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御岳山・日の出山 [みたけさん・ひのでやま]   2008.2.11(2008.2.12作成)

今回は何度も行ったことのある御岳山を西から東へ縦走してみた。

この日のコースは奥多摩駅9:20~大楢峠10:53~12:20御岳神社12:40~13:35日の出山13:45 ~三室山分岐14:50~日の出山登山口15:50~日向和田駅16:15 の約18.7Kmのコースである。

御岳山はこのあたりです。
map
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踏破ルートです。
route
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「御岳山」ルートと時間
奥多摩駅9:20
大楢峠10:53
御岳神社12:20-12:40
日の出山13:35-13:45
三室山分岐14:50
日の出山登山口15:50
日向和田駅16:15
奥多摩駅

先週末に東京でも雪が降り、その二日後ということなので気持ち良い雪道歩きができるのではないかと期待して出かけた。

奥多摩の駅に着くと、シーズン中に比べるとはるかに少ないが 登山者が数十人降り立った。しかし、上坂登山口から御岳山を目指す人はいないようであった。/

駅からはしばらく舗装道路を歩き、氷川発電所から養魚場の横を通る道へと進む。

登山口
杉林

奥多摩霊園の前を通り、上坂の登山口に近づいたところで、地元のおじいさんに「御岳山に登るのですか?何人か降りてきたので足跡たどれば大丈夫でしょう」 と声を掛けられる。

まもなくして登山口で、ここから杉林の中へと入っていく。直ぐに雪道の始まりであった。

林の中の雪を踏みながら進んでいく。足跡を見ると下った人の足跡ばかりで登っている人はいないのであろうか?

雪はやわらかく弾力があり、すべることも無く気持ちよく登っていける。

雪景色を楽しみながら登っていくとやがて大楢峠に出る。ここではとの巣駅からの登山道と合流するが、峠で4人グループが休憩していた。

雪道
大楢峠
本仁田山・川乗山

大楢峠からは徐々に雪の量も増え、積雪20~30cmであろうか。気持ち良い緩やかなのぼり道である。

このルートあまり見晴らしは良くないが、途中何箇所かで視界が開け、本仁田山・川乗山であろうか見えている。

この辺まで来ると下ってくる人にも時々出会うようになる。

雪道

御岳山が近づくと吹き溜まったところでは50~70cmも積もっている。踏み外さないよう慎重に進む。

雪の後の晴れた日の登山は本当に気持ち良い。

やがて最後の登りを登ると御岳山の宿坊街である。屋根にも沢山雪が積もり、あちこちで雪かきをしている人がいる。

屋根の積雪

宿坊街の中を登り、樹齢千年と言われる神代けやきの前を登り、御岳神社を目指す。/p>

お土産屋さんの路地を抜けると石段の向こうに随身門が見えてくる。この石段では子供たちが雪を敷き詰めてそり遊びをしていた。

神代けやき
随身門
大菩薩峠記念碑

随身門の横の小さな広場には多くの講の碑に混じり「小説大菩薩峠記念碑」が立っていた。

さらに続く階段を神社目指して登っていく。

参道

階段を上りきったところに御岳神社がある。

このあたりにはケーブルカーで登ってきたと思われる観光客も相当数いた。登山者はお弁当を広げている人が多い。

御岳神社
雪道

再び階段を下り、お土産屋さん街を通りぬけ、東の日の出山を目指す。

またまた杉林の中の雪道を進むが、今までとは違い、カチカチに踏み固められ、つるつるとすべるので安全のためアイゼンを履いた。 誰も通っていない雪道を歩くのも不安があるが、カチンカチンに踏み固められた雪道も足元ばかりが気になってつまらない。

日の出山が近づくと登りも急になるがそれまでは緩やかなアップダウンである。最後の登りを上りきると山頂に出る。

日の出山

山頂では多くの登山者が昼食中であった。

山頂から東の方は都心方面が見えていたが、わずかな休憩で下ることにする。

下り始めの階段の段差が圧雪で埋められ急斜面と化し降りるのが少し怖かった。

急斜面を下りきるとまたなだらかな杉林の中の下り道となる。

都心方面
杉林
作業道

梅野木峠の手前にマイクロウェーブのパラボラアンテナ塔があり、ここから梅野木峠までは作業道路になっているようでスキーもできそうな 道幅である。

梅野木峠から三室山を目指すが山道の下には立派に舗装された林道に雪が積もっている。 最近はどこの林道も立派な舗装道路になっているがどれだけ価値があるのだろうか疑問にもなる。

まもなく二俣尾駅への下山道との三室山分岐に至る。三室山へはピストンルートもあるようであるが少々くたびれてきたこともあり、 パスして吉野梅郷を目指して下る。

三室山分岐

三室山を過ぎると標高も下がり、雪も少なくなる。

多少ひざがくたびれてきたのでゆっくりと緩い下り道を下っていくと、途中琴平神社を通り、日の出山の登山口へと達する。

ここからは舗装道路を歩いて、日向和田駅に向かう。吉野梅郷を通るがまだつぼみも固く一輪の花も咲いていなかったので見物することなく、駅に向かう。

最後は青梅街道を歩き駅に到着である。19km近い距離と予想以上に長距離になってしまった。

日の出山登山口
日向和田駅

この日のアップダウンと今年の登破の記録である。

断面図
最高標高920m
最低標高179m
累計登り1246m
累計下り1370m
歩行距離18.7km
鳥瞰図

赤い線がこの日のルートである。

登破の記録

距離は歩数計から換算、登りはカシミールで算出


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