しばらく雨が続いたあと、梅雨入り直前に旧500円札裏面の富士山の元ネタ写真を撮ったという秀麗富岳12景の一つ雁ケ腹摺山に出かけた。
この日のコースは大峠10:15~11:08雁ケ腹摺山11:15~大樺の頭11:54~12:25鉄塔12:55
~泣坂の頭14:27~大峰山14:49~水無山15:50~上和田16:50
の14.0Kmのコースである。
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雁ケ腹摺山はこのあたりです。
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踏破ルートです。
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「雁ケ腹摺山」ルートと時間
大峠 | 10:15 | 雁ケ腹摺山 | 11:08-11:15 | 大樺の頭 | 11:54 | 鉄塔 | 12:25-12:55 | 泣坂の頭 | 14:27 | 大峰山 | 14:49 | 水無山 | 15:50 | 上和田 | 16:50 |
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大月の駅からタクシーで40分ほどで登山口の大峠につく。大峠から右手の登山道を登り始めると広葉樹林を抜け間もなく三つ葉つつじが点在する気持ちの良い緩斜面の登りとなる。
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道端にはぽつんぽつんと黄色のスミレ キバナノコマノツメも咲いている。
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ミツバツツジ
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キバナノコマノツメ
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登り始めて50分ほどでもう雁ケ腹摺山の頂上に到着である。大月の駅に着いたときはよく晴れていたのだが山頂に着いたときには雲が上がり、
せっかくの富士山は全く見えない。頂上の富士山の方向には旧500円札裏面の富士山の図柄がここから見たものであることの説明板がある。
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雁ケ腹摺山頂は富士山の方向だけは見晴らしが効くががそれ以外の方向は見晴らしも利かず、早々に次ぎのピークの大樺の頭を目指して出発する。
この日のコースは雁ケ腹摺山まで登るとアプウダウンはあるものの下る一方のコースである。大樺の頭への下り道では右手前方に雲取山が、左手前方には大菩薩嶺が木の間から見えている。
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広葉樹林の尾根の道をどんどん下り次のピークを登ると、大樺の頭である。ここもほとんど見晴らしが利かない。
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このコースは山岳地図では点線で表されている、登山者の少ないコースであるが、大樺の頭からは笹藪がすごい。ところどころではかき分けかき分け進まざるを得ない。
小さな登り降りを繰り返すうちに大きな送電鉄塔の下に出る。ここは電線を張るために伐採したのか南北両方向とも開けている。ただこの日の曇り空では近くしか見えないがそれでも三つ峠、丹沢、箱根方面が見えた。
鉄塔の下は日当たりも良いせいか木イチゴ?も花をつけている。
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キイチゴ
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← 左右に動かせます →
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鉄塔から先も踏み跡の薄い尾根道が続くが新緑のきれいな気持ちの良い道である。
尾根ではあるが両側とも見晴らしは利かない道を、いくつかのピークを乗り越えて進む。
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今回のルートのあちこちで60年に一度しか咲かないという笹の花が咲いている。これだけ咲いていると本当に60年に一度しか咲かないのか疑問に思える。
五葉つつじ(白やしお)や三つ葉つつじもきれいである。
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ササ
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ゴヨウツツジ
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ミツバツツジ
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大きく下ったあとかなりの登りを登り返すと 三角点のある泣坂の頭に着く。名前の由来が分かるような気がする結構な登りである。
さらに尾根の樹林帯の中を進むと大峰山に着く。国土地理院の地図では先ほどの泣坂の頭の方が大峰山になっており、ちょっと混乱する。
ここには小さな祠があるがかなり傷んでいる。
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大峰山から少し南に折れ水無山に向かう。途中で水無山に続く尾根がよく見える。
この尾根でもいくつかのアップダウンを超えていくが200mの標高差がある。
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途中いくつか灌木の枝の覆いかぶさった藪を漕いでいく。
このルートは道標はしっかりついていて迷う心配はないのだが、登る人が少ないのか踏み跡は薄く、藪も多い。
最後はここが頂上~~というほど平坦な水無山であった。
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ギンリョウソウ
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水無山から上和田へは600mを一気に下る。前日までの雨で足場が悪く苦労する。
真白に色の抜けたギンリョウソウを見て、落ち葉を踏んで滑りながらどんどんと下る。
40分ほどで上和田集落の登り口に着く。ここからは舗装道路をバス停まで歩いてようやく終了である。
今回は登りはタクシーで多くを登ってしまったので下りがきつい山行となった。
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この日のアップダウンと今年の登破の記録である。
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最高標高 | 1874m |
最低標高 | 535m |
累計登り | 629m |
累計下り | 1656m |
歩行距離 | 14.0km |
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赤い線がこの日のルートである。
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距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出
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