越後駒ケ岳の翌日交通の便の悪い平ケ岳へ 宿に送迎をしてもらって登ってきた。 この日のコースは 中ノ岐林道終点5:30~五葉松~玉子石7:55~8:50平ケ岳8:55~9:00平ケ岳三角点9:30~9:54池ノ岳(姫池)10:05~林道終点12:15 の約9.4Kmのほとんどピストンのコースである。 |
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平ケ岳はこのあたりです。 クリックすると拡大画面に |
踏破ルートです。 クリックすると拡大画面に |
「平ケ岳」ルートと時間
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前日から泊った宿の送迎車で中ノ岐林道の終点まで送って貰いようやく薄明るくなったころから歩き始めた。この日は幸い雨は降っていなかったがどんよりとした天気である。 林道終点からすぐ平ケ岳沢の渡渉がある。木の橋がかかっているが「前日の雨で流されているかも知れない」と送迎車の運転手に脅かされたが無事木橋を渡ることができた。 |
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前日の駒ケ岳は登り始めは緩やかな登りで有ったのと打って変わって、平ケ岳は渡渉後はすぐにかなりの急登が始まる。 最初の30分で五葉松と呼ばれる古い松の枯れた株の所に到着する。 |
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このあたりはぶなや松の巨木が何本もある。厚い樹林の中の急登をさらに進んでいく。 |
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所どころの樹林の切れ目からは霧のかかった近景しか見えない。雨の中の登りに比べれば遥かに楽で有る。 前日の駒ケ岳より花や実が楽しませてくれる。 |
ツクバネソウ |
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ツバメオモト |
カニコウモリ |
ユキザサ |
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木の根や岩のある少々滑る登山道の急登はまだまだ続く。この急な道の脇に実を付けた高山植物が目に留まる。 |
ゴゼンタチバナ |
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急な針葉樹林をさらに登って行くと、登り始めて2時間余りで尾根筋に出て灌木帯となる。 灌木帯にある躑躅類の紅葉はまだ始まったところで鮮やかとまではいかないが十分目を楽しませてくれる。 |
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尾根に出てからは灌木と高層湿原の中の木道歩きとなる。池塘もいくつもある。 滑りやすい木道を注意しながら進むと玉子石への分岐に来る。 |
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分岐を右に曲がって数分で 氷河が削ってできたという玉子石がある。この玉子石も風化が進み崩れる危険があるようだ。 玉子石の後方には池塘の原が広がっている。 |
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玉子石を後にして再び木道を歩く。木道の脇にはオヤマリンドウが群れて咲いていた。 コバイケイソウの枯れて茶色の茎が林立している所もある。7月頃なら花が綺麗なのだろう。 |
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玉子石からは湿原帯の中の下りが少し続く。 |
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オヤマリンドウ |
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途中多少霧が晴れ平ケ岳方面がぼんやりと見えてきた。 左に池ノ岳への分岐を見送って沢まで下ったあと、平ケ岳目指して再び登り始める。登りと言っても大した登りでは無い。 樹林帯に入ったり、湿地帯を通りしているうちに平ケ岳山頂部の湿原帯に出る。 |
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平ケ岳の山頂はだだっ広い湿原になっている。標高がもっとも高いという所には何も標識もなく言われなければ分からない。 最高点から少し戻ったところに平ケ岳の三角点があり、山頂標も立っている。 近くのプラットフォームで休憩していると雲の上に(左から)燧ケ岳、男体山、日光白根山、至仏山の頂上が顔を出してきた。 |
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← 左右に動かせます → | |||||||||||||||||||||||
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平ケ岳での休憩後、来た道を戻り池ノ岳へ向かう。途中沢には下りずに尾根伝いに向かう。 最後の登りの木道で振り返ると雲も切れ始め平ケ岳がだんだんと見えるようになってきた。 |
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池ノ岳山頂に着いた時には平ケ岳の雲はすっかり切れはっきりと見えるようになった。 池ノ岳山頂部も湿原帯であり、「姫池」という標柱は立っているが池ノ岳の標柱が見当たらなかった。 |
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池ノ岳から木道で沢近くまで一旦下り、玉子石方面に再度緩い登りの木道を進む。 湿原や灌木帯を過ぎると樹林の中に入り急な下りとなる。 |
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ムシカリ[オオカメノキ] |
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急な斜面をくだり、最初の休憩地 五葉松に着いて周りを見てみると 登りの時には見えなかったが何本もの急な沢が見える。滝となって流れ落ちているものもある。 |
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さらに下って行くと最初に渡渉した沢へと出、木橋を渡れば間もなく駐車場で有る。 駐車場では宿の送迎車が待っていてくれる。冷えたビールも用意し希望者に売っているようだった。 この二日あまり天気は良くなかったが 越後の山を無事に楽しむことができた。 |
ミヤマセンキュウ |
サラシナショウマ |
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この登山ルートで利用する中ノ岐林道は地元の方の車しか通ることができない。マイカーで行くとゲートから終点まで4時間歩くことになるそうである。 地元の宿に泊って送迎してもらいなさい ということのようだ。 |
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おまけの温泉情報は帰りに立ち寄った 新潟県 湯之谷交流センター ユピオである。、弱アルカリ性単純温泉ということで日帰り\500である。 |
GoogleMapで | ||||||||||||||||||||||
今回のアップダウンと今年の登破の記録である。 |
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西側の巻機山上空から見た鳥瞰図で、赤い線が今回のルートである。 |
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した |