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生藤山 [しょうとうさん]   2008.3.9(2008.3.16作成)

大分温かくなってきたが、また近隣の山へと出かけた。今回は陣馬山の北西に位置する生藤山である。

この日のコースは和田8:30~佐野川峠9:44~生藤山10:27~11:39醍醐丸11:55 ~醍醐への分岐12:40~夕焼け小焼けふれあい館14:20の16.7Kmのコースである。

生藤山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「生藤山」ルートと時間
和田8:30
佐野川峠9:44
生藤山10:27
醍醐丸11:39-11:55
醍醐への分岐12:40
夕焼け小焼けふれあい館14:20
自然センター

ハイキング日和であったので藤野の駅に着いてみると和田行きのバスには既に多くの人が乗り、発車時にはほぼ満員であった。

途中陣馬登山口で半分以上が下車し、生藤山に登る人も多くは鎌沢入口で降りてしまい、終点の和田で降りた人は数人であった。

和田には自然センターがあり、陣馬山・生藤山等の生物などがパネル展示されていたが、チラッとみて早速歩きはじめる。

和田から少し峠の方に歩いて橋を渡り、鎌沢へと向かう。このあたりには番犬で飼われている犬がほえてくるとは聞いていたが、 私も1匹の犬に数百メートル吼えながら着いてこられいささか閉口した。放し飼いは何とかならないものか。

沢伝いの道を歩いていくと、鎌沢入口バス停からの道と合流し、急な舗装道路を登って行くと鎌沢休憩所に出る。

この休憩所の少し先に登山口の立派な石柱が立っていて、ここから山道となる。

登山口
椿

今までの冬の登山と違い今回は幾人もの人が生藤山を目指しており、抜いたり抜かれたりしながら登っていった。

道端には椿が花をつけている。

このあたりの登りはそれほどきつくない。やがて桜の木がたくさんある、「桜のプロムナード」に出る。 桜の季節には花見客が押しかけるのであろうが、当然ながらまだ蕾も膨らんでいない。

桜のプロムナード
佐野川峠

右手に連行峰であろうか山並みを見ながら尾根道を登っていく。

佐野川峠では石楯尾神社からの登山道と合流し、三国山、生藤山を目指して登る。

このあたりでは雪が降ってもう相当経つはずなのに、日陰ではまだ雪が残っていた。

雪道

緩やかな登り道を登って行くとまた桜の木が何本もある小さな広場に出る。近くには甘草水の水場があるらしい。

ここにはベンチもあるが富士山が綺麗に見える。

さらに登っていくと軍刀利神社への道を分け、三国山への登り道は少し急になってくる。それでも急な登りはわずかで三国山の山頂に出る。

山頂は狭いがまあまあの展望である。

富士山
三国山
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生藤山頂

三国山から生藤山は直ぐである。生藤山を巻いて醍醐丸方面へ行く道もあるが、生藤山のピークも極めた。

ここからの展望は三国山ほどではないので尾根道を醍醐丸目指して歩く。

生藤山頂

生藤山から醍醐丸まではず~と尾根歩きの道であるが、途中 茅丸、連行峰・・といくつかの小ピークがある。 どこもピークの前後が少し急な道になっているが巻き道もある。

できるだけピークを越えて行ったのだが、どういうわけか登山道だけに残った雪がカチカチに凍っており、下りが怖い。 アイゼンをつければ良いのだが、凍ったところは限られており我慢して歩く。

凍結
醍醐丸
醍醐丸

茅丸のあたりで1パーティを抜いてからはほとんど人に会わなくなった。尾根道の最後の登りを数100m登ると醍醐丸に到着である。

醍醐丸は南側は杉林で北側は木が切られて多少山並みが見えるが、日当たりは悪く、ベンチの周りは残雪がある。

昼食を食べていると これから下ろうとする吊尾根から一人登って来る人がいた。聞いて見ると道の無いところを登ってきたとか、五日市からの バスの本数が減ってしまって不便だとぼやかれていた。

残雪

昼食を終え吊尾根へと向かうがほとんどが下り道で、ところどころは残雪が凍っている。

杉の切り出しをしているようで 作業道路と並行するように道は伸びている。吊尾根でも何人かの人とすれ違ったが、皆さん一人である。 グループには人気の無いコースなのだろうか。

吊尾根を歩いていると何箇所かで右手に醍醐方面と案内のある立て札があるが、まだ早すぎると通り越し、市道山まで300m?というところで右に下り醍醐の集落を目指す。

ところがこの道踏み跡が薄くうっかりすると作業道に入り込んでしまう。私も作業道に入り込みあわてて戻るはめになってしまった。

赤テープと白紐のマークはあるので失敗の後は注意してマークをたどる。

山道
林道

分かりにくい道を20~30分下ると林道に出る。この林道への出口には赤紐がぶら下がっているだけで、逆ルートで登ろうとすると分かりにくそうである。

林道を20分ほど歩くと醍醐の集落である。集落の入口ではこの家のご主人が裏山に猿の群れが来て野菜を食い荒らされてしまったとこぼされていた。

見ると山に猿が何匹か歩いている。脅しの花火が何発も発っせられていた。

醍醐集落

醍醐からは舗装道路歩きである。40分ほどで関場のバス停に出たが、次のバスまで相当時間が有ったので 夕焼け小焼けの碑を見学した。宮尾神社への登りを上がると「夕焼け小焼け」の歌碑がある。神社を通りすぎ、 宮の下から夕焼け小焼けふれあい館へ戻ってこの日も終わりである。

夕焼け小焼け

この日のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高1004m
最低標高251m
累計登り1115m
累計下り1223m
歩行距離16.7km
鳥瞰図

赤い線がこの日のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出


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