連休中は近郊の山は込むだろうと連休後の平日に以前から登ってみたかった乾徳山にでかけた。
今回はめずらしく車で徳和のバス停まで行きここから周回コースで歩いてみた。
この日のコースは徳和バス停8:40~登山口9:05~銀晶水9:34~駒止9:53~国師ケ原10:35~扉平11:13~12:10乾徳山頂12:30~う回路分岐12:39~国師ケ原13:53~道満山14:35~徳和バス停15:15
の約12.8Kmのコースである。
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乾徳山はこのあたりです。
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踏破ルートです。
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「乾徳」ルートと時間
徳和バス停 | 8:40/td> | 15:15 | 登山口 | 9:05 | | 道満山 | | 14:35 | 国師ケ原 | 10:35 | 13:53 | 扉平 | 11:13 | | 乾徳山 | 12:10-12:30 | ↑ |
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徳和川の橋を渡る手前の徳和バス停横の駐車場に車を止めた。駐車場には登山者らしい車は1~2台しか止まっていなかった。
このコース結構時間はかかりそうなので準備を整えすぐに歩き始めた。一般道路から林道へと様相が変わるあたりに乾徳神社がある。チラッと眺めて進む。
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25分ほど歩くと右側に案内パネルが見えてくる。いよいよ登山口である。登り口近くまで行くと反対向きに大きな登山口の標識がある。
見せる向きが逆なような気もするが、見落とすこともなかろうからいいっか・・・。
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林道からの道を登り始めるとすぐに「熊注意」である。迷うことなく熊鈴をつけて歩き始める。
登山道沿いにスミレが咲いていた。いつもスミレで済ましているが本名?を調べてみようとするがなかなかわからない。これは「タチツボスミレ」のようだ。
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まだ枯れた林の中を進んでいくと、マムシ草の仲間の細葉天南星があちこちに芽を出し、独特の花をつけて居る。
林道を横切ってまた登山道へと登っていく。
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杉の林の中を進んでいくと、道に水が流れ込みぬかるみ始めた。すぐに銀晶水に出る。
水量は少ないとガイドブックには書かれていたがこの日は結構な水量であった。水も十分背負っていたのでそのまま通過。
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何度か林道のようなところを横切るが、道路部分には木が植わっており、林道を廃止した跡なのだろう。
ちょっとした日あたりの良い広場に来ると、小さな板きれに「駒止」と書かれている。
駒止を過ぎると岩の多い登りとなる。なるほどそれであそこに馬を置いていったのかと納得して登る。
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やがて登山道の右側に流れが見え始めすぐに錦晶水に出る。ここもそのまま通過して登ると唐松の樹林帯へとなってくる。
樹林の中に乾徳山が見え始めると間もなく視界が開け、ススキの原に出、ガイドブックで良く見る乾徳山が見えてくる。
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すぐに国師ケ原に出る。一休みしてから直進して扉平を目指す。
扉平まではススキと低木の日あたりの良い登りやすい道である。
前でなにかザワザワっと音がすると思ったら1m以上はある蛇である。
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枯れススキ原の途中で振り返ると半分かすんでいるが富士山が見える。
登山道わきの唐松の幼木の芽吹きも綺麗であった。
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ススキの原を登りきったあたりに大きな岩、月見岩がある。ここで右手の大平牧場の方から3人ずれが登ってきた。今日初めて会う登山者である。
月見岩からすぐに扉平に来る。
このあたりからまた岩の多い道となる。いよいよ岩峰 乾徳山らしくなってくる。
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大きな岩を越えたり、岩と岩の隙間を縫うように登っていく。どこも手掛かりはあるし、高度があるわけでもないので容易に通過できる。
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いくつか大きな岩を越えたところでひょっこりと展望の良い場所へ出る。ここからは甲府方面の市街地の上に富士山が見えている。
こんどははしごを下り、岩のうらの道を行く。
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鎖のかかった岩場を乗り越えていくと一旦平坦部に出る。ここまで来るとあとは乾徳山の最後の岩場が残るだけである。正面には岩ばかりの乾徳山が待っている。
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最後は斜度65度の岩登りである。と言っても足場もしっかりしているし、鎖もかかっているので落ち着いていけばすぐに登りきってしまう。
登りきったところが岩だらけのそんなに広くはない頂上である。
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頂上からの展望は良いはずだったのだが、天気も少し曇り始め霞んでいて遠方は見えない。それでも360度の展望ではある。
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← 左右に動かせます →
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北西方向には何年か前に登った金峰山の五丈岩が独特の形でそびえているのが見える。
展望を楽しんだ後 昼食を食べているとすぐ近くまでしじゅうからがやってきた。食事が終わるころには月見岩で見かけた3人ずれが登ってきた。
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下りは少し北側の黒金山の方に行ったところから分岐する迂回新道を行くことにする。はしごを伝って岩峰を下り 振り返ってみると裏側?から見た乾徳山が岩の塊に見える。
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10分も行くと分岐に出る。やたら小さな案内板が付いている。
この迂回道 大きな岩越えは無いが結構岩の多い道を下ることになる。また一応マーカーは付いているが利用者が少ないのか踏み跡の薄い所もあり
ルートを間違わぬよう注意深く下る必要がある。
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まだ花はつけていないがコバイケイソウの群落地を過ぎ、暗い針葉樹林帯を抜けると高原ヒュッテ(跡)にくる。今は営業はしておらず、避難小屋として利用されているらしい。
高原ヒュッテからわずかで朝通った国師ケ原に出る。
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国師ケ原を朝来た道と直行するように真っすぐ進むとだらだらとした緩い登りになる。花の落ちたずみ(こなし)の林を抜けると「富士見百景」の案内板が立っている。しかし雲はさらに濃くなり富士山は残念ながら見えなかった。
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緩やかな登り道もやがて下り始め、月見岩からの下り道と合流し、大平牧場の鉄条網の柵に沿って下って行く。
松林の中の歩き易い道を歩く頃からポツポツ降ってきたので急いで歩くが幸いパラッときてはすぐ止むようだったので雨具の世話にもならずに済んだ。
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どんどんと道満尾根を下って行くと、少し登りとなり登りきったところが道満山である。
道満山も過ぎさらに下って行くと左からの道と合流する。徳和峠という所らしい。バス停まで15分の案内もある。
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最後の下りを下りきると林道に合流する。こちらの登山口の案内は小さなものだけである。
舗装された林道を下って行くと獣よけのゲートがある。鍵を開けて通り抜け、10分足らずでバス停前の駐車場に帰りついた。
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この日のアップダウンと今年の登破の記録である。
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最高標高 | 2031m |
最低標高 | 828m |
累計登り | 1286m |
累計下り | 1286m |
歩行距離 | 12.8km |
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南西側の甲府市上空から見た鳥瞰図で、赤い線がこの日のルートである。
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距離は歩数計から、登りはカシミールで算出した
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