拡大画像
× クリック
伯耆大山 [ほうきだいせん]  2011.5.20(2011.5.26作成)

今年最初の百名山は山陰の名峰 伯耆大山に行った。

夏山登山口9:30~10:03 2合目10:10~元谷分岐10:59~11:10 6合目11:35~12:33大山(弥山)山頂13:05~13:50 6合目13:55~元谷分岐14:07~14:35行者谷14:43~15:06大神山神社15:13~大山情報館15:45 という9.3Kmのコースである。


大山はこのあたりです。
map
クリックすると拡大画面に
踏破ルートです。
route
クリックすると拡大画面に
「大山」ルートと時間
夏山登山口9:30
大山情報館15:45
大神山神社15:06-15:13
行者谷14:35-14:43
元谷分岐10:5914:07
6合目11:10-11:3513:50-13:55
大山(弥山)12:33-13:05
夏山登山口

下山キャンプ場の駐車場から少し舗装道路を歩いた所に大山に真っすぐに登り始める夏山登山口がある。最初のうちは緩い階段道である。 観光客も阿弥陀堂あたりまで行くためか道は良く整備されている。

登山道
1合目
ブナ林

10分か15分歩くと1合目の標識が現れる。伯耆大山も1合ごとに標識が建っているそうである。

気持ちの良い新緑の林の中の緩い登りをどんどんと登って行く。

30分ほどで2合目に到着である。この日は天気も良いし時間にも余裕があったのでもう小休止である。

後方から駐車場にいた中学生の団体さんの声が聞こえるころ出発。

今年は花の咲き始めが少し遅いそうであるが 道端ではいろいろな花が咲き始めていた。

2合目
フウロケマン
フウロケマン
タチツボスミレ
タチツボスミレ
ヤマブキ
ヤマブキ
チゴユリ
チゴユリ
マルバスミレ
マルバスミレ
イワカガミ
イワカガミ
シロバナイワカガミ
シロバナイワカガミ
ムシカリ[オオカメノキ]
ムシカリ[オオカメノキ]

(すみれの仲間は判別が難しく名前は間違っているかもしれません。)

3合目

登りは徐々にきつくなってくるがこの辺ではまだそれほどでもない。3合目の標識を見てからしばらくすると今度は1100mの標識が現れる。

100mごとの標識はこの後も続いて出てくる。

1100m
ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ
カンスゲ
カンスゲ
スミレサイシン
スミレサイシン
エンレイソウ
エンレイソウ
4合目

4合目あたりからは丸太で作られた階段状の道のステップ幅も狭くなりかなり急な登りとなる。

このあたりまでは周囲の見晴らしも全く効かなかったが木の隙間から三鈷峰あたりからだんだんと大山の山が見え始める。

三鈷峰

急になってきた道を進むと5合目に到着。ここには山の神の祠がある。

5合目
山の神
元谷分岐

5合目から間もなく元谷への分岐があるがそのまま登る。このあたりから木の間から時々見える大山北壁の崩落を見ながら急になってきた道を登る。

やがて6合目の小さな小さな避難小屋のある広場に到着する。

6合目
弓ヶ浜方面展望

6合目で日本海に面した弓ヶ浜の綺麗な海岸線や荒々しい北壁を見ながら昼食をとった。

6合目近くで見える北壁
ヤマヤナギ
ヤマヤナギ
ダイセンキスミレ
ダイセンキスミレ

6合目を過ぎると周りの高木は無くなり灌木となり見晴らしも良くなる。このころからようやく大山特有のダイセンキスミレにお目にかかった。

かなりきつくなった登り道を周りの景色を楽しみながらゆっくりと登って行くと7合目の標識がある。

7合目
登山道

さらに登って行くと8合目に到着。麓の景色や北壁が良く見える。6合目での昼食中に追い抜いて行った中学生の団体さんが休憩していた。

8合目
麓展望
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
群生

特別天然記念物のキャラボクの樹林が見えるころ ショウジョウバカマが群生していた。

すぐにキャラボクの樹林へと入る。

キャラボク

キャラボクの樹林に入るとすぐに、保護のための木道が作られている。木道が始まるころには傾斜も緩くなり、山頂にどんどんと近づく。

木道

山頂の避難小屋の横を通りすぎるとすぐに弥山の山頂である。大山の最高峰は剣が峰であるが崩落が進み危険なため登山禁止となっている。

山頂からの展望は霞みが架かっていて「すばらしい~~~」とまでは行かなかったが剣が峰から蒜山方面や弓ヶ浜方面もかなり見えていた。

空気が澄んでいる時は隠岐の島まで見えるそうであるがこの日は残念ながら見えなかった。

避難小屋
弥山山頂
剣が峰方面
← 左右に動かせます →
残雪

山頂でしばらく休憩の後しばらくは同じ道を引き返す。

稜線そばまで残った残雪を見ながら下り、キャラボク林を抜け樹林帯に入って10分ほど行くと元谷への分岐があり、 ここからは元谷の方へと下って行く。また木々の隙間から北壁が見える。

元谷への下りで見える北壁

元谷への下り道は結構急である。周囲の新緑は夏山登山道より綺麗なようである。

どんどんと高度は下がって行く。

下り道

白モクレンに似たタムシバの木がちょうど見ごろであった。

タムシバ
タムシバ
タムシバ
元谷と北壁
沢沿いの道

分岐から30分ほどで元谷に出る。避難小屋がある。この谷からは先ほどまで登っていた弥山等の北壁が良く見える。改めて崩壊のすごさが目に入る。

元谷のあたりには治山のためのかなり広い道路がができているが、沢沿いの木立の中の道を下って行く。

沢沿いの道にもいろいろな花が咲いていた。

サンカヨウ
サンカヨウ
クルマバソウ
クルマバソウ
大神山神社

元谷から20分ほどで大神山神社に着く。

大神山神社までは観光客も登って来ている。正面の階段を下りると日本一長いという石畳の道を下って行く。

石畳

大神山神社から10分も下ると大山寺がある。寺の中の参道を下ると拝観料を取られるようなので石畳の道で迂回し、 大山寺山門の所で参道に合流する。

参道を真っすぐ下って行くと大山情報館がある。ここがこの日の終点で有る。

大山情報館からも大山が良く見えていた。

大山寺
大山情報館近くから見た大山
鍵掛峠からみた大山

宿へ向かう途中、鍵掛峠からも大山が綺麗に見れた。ここは大山の南側で先ほどの情報館(北側)から見た大山とは形が違う。

大山の西側から見ると富士山形に見えるため伯耆富士と呼ばれているが 残念ながら良く見える場所が無かった。


今回のアップダウンと今年の登破の記録である。
断面図
最高標高1709m
最低標高753m
累計登り950m
累計下り970m
歩行距離9.3km
鳥瞰図

ほぼ西側の伯耆町上空から見た鳥瞰図で、赤い線が今回のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した


鴈野さんちのHomePage TOPへ
ご感想などは鴈野 敏生 まで。