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蒜山 [ひるぜん]  2011.5.21(2011.5.26作成)

伯耆大山の翌日は近くにある200名山の蒜山に登った。

上蒜山登山口8:25~9:25 5合目9:30~上蒜山10:38~三角点10:45~10:57上蒜山11:02~12:03中蒜山12:30~日留神社13:14~塩釜14:00 という約9.5Kmのコースである。


蒜山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「蒜山」ルートと時間
上蒜山登山口8:25
5合目9:25-9:30
上蒜山10:3810:57-11:02
三角点10:45↑
中蒜山12:03-12:30
日留神社13:14
塩釜14:00
牧場

前日の好天に比べるとこの日は曇っており、天気予報では午後には雨が降るという。

雨が降らねばいいがと心配しながら上蒜山スキー場近くの牧場脇の登山口から登り始める。このあたりの牧場で飼われている牛はジャージー牛とのことで ホルスタインより小型のようである。

登山道に入ってすぐにマムシグサの仲間のコウライテンナンショウらしき草が花を付けていた。

そばの林の中には「マムシ注意」の看板が出ている。本物のマムシは勘弁して欲しい。

しばらくは檜林の中を登って行く。

コウライテンナンショウ
コウライテンナンショウ
檜林
チゴユリ
チゴユリ
2合目

道端にはいろいろな花が咲いておりこの先楽しめそうである。

蒜山でも1合ごとに標識が建っており25分ほどで2合目に到着した。

クロマツ
クロマツ

2合目をすぎると針葉樹林帯から抜け灌木の中を登って行く。

灌木
3合目

3合目をすぎると尾根筋を登って行く。どんよりとした天気ながらも麓の蒜山高原が見えている。

尾根筋
レンゲツツジ
レンゲツツジ
イワカガミ
イワカガミ
フモトスミレ
フモトスミレ
ミツバツチグリ
ミツバツチグリ

(すみれの仲間は判別が難しく名前は間違っているかもしれません。)

5合目

5合目で小休止したが蒜山高原がぼんやりと見えている。

ヒナスミレ
ヒナスミレ

5合目を過ぎると笹原の中の緩い登りを歩く。晴れていれば展望も良く気持ちよさそうであるが、この日はひたすら雨が降らないことを願って登った。 間もなく6合目に到着

6合目
ニオイタチツボスミレ
ニオイタチツボスミレ
シハイスミレ
シハイスミレ
8合目

8合目までは同じような笹原の尾根筋を登って行く。8合目を過ぎると道筋に多くのカタクリが咲いていた。

カタクリ
カタクリ
上蒜山山頂

再び樹林の中の道を登って行くと上蒜山の山頂に到着である。山頂は全く見晴らしが利かずスペースも無い。

山頂標は最高点に建っているが三角点は北西側のピークにあるということで、笹やぶをかき分けて行ってみた。往復15分ほどでまた山頂標へ戻ってくる。

山頂でパラッと雨粒が落ちてきたが「降るな!」と念じたらその後は落ちてこなかったので一安心。

三角点
ムシカリ
ムシカリ[オオカメノキ]

上蒜山から次は中蒜山を目指す。東の方へと下って行くと樹林から抜け、振り返れば先ほど登った上蒜山の6合目あたりからの登りが見えている。

槍が峰

上蒜山からの途中で中蒜山手前のユートピアと呼ばれる笹原と、左奥には下蒜山も見えてくる。

サイゴクミツバツツジ
サイゴクミツバツツジ
ユートピア
鎖

上蒜山からの下りの後半には鎖のかかった長い下りがある。傾斜もそれほどきつくないし足場も悪くないので鎖に頼ること無く下る。

トキワイカリソウ
トキワイカリソウ
ダイセンキスミレ
ダイセンキスミレ

鎖場も無事通過すればユートピアの笹原歩きになる。振り返れば上蒜山が見えている。

上蒜山
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
カタクリ群落

ユートピアの草原歩きではまた両側の花が目を楽しませてくれた。

最後のちょっとしたした樹林を登りきると避難小屋が見え、脇をすり抜けるとすぐに中蒜山の山頂である。

山頂からは上蒜山が良く見える。上蒜山の影になり前日登った大山は見えない。

中蒜山
中蒜山から見た上蒜山
下蒜山

中蒜山で昼食後、塩釜に向かって下って行く。途中下蒜山への分岐あたりから下蒜山が良く見える。

分岐を過ぎてからの下りはかなり急である。先ほどの鎖場より急かも知れない。

急下降
7合目
6合目

紅葉樹林の中の道をどんどんと下って行く。周りの見晴らしも利かないし、このあたりでは目を楽しませてくれる花も少ないのでひたすら下って行く。

7合目、6合目と下り6合目では立ち休みである。

新緑

新緑は綺麗である。6合目から5分ほどで5合目の日留神社に至る。チラッと拝んですぐに下り続ける。

日留神社

下りやすい道なのでどんどんと下って行く。4合目、3合目も通過で有る。

4合目
3合目

3合目を過ぎてからもどんどんと下るがなかなか2合目が現れない。傾斜は大分緩くなってきて、小さな沢沿いの道となる。

ミヤマガマズミ
ミヤマガマズミ
ヤマルリソウ
ヤマルリソウ
渡渉

2合目が見つからないまま小さな沢を渡ると間もなく1合目の標識が出てきた。

1合目

1合目からはほとんど平坦な道となる。最後の下りの右手に池が見える。名水百選 塩釜冷泉の湧き出ている池である。

下りきったところに先ほどの池から引いた水が流れでており、多くの人がボトルを持って汲みにきている。

ちょっと回り込んで先ほどの湧きでている池を見てきた。

ここでこの日の蒜山登山は終了である。

冷泉
冷泉

今回のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高1202m
最低標高506m
累計登り832m
累計下り916m
歩行距離9.5km
鳥瞰図

ほぼ南側の真庭市の星山上空から見た鳥瞰図で、赤い線が今回のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


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