スリザーリンクの基本は ある辺に線を引くとどこかで問題数字指定の本数の線が引けなくなれば 元の辺には線を引かない、 逆にある辺に線を引かないとどこかで問題数字指定の本数の線が引けなくなれば 元の辺には線をくことです。 しかし毎回このように考えていたら大変です。ある数字の配置の時には上の基本に戻って考えると線の引き方が決まるパターンがいろいろあります。 このパターンを見つけて覚えておくと解くのがスムーズになります。
最初はこの特定の数字が並んだところ、特定の数字が特定の場所にあるところに注目です。二つの数字が縦・横・斜めに並んでいるところでは線分が引けるところが決まるものがあります。
隅や辺でも特定パターンがあります。
次の図を見てください。3が斜めに並んだところ、0と3が縦(横でも良い)に並んだところなどは図のように線分が引けるところが決まります。当然0が指定された枡の四辺には線分が引けませんので線分禁止のマーク×をつけておくと良いでしょう。 ×はあくまでも覚えですので慣れてきたらマークする必要はありません。 次の図のいくつかのパターンでは線を引いたところを線禁止にしたり、線禁止のところに線をひくと確かにどこかで矛盾が起きることを確認してみてください。 自分なりのパターンを見つける練習にもなります。 |
![]() |
あとは線分が引けたところ、線分禁止が確定したところの近辺に注目し、線分の輪が二つにならないように、あるいは輪にならず途切れてしまわないように線を引くにはどうしたらよいかも考えながら線分を引いたり、禁止の場所を決めていきます。 |
|
では実際の問題で考えてみましょう。 次の図が問題です。最初は定型の数字の並びを探します。 |
![]() |
左上の3が斜めに並んだところ、右下の0と3が斜めに並んだところでは次の図のように線分が引けるところが確定します。 同時に0の周りには線分禁止をマークしておきます。 |
![]() |
今度は右下の0の右下の赤の×印を見てください。ここは線分を引くと途切れてしまいますので線分禁止となり、 ここが線分禁止となるとその左下も線分が引けませんので禁止となります。すると青の線分が引けます。 中央上の部分でも赤の×印の部分2か所は線分が引けませんので緑の×印の部分も線分禁止となります。 左上の3が斜めに並んだ部分で赤色の線分を引くと、黄色の線分に決まってしまい、線分の輪が複数できてしまいますのでこの赤い線分は引けない(禁止)ことになります。 |
![]() |
左上の3が斜めに並んだところでは次の図のように緑の線分が確定します。 右下の3のところでも青の線分が確定します。 左下隅の2のところを考えてみるとこの隅の枡の周囲に2本の線分を引く方法は赤色の線分2本を引くか、黄色の線分2本を引くかの二通りしかありませんが、 黄色の線分を引いてしまうとその右上の3の枡の周囲に3本の線分を引くことができなくなりますので、ここでは赤色の線分しか引けないことが分かります。 右上の0と1が斜めに並んだ周囲の赤色の禁止×も決まります。 |
![]() |
左下の2の枡の2本の線分が決まると次の図のように緑色の線分が引けます。 続いて3の枡の周囲は青い線分と青の×印に確定できます。 |
![]() |
続いて次の図のように緑色の線分が決まります。
|
![]() |
次の図のように青色の線分が引けると1の枡の周囲も決定します。 最後は線分のつながりが二つの輪にならないように、一つの輪になるように引けば完成です。 |
![]() |
次の図が正解です。 (×印は覚えです。線分位置が同じなら正解です。) いろいろな手筋がありますので、考えて身につけると難しい問題も解けるようになります。 |
![]() |
次にいくつかのパターン(手筋)を紹介しておきます。なぜこうなるかを考えてみると良いでしょう。 次の図の左上の青の020の配置では青の線が決まります。 上部の 問題の辺に配置された黄色の02では黄色の線が決まります。 右側の 問題の辺に配置された赤色の313では赤い色の線が決まります。 左下の 問題の角に配置された黒色の23では灰色の線が決まります。 右下の 紫色の332では紫色の線が決まります。 中央部の 緑色の32と線分、線分禁止なら薄緑色の線ば決まります。 これ以外にもいろいろな手筋があります。 |
![]() |