日本百名山の中で最難関の一つと言われる北海道の幌尻岳に行ってきた。 日高町の宿泊施設に泊り、登山初日は初めて経験する沢登りで幌尻山荘まで行き、2日目に幌尻岳に登頂し、沢を下る予定で有る。 1日目 駐車場9:50~10:25奥幌尻橋10:30~11:03幌振橋11:08~11:53取水ダム12:30~13:33四ノ沢13:42~15:00幌尻山荘 の10.4Km 2日目 幌尻山荘3:00~北カール稜線5:53~6:57幌尻岳山頂7:02~北カール稜線7:53~10:05幌尻山荘10:50~四ノ沢12:11~取水ダム13:36~ 幌振橋14:26~奥幌尻橋14:50~駐車場15:15 の22.8Km 二日合計33.2kmのコースである。 |
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幌尻岳はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「幌尻岳」ルートと時間
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1日目
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平取町から車で1時間くらいであろうか林道を走ると鎖で封鎖されたゲートに到着する。このゲート横に駐車場があるが今年から規制が強化された そうで ここまでは地元の車しか入れない。一般の人は糠平山荘からシャトルバスに乗ってこないといけない。 駐車場からは林道の砂利道歩きである。 |
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始めは左岸を通る林道も奥幌尻橋で右岸へと渡る。 この日は天気が良く暑いので林道の日陰を選んで歩く。糠平川の渓谷を上から眺めながらこんなに水量が多くて渡渉できるのかしらと多少不安に成る。 日差しの強い林道も小さなが沢が滝状に落ちてくる所は涼しくホッとする。 |
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幌振橋で再び左岸に渡り林道を歩く。 初めての沢登りの不安と期待を交錯させながら糠平川沿いに更に歩くと小さな橋を渡って右岸に出るとすぐに北海道電力の取水ダムである。 ここで昼食をとり、渡渉までは少し距離があるが沢歩きの準備をする。 |
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ガイドさんから渡渉時の注意を聞き、淵をしばらく歩くといよいよ渡渉の開始である。 雪解け水にしては思ったほど冷たくなかったが 流れの速い所では足がすくわれないように注意が必要である。始めの内は体中に力が入ってしまう。 |
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何回か渡渉したり川端を歩いたりして少しずつ登って行く。 いよいよ最大の難所四ノ沢である。今までより流れが速くなっているが水量が60cm程度でそれほど多くないのでガイドさんの誘導でそれほど苦労すること無く渡渉できた。 渡り終えて四ノ沢から落ちる滝をみてホッと一休みする。 |
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四ノ沢が最大の難所と聞いていたのでこの先は楽なのかと思ったら大間違い。今まで同様の細心の注意が必要な渡渉が続く。 |
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四ノ沢が丁度中間点あたりでその後も渡渉やら、川端を歩くこと数回と続く。 |
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右岸を歩いていると反対側に幌尻山荘が見えてくる。いよいよ最後の渡渉である。 最後の渡渉を終えて小屋前に行くと数人の人たちが休んでいた。 この日はここまでである。 |
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2日目
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2日目は登頂後沢下りまでするため時間に余裕を持って朝3時の出発である。天気はあまり良くなく雨粒がぱらつくこともある。 あたりは真っ暗であるが山荘前は水力発電の電気を利用して蛍光灯がついている。登り始めると真っ暗でヘッドランプ頼りに進む。 2時間くらい登ると命の水への分岐にくる。寄らずに登ると岩場を過ぎハイマツ帯となり、ハイマツの根がごろごろしている。 |
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ハイマツ帯も過ぎると北カール上の稜線に出る。あいにくの天気でカールはまるで見えない。残っている雪渓の脇を通り、お花畑を楽しみながら登る。 |
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最後の岩稜帯を通過すると新冠登山道の分岐に成る。頂上は間もなくである。 |
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歩き初めて4時間ほど経った7時ころに山頂に到着である。前回の利尻山ほどではないが強風が吹き、周囲は雲の中である。 せっかくの最難関の山であったが、体が冷えてしまうので早々に下山開始である。 北カール上の稜線まできても見晴らしは一向に良くならない。 近くの花を楽しみながら下って行く。 |
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ツバメオモト |
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朝は暗くてよく見えなかったぬかるんだ道をどんどんと下って行く。 やがて幌尻山荘の屋根が見えてくると急な下りも終わりとなる。 |
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幌尻山荘からの登り口に到着したところで、大休止をし、山荘に置いて行った用具の梱包と、最後の沢下りの準備をする。 |
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幌尻山荘を出発すればすぐに渡渉が始まる。登ってきたときに比べれば慣れてきておりだいぶ楽に渡れるようになっている。 難所の四ノ沢も慎重に越え、渡渉回数を数えながら下る余裕も出てきた。 |
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16回ほどの渡渉(横断)と10回ほどの川縁歩きで沢下りも終了し、取水ダム手前の川原で沢靴を脱いで登山靴に履き替えた。 取水ダムから1時間15分ほどで奥幌尻橋手前のゲートに達する。以前はここまで車でこれたそうである。 無事に沢も下れたので林道脇の花を見ながら駐車場目指す。 |
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おまけの温泉情報は日高町沙流川温泉の宿日高高原荘である。 単純硫黄鉱泉で加温しているということである。日帰り入浴料\500である。 |
GoogleMapで | |||||||||||||||||||||||||
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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ほぼ南側の浦河町上空から見た鳥瞰図で、赤い線が今回のルートである。 |
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |