと時間
さわらびの湯バス停9:05
白谷橋登山口9:25
岩茸石10:3211:45
棒ノ折山11:07-11:22↑
湯基入登山口12:13
名栗川橋バス停12:40
さわらびの湯バス停

あまり登山者が少ないと万が一の時に困るなと思い天気の良い日曜日に出かけた。飯能駅からのバスには10人ほど乗っていたのでまずまずの人数だと思っていたら皆さん途中下車してしまい さわらびの湯バス停で降りたのは他に一人だけ。途中寂しい登山になるかなと思っていたら、バス停横の駐車場には多くの自家用車が止まっており、 何人かは歩き始めていた。この山はマイカーで気易い山なんだと初めて気付く。

しばらくは昔のバス道を歩く。間もなく有間ダムに来る。名栗湖の水位は低いようだ。有間ダムの堰堤の上を対岸まで渡り またしばらく舗装道路を歩く。

バス停から20分ほどで白谷橋の登山口につく。登山口横の白谷の泉の湧水は完全に涸れていた。

有間ダム
白谷橋
杉林

白谷橋の登山口からは緩い登りを白谷沢に沿って登って行く。細い沢ではあるが水音は大きい。途中何人かの登山者を抜いたり、抜かれたりしながら左岸を登って行く。

40分位沢に沿って登っていくと前方に滝が見えてくる。それほど大きな滝ではないが 藤懸の滝(ふじかけのたき)である。

藤懸の滝
藤懸の滝
渡渉

藤懸の滝の上からは何度か細い沢を右岸・左岸と渡りながら登って行く。沢を渡ると言っても岩伝いに越えるので全く濡れることは無い。

やがて両側から大岩が迫って細くなった岩の隙間のような場所を通過する。

岩の隙間

更に登ると小さな滝が現れる。天狗の滝である。

天狗の滝
沢登り

再び両側から岩が迫った場所に来る。流れの脇を登って行くと、鎖のかかった急登になる。階段状になっており鎖に頼らなくても登れるが一部凍結していたので慎重に登る。

鎖

この鎖場を登りきると今までで一番大きな 白孔雀の滝がある。滝は上から見るより下からみた方がいいな~~と思いながら進む。

白孔雀の滝
雪道

白孔雀の滝を過ぎると間もなく沢を離れ尾根目指しての登りになる。金曜日に降ったのであろうか少し雪が残っている。

一度林道を横切り階段の付けられた道を登ると大きな岩 岩茸石に着く。

岩茸石

岩茸石で休んでいる人を追い抜き、更に階段状の道を登る。この階段結構きつく途中で休みながら登る。久しぶりの登山で体がなまってしまっているようだ。

階段を登りきると権次入峠(ごんじりとうげ)に出る。

権次入峠から少し平坦な尾根道になるが、それもつかの間 また階段状の急登が始まる。

権次入峠
尾根道
階段道

階段を上りきると 棒ノ折山の山頂である。山頂には多くの人が休んでおり、ベンチも満員御礼であった。

北側から東側の視界は開けているが遠くの山を同定するまでははっきりしていなかったが、筑波山ははっきりと見えていた。

山頂
← 左右に動かせます →
下り道

頂上で昼食後 登って来た道を権次入峠・岩茸石目指して下る。

登って来た時から30分ほどしかたっていないが凍っていた道もだいぶ緩み滑らずに済んだ。

岩茸石からは登って来た道を外れて湯基入林道(とうぎりりんどう)の登山口に下った。頂上で話した人がこの道は荒れていると言っていたが ベンチなどもあり、普通に整備されていた。ただ登山者数は少ないようで足跡もほとんど無くすれ違った人も二人だけであった。

岩茸石から20分足らずで一旦湯基入林道に出るがここは横切ってショートカットする。更に10分ほどで再び湯基入林道に出る。ここが湯基入の登山口である。 ここからは舗装された林道歩きとなる。

湯基入登山口
クサギ

林道を歩いているとクサギの濃紫色の実が青空を背景に綺麗な姿をしていた。

林道を20分位歩くと名栗鉱泉の宿 大松閣 の横を通る、昼間から宴会をやっているような様子がうかがえる。

大松閣

名栗鉱泉から5分程度歩くと名栗川橋バス停に到着である。

この下山道はピストンをせずに済むが林道歩きが少し長い。滝の平尾根から河又バス停に下る道の方が良かったかも知れない。しかしこの山 低いながらも結構面白い沢登りを楽しめた。

バスの本数も多いので間もなくバスにのり帰宅の途についた。

名栗川橋バス停

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高969m
最低標高219m
累計登り843m
累計下り874m
歩行距離9.6km
鳥瞰図

北東側の東松山市上空から見た鳥瞰図で、赤い線が今回のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


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