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蔵王 [ざおう]   2008.8.2(2008.8.5作成)

今回は小学生のころに登ったことのある蔵王であるが、刈田岳駐車場からのスタートのため登山というよりハイキングになってしまった。

この日のコースは刈田岳駐車場5:20~6:13熊野岳6:23~7:16刈田岳7:25~大黒天8:10 の6.4Kmのコースである。

蔵王熊野岳はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「蔵王熊野岳」ルートと時間
刈田岳駐車場5:20
熊野岳6:13-6:23
刈田岳7:16-7:25
大黒天8:10

東京から夜行で刈田岳駐車場に着いたころには途中でぽつぽつ降っていた雨もやみ、曇り空の中のスタートとなった。

刈田岳駐車場のレストハウスの裏はすぐ刈田岳の頂上である。とりあえず刈田岳駐車場から歩きはじめ刈田岳とは反対・左手の熊野岳を目指す。

刈田岳レストハウス
御釜

歩き始めてまもなく、右手に御釜が見えてきた。蔵王は霧がかかることが多く、御釜さえ見えないことが多いようで、曇り空でも御釜がみえたのはラッキー!

火口壁を歩いて熊野岳をめざすが、この登りは緩やかで苦もなく歩ける。両側には花も咲いている。

シラネニンジン
シラネニンジン
オニアザミ
オニアザミ
ヤマハハコ
ヤマハハコ
シロバナトウウチソウ
シロバナトウウチソウ

御釜の周りの火口壁を1/4ほど回ると、御釜の向こう側に屏風岳や刈田岳が入るようになる。

このあたりから左に分岐し、避難小屋を通らないショートカットの道を行く。

蔵王 お釜と刈田岳
御釜
こまくさ

火口壁の馬の背でもところどころにコマクサが可憐な花をつけている。登山道脇のどのコマクサも石で輪が作られ保護されている。

イワオトギリ
イワオトギリ
フジイタドリ
フジイタドリ
コマクサ
コマクサ
シラタマノキ
シラタマノキ

砂礫の登り道をひと登りするとすぐに熊野神社の鳥居が見え、神社の先がもう熊野岳の頂上である。

あいにくの曇り空で展望はパットしない。近くの山は見えるがいまいちである。太平洋の上には雲がかかっているようであった。

熊野神社
熊野岳山頂
コマクサ畑

熊野岳からは刈田岳に引き返すが、先ほどのショートカットの道ではなく避難小屋を経由する道を行く。この避難小屋までの道の両側はコマクサが群生している。 こんなに多くのコマクサが咲いているのを見たのは初めてである。

避難小屋の下で元来た道と合流し、御釜の周りを歩いて刈田岳へと向かう。

最後の階段状の道を登り切ると刈田神社があり、山頂標が立っている。

刈田神社
刈田岳山頂

刈田岳山頂は熊野岳山頂同様に結構広く、神社と反対側には伊達宗高公命願之碑が立っている。この山頂からは御釜の向こうに熊野岳が見えている。

伊達宗高碑
御釜と熊野岳
ヨツバヒヨドリ
ヨツバヒヨドリ

あとは下るのみである。大黒天への下り道は階段に整備されている。こういう道は観光客には良いかもしれないが登山者にとっては結構下りの衝撃が大きく膝に響くものである。 衝撃がかからないよう注意して降りる。道の両側にはヨツバヒヨドリがたくさん咲いていた。

左手の御釜は見えなくなり、爆裂の跡の残ったロバの耳や噴気の跡などを見ながら下っていく。この下り道からの景色の方が 頂上から見たのより火山爆発の痕跡を残しているように思える。

ロバの耳
噴気跡

下ること40分で大黒天登山口につき、この日の山歩きは終わりとなった。

おまけに大黒天から少し下ったこまくさ平によって見た。ここのコマクサはまだまだ小さく貧弱であったが、展望台からは御釜の方から流れでた川が何段にも落ちる不帰の滝が良く見えた。

不帰の滝

この日のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高1841m
最低標高1456m
累計登り189m
累計下り451m
歩行距離6.4km
鳥瞰図

赤い線がこの日のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出


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