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久住山 [くじゅうさん]   2011.11.1(2011.11.8作成)

九州の百名山最終日の朝 天気は良かった。気持ち良い登山が期待できそうであった。

今回のコースは 牧の戸峠8:30~沓掛山9:05~扇ケ鼻分岐9:55~10:28久住分かれ避難小屋10:35~11:10久住山11:30~ 12:13中岳12:25~12:40天狗ケ城12:46~13:10久住分かれ13:20~14:10諏蛾守越14:20~大曲15:10 の約13.1Kmのコースである。

久住山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「久住山」ルートと時間
牧の戸峠/td>8:30
沓掛山9:05
扇ケ鼻分岐9:55
久住分かれ10:28-10:3513:10-13:20
久住山11:10-11:30
中岳12:13-12:25
天狗ケ城12:40-12:46↑
諏蛾守越14:10-14:20
大曲15:10
九重コテージからの久住山

朝起きると宿の正面に久住山が綺麗に見えている。また裏手の西側には一昨日登った高岳を始めとした阿蘇山もちょっと雲がかかっているが良く見えている。

今日は気持ちの良い登山ができそうと出発する。

阿蘇山
牧の戸峠

牧の戸峠に着くと駐車場は平日と言うのにかなりの混雑である。多くの人が登っているようである。

登山口からはコンクリートの緩い階段道が展望台まで続いている。途中綺麗に実をつけたマユミがあった。

マユミ

第一展望台、第二展望台を通過するとようやく登山道の始まりである。

周囲の低山には結構風車が設置されている。ミヤマキリシマ等の灌木の間を登って行くとだんだんと岩が増えてくる。 岩の道を登りきったところが沓掛山で大分いたんだ標柱が岩に立てかけられてあった。

風車
沓掛山
尾根道

沓掛山からはこの先歩く尾根道が良く見える。いくつかはしごを使って急な岩山を下りる。下りきってしまうと平坦な尾根道となる。

振り返ってみると沓掛山の岩山、はしご道が見えている。

沓掛山

ススキの花を見ながら尾根道を進むとやがて小さな岩のある広い登り道となる。少々ガスがかかり始めたのが気がかりで有る。

岩の道では幼稚園児の団体に追いついた。道幅は広いのでゆっくりと追い抜かさせてもらう。

ススキ
幼稚園児の団体
ツルリンドウ
ツルリンドウ

もう花はほとんど咲いていないがところどころでツルリンドウを見かけた。

沓掛山から50分ほど尾根筋、小岩道をのぼると扇ケ鼻の分岐に出る。

扇ケ鼻分岐

扇ケ鼻の分岐から少し尾根を巻くように進むと西千里浜の平坦地に出る。ほとんど高低差のない駄々広い道を星生山を見ながら進む。

ますますガスが濃くなってきたのが気になる。

西千里浜の最後は少し岩道を登り、その後下ると久住分かれの避難小屋が見えてくる。

西千里浜
避難小屋
久住山

久住分かれの避難小屋の前は広場になっていて正面に久住山が見える。と言っても霧に隠れたり見えたりの状態である。

避難小屋から久住山への道はそれほど急ではないが岩稜帯を登ることになる。

この登り道でまた幼稚園児の団体を追い抜く。

岩稜登り
久住山山頂

久住分かれから35分ほどで久住山山頂に到着で有る。残念ながらすっかりガスに包まれまるで展望が効かない。風をよけて昼食を食べる。

途中で追い抜いた幼稚園児達も無事に登り切り、記念撮影をしている。

再び岩の道を下っていく。こんどはくじゅう連山最高峰の中岳を目指す。途中からは中岳の隣の天狗ケ城はちらちらと見えるが中岳は霧の中である。

下り
火口跡

久住分かれの分岐を右に中岳目指して進む。右側には火口跡が見える。ここには水は溜まっていないが火口跡を巻くようにもう少し進んだ左側には御池があり、そのほとりを進む。 しかし池の対岸も見えない霧で大きさは分からない。

御池ほとり

池の小屋の分岐を過ぎると中岳への登りが始まる。そう長くない登りを登りきれば中岳山頂である。ここでも周囲はガスの中である。

小休止のあと天狗ケ城を目指す。

中岳山頂
コケモモ
コケモモ

御池への分岐を右に天狗ケ城に向かう。大きな岩が目に入る。大岩の右手に周って登って行く。

このころから少し霧が晴れてきたようで 先ほどは御池から対岸も見えなかったがこのあたりでは御池の全貌を見ることができる。

大岩
御池
天狗ケ城山頂

天狗ケ城の山頂はそれほど広くない。

小休止後久住分かれを目指して下る。途中からは硫黄山の噴気も見えている。久住山の山頂でもせめてこれくらい見えてくれれば良かったのにとぼやきながら下る。

硫黄山の噴気
久住分かれ
北千里浜

久住分かれからは右手に下り北千里浜に降りていく。始めはかなり急な岩の転がる下り道であるが北千里浜に下りきってしまうと広い平坦地を歩くことになる。

硫黄山

北千里浜ではちょろちょろと水が流れていたが浜一杯に水が流れた跡がある。大雨の後はどうなっているのだろう?

北千里浜を進み硫黄山のそばを通ると硫黄のにおいがしてくる。北千里浜の北の端から法華院温泉への道を右に分け、左の急な岩稜を登って行く。

この岩稜を登りきったところが諏蛾守越(すがもりごえ)である。避難小屋跡は石作りの休憩舎になっている。

諏蛾守越
硫黄山
大曲登山口

諏蛾守越からは岩のごろついた下りにくい道を下っていく。こちらからは硫黄山の反対側の噴気孔が見える。

岩道を下りきったところで涸沢を渡ると林道に出る。硫黄採掘のための道だったらしい。林道は少し先から舗装されている。

この林道の途中から大曲の登山口へとショートカットで下りる。この道が結構ぬかるんだ道で時間短縮になったのか・・・

大曲の登山口まで下ってこの日の行程も終わりで有る。


おまけの温泉情報は帰りに立ち寄った やまなみ牧場「まきばの温泉館」である。牧場の温泉ということで牛乳風呂もある。 日帰り\500である。

まきばの温泉館 map GoogleMapで

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高1791m
最低標高1230m
累計登り730m
累計下り831m
歩行距離13.1km
鳥瞰図

北北西側の玖珠町上空から見た鳥瞰図で、赤い線が今回のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


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